第19話

 その発言の意味を先に理解したのは、

「……ちょ、ちょっとまて雪乃!なんでお前の親友巻き込んでんだよ!?」

 意外にも泉川君だった。ちょっとプチ切れてるみたいだ。

 私は、というと・・・その数秒後に真っ赤になってたりする。

「?だって私じゃあダメでしょ。幼馴染みだし部活同じだし、あとマネージャーだし?」

 泉川君の問に、雪ちゃんは首を傾げながら答える。

「っそうだけど……っだからって―――。」

「だって、いないんでしょ?なら、私の親友にやってもらった方がいいかな~と。」

「……っ紅さんは、納得してるんですか!?」

 今度は私の方に話を振って来る。

「っえぇぇ!?その、ええと……。」

 うーん・・・納得してないといえば、嘘になる。なんで私!?ってなってるし。

 けど、この提案をしたの、私だし。責任は・・・まぁ、あるし。

「い、一応は……納得してるつもり、です。この提案をしたのは私だし……責任をとる、義務があるかな~って。」

「ほらほら~桃香も納得してるんだし。どうすんの、翔。」

「……っほんとに、いいんですか?」

 泉川君がまた私に質問をしてきた。彼はまだ私なんかを心配してくれてる。優しい人なんだよな。

「はい。ありがとうございます、泉川君。」

 先行きは・・・ものすごく不安。けれど、責任だけは、しっかり果たすよ。




 その後、私たちは大まかな所の話を相談しあった。で、ファミリーレストランで会計をして3人で帰路についた。

 その間は、あまり体の震えとかなく終えることが出来たと思う。

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