第181話
学校に翔君と行くと、なぜか祝福ムードでクラスメートたちに向かえられた。翔君と一緒に来た雪ちゃんも、
「………あれ?」
と目を白黒させてた。
かく言う私も、この祝福ムードにかなり驚いた。てっきりバッシングとかされると思ってたから。だから、ほんとに驚いた。
そして、なぜか私たちカップルは学校公認になっていて。いろんな人から、
「いいな~。」
とか、
「お幸せに~!」
とか、
「キャーっ!会いたかった~!」
とか言われた。
なぜか、一躍学校での有名人になった。
それに・・・そのおかげかわからないけれど、あれから翔君への告白がピタリと止まって終わった。
それにも驚く私たち。とはいえ、翔君はかなり嬉しそうだったけどね。たぶん翔君にとっても、あの告白の量はキツかったんだと思う。
騒がれることになれていない私は、この日からかなり窮屈な思いをする羽目になった。
まぁだからといって翔君と離れたりなんてしない。翔君には何度も『俺のことを信じてほしい』って言われてるし、私も彼のことを信じてるし。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます