どうか夢を忘れないで
“後悔”だけはするな。昔、誰かが俺にそう言っていた。一体誰であったか? ああ、兄だ。年が五つ離れた出来が良すぎる俺の自慢の兄がそう言っていたんだ。確かその兄がバレーボールを辞めた時ぐらいに言ってたんだっけ。俺はまだ煙草を吸い始めてもないのに、あいつは俺の部屋に勝手に入って来ては煙草に火を点けてそう言いやがった。それでそのまま出て行くものだから、後の部屋は煙草臭いし、大体いきなり入ってきて、言ったのがそれだけであるから意味が分からなかった。でも、今なら分かる。兄はきっと後悔していたんだろう。大好きなバレーを辞めてしまい、非行に走り、バイクに乗り、女を口説き、空いてしまった胸の穴を何とか埋めようとしたが埋まらずにいたのであろう。そして、せめて俺だけには同じ気持ちをさせたくはなかったのだろう。
兄の忠告も空しく、俺は後悔と言う航海をするはめになってしまった。大好きなバスケを自分から手放し、挙句の果てに友達を傷つけて途中に夢をも置き去りにしてしまった。そして、その航海の終着に泉先生はいなかった。これが後悔と言わずとして一体何なのか。それでも諦めず、ここまで来たんだ。やっとここまで来たんだ。今までの普通の幸せも、親への感謝も、バスケがもう一度出来る喜びも、全部全部、泉先生が教えてくれたんだ。高校も受かった。足の怪我も疼かない。友達とも仲直りした。インターハイに皆で行くっても決めた。後は、置き去りにした
“後悔”だけはするなってか。じゃあ今は? 今はどうなんだよ。この先、一体どう行動すれば後悔にならないんだよ。
「――って! またこの病院かよ! もういいっつーの!」
「うるせーんだよお前は! ここ病院だぞ! 何回言えば分かるんだよ、馬鹿が!」
「明だってうるせーじゃねーか!」
「お前等二人ともだよ! ってか島はどこだ!?」
「三人ともうるさいから! こっち、ミネがいるはず――」
広い大学付属病院の中を俺達は駆ける。そうだ、またしてもこの病院だ。先生が入院していた病院と同じ所に島は運ばれていた。集中治療室だか緊急治療室だかなんだかしらんが、島がいるであろう部屋の前には島の家族がいた。藤代の家族も一緒だった。
「――お前等!」
「ミネ! 島は!?」
「いいから、表いくぞ」
「あいつは大丈夫なのかよ!?」
「いいから! 気を遣えよ翔! とにかく表いくぞ」
息を切らして走ってきたが、島がいるであろうその部屋の前には島と藤代の身内でいっぱいだった。そして俺達が現れた瞬間に皆、俺達を睨んだ。奥に胸を抑えながら泣く島のお母さんの姿が見えた。傍には同じ様に泣いている島の弟と妹の姿。さらに、奥にいるのは沈痛な表情を浮かべる島の兄さんの姿。横の椅子に座っているのはきっと藤代の家族だ。唯事では無いことだけは分かった。その場所に、息を切らしながら叫びまわる俺達がいてもいい空間ではないということだけも。俺達はミネに言われるがまま病院の外に行く事にした。とにかく、その場の空気が重すぎたのである。その重すぎる空気は俺達にも攻撃しようとしていた。何でかって言われたら何でかは分かる。俺達が嘗てはろくでもない世界にいた人間だからだ。
「――ミネ、島はどうなんだよ。なにがあったんだよ!」
「落ち着け、洋介。声がでかい」
「
「情報得るのはえーな、明。あんまし言うな。ややこしい事になってる」
「ややこしい事ってなんだよ! あいつはどうなってんだよ!」
「翔、うるせーぞ! 鷹峰、藤代もやられたって……もしかして……」
「安心しろ。強姦はされてねーよ。藤代は軽い打撲だけだ。ただ……島が殴打されている所をずっと見ていたんだろうな。ショックで今は鎮静剤で眠っているだけらしい」
「ミネが見つけたの?」
「ああ。俺が偶々通りかかってよ。洛北駅の近くで悲鳴が聞こえて、走って逃げてくる藤代と出会ってよ。……行ったら血だらけの島がいて――」
「やった奴等の顔は? 見た?」
「見てねーよ。ただ洛北駅の壁にスプレーで“一世会参上”って書かれてた。ヘの字に曲がった金属バットと一緒に。……“あいつら”フルスイングで島の頭打ちやがったんだ。いいかお前等、落ち着いて聞けよ。脳挫傷だかなんだかしらんが、あいつマジで助かるかどうかの瀬戸際らしい。例え助かっても必ず後遺症は残るって話だ……。バスケなんて絶対に無理だって……医者がよ。喋る事さえ難しいって……それも助かればの話だ……」
「……嘘だろ、おい」
「本当に一世会の奴等なのか鷹峰!?」
「ミネ。ややこしいって俺に言ったけど、もしかしてケツ持ちのヤクザ絡みでか?」
「俺もよくは知らねー。施設の年上からそう聞いた。ってかそこら辺は明の方が詳しいんじゃねーのか。兄貴に聞いてみろよ。ただ……『ノースゼロ』の中じゃあ相手の主犯はもう誰かって分かってるって話だ」
「誰だよ! 一世会の奴等か! そりゃそうか! 全員殺すか!」
「間違いねぇな。殺す!」
「おう。速攻で兄貴に確認するわ。その後は別に殺ってもいいんだよな? ケツ持ちなんて知るかよ、俺にはそんなの関係ねー。ヤクザなんて死んでしまえ」
「それは誰? ミネ、一世会の奴等って言ってもさ、多いじゃんか? それ、誰なの?」
「……お前等な、俺は落ち着けって言ってんだよ。そうじゃなきゃ絶対言わねーよ。分かってるのか? 今ここでなにか起こしてみろ、せっかく高校に受かったのに――」
「おい、ミネ。俺が聞いてるんだよ。それは誰なんだよ?」
いつも何かあるとすぐ噛む洋介が噛まねー。いつも何処か穏やかな洋介がいつもより偉そうにしている。いつもの洋介ではない。その眼は俺が見た事もない眼をしていた。口調も言葉の強弱も何処か普段とは違う。少し、いや大分恐ろしく、俺は洋介が怖いと感じてしまった。気押されたのだ。
「……昔、
「おお! “石上さんに入院させられてた奴”か! そいつか! 名前は何だったか! どうでもいいか、殺す!」
「確か……そいつ石上さんの元彼女を犯したんだよな。それで石上さんブチ切れて」
「ああ。入院させられて、そのまま年少入ったろ。で、出て来て……要するに火種が欲しいってことかよ! 『
「“
「石上さんは『ノースゼロ』を抜けて、ヤクザになる。槙島も違うヤクザになるって話だ。だから……その前になのか、それとも上の人間に言われてなのかは俺にもわかんねぇ。唯、明がいま言ったみてぇに、島はほとんど関係ねぇ。藤代はもっと関係がねぇ。もうチームには関係のない人間を襲いやがったんだ、あいつら。お前らとにかく落ち着けよ、石上さんはもう――」
――もうミネの話は充分に聞いた。もう御託はいい。この後にする言い訳もいらないし、考えてもいねー。考える必要も無い。後悔? 知るかよ、そんなもの。するかしないかじゃねーだろ、今は。今やらなきゃ、してしまう後悔だってあるんじゃねーのか? どっちが正しいかなんて今の俺に分かるくらいならよ、今まで後悔なんてしてきてねーっての。分かるかよ……分かる訳ねーだろうが。俺達結局クソガキなんだよ。何にも分からないから“クソガキ”なんだよ。
一旦学校に戻り、グラウンドの隅に建っているプレハブの野球部の部室を目指す。目的は金属バットの入手だ。それをどうするかって? 決まってるさ。俺達も“フルスイング”しにいくんだ。
「――おい! だからお前ら落ち着けって! ここで俺らが手を出したら終いなんだって! なんでわからねぇんだよ!」
「ミネ。さっきから、そー言って俺らに手出しまくってるけどな」
「そーいう意味じゃねーだろ! マジでどつきまわすぞ洋介!」
そう考えながら校庭に出ると、何故か野球部の奴等が集まっていた。どうやら卒業式の予行練習も終わったみたいである。野球部の中には小学校からの馴染みである“
「おー、おー、野球部やってんじゃん」
「思い出作りに最後にホームランでも打ってんのか? 俺らにも思い出作らせてよ」
「上代、星野。なんだお前ら。山岸とかもいやがるし」
「おう、
「だから何だよ。お前、高校受かったからっていい気になってんなよ。俺はまだお前らを認めてはいねーよ。お前らが今まで皆にどれだけ迷惑掛けてきたか分かってんのかよ」
「どれだけ? しらねーよ、そんなことは。ついでにまた迷惑掛けるわ。コレ借りていくから」
「待てよ、まだ貸すなんて言ってねーだろ。島が入院したって聞いたけど……何に使うつもりだよ、それ」
「何にって、打つんだよコレで。野球をしにいくんだよ。安心しろ? すぐ返すから」
春一番が吹くグラウンドに砂塵が舞う。その砂塵を折り、禄助の奴がバットを持ち出そうとする俺に声をかけやがった。禄助がこれから言うであろう言葉は何となくだが、分かってしまっていた。
「――おい“洋介”」
「おお、なんだ“ロク”」
「お前、本当に野球何だろうな。バットは人を傷つける道具じゃねーぞ。それは夢を掴む為のものなんだよ。俺達が甲子園に行くために必要なものなんだよ。洋介だってバスケやってたら分かんだろ? 大好きなスポーツを暴力で穢される虚しさがよ」
「だから野球だっつってんだろ」
「だったらなんでそんな顔してやがんだよ! お前の嘘なんかすぐ分かるんだよ、俺には!」
「いちいち、いちいちうっせーなぁ、おい! お前もゴリポンも何でいつも上から目線なんだよ! 何様だよお前らは! お前に俺のなにが分かるっつーんだよ!」
「なにがって、全部だよ。ずっと一緒だったじゃねーか。小学校から一緒だったって言ったの洋介だろうが」
「なんだよ……それ。意味わかんねーから」
「なぁ洋介、もう情けない奴になるなよ。頼むから。俺はお前を信じたいんだよ……。野球をするだけなら貸してやる。グローブとボールもな。必要だろ、野球にはよ?」
野球じゃねーよ馬鹿が。嫌味かよ、この野郎。なんなんだよ、こいつよ。腹が立つ、本当に心から腹が立つ。でも……そうだよな。バットはボールを打つ為のものだ。決して人の頭をカチ割る為の物じゃねない。ロク達にとったら“コレ”は夢を掴むための大切な道標みたいなもんなんだよな。俺が感じるあの音と一緒でさ。
「……もう要らねぇよ」
「はぁ? なんだ急に」
「俺、野球じゃなかったわ。バスケだった。コレ必要なんだろ? 『甲子園』行く為に。ロク、必ず行って来いよ? 俺達は『インターハイ』だからな」――そう、インターハイに行くんだ。皆と一必ず一緒にだ。危ない危ない、後悔以上の後悔をしてしまう所だった。
ああ、止めなきゃなぁ。先ずは石上さんを止めないといけない。このままだとあの人は本当に甲子園に行ってしまう。インターハイだから。俺達が行くのはインターハイだから。ついでに石上さんのヤクザ入りも止めてやるか。なんてたって石上さんが刑務所なんか入ったりしたら、もうずっと甲子園もインターハイも行けないからな。全部止めてみせるか。止めれないものなんて、この俺にはないのだから。この世にはないのだから!
「おう! “バカ翔コンビ”! 野球じゃないから! 明も行くよ! あとミネはマジで殴りすぎな! 後でやり返すから!」
「ああ!? 何だよ急に! ってかバカじゃねーから!」
「おおそうだよ! 翔と一緒にすんなって!」
「それよりどうすんだよ洋介! 俺は絶対に槙島のやつ許さねーぞ!」
「俺だって許さねーよ! とりあえず石上さん探しにいくぞ――」
「――おい、
「なんだ、
「洋介のこと頼むわ」
「わーってるよ。こっちは心配すんな。高校も受かったし、あとはインターハイ優勝するだけだ。禄も絶対行けよ、甲子園」
「誰にもの言ってんだよ、あの禄助様だぞ。……じゃあ卒業式でな。待ってるからな」
「おう、またな」
後悔だけはするなってか? “もうしねぇよ”。後悔は泉先生の時だけで充分なんだ。後悔はバスケから離れた時だけでお腹一杯なんだ。これからどう行動するのが正解なのだろうか? 果たして、それは今の俺に分かるはずもない。でもこれだけは分かる。槙島のクズ野郎と同じ事だけはしてはいけない。そしてそれを、身内にもさせてはいけない。
島の事はもう神頼みしかない。なに、絶対助かるさ。天国にいる泉先生が絶対に助けるさ。俺はそう信じている。それにあいつの事だ、奇跡的な回復でまたバスケが出来る様になるさ。俺はそう信じているから。
今、目下の優先課題は『切れたらヤバイ石上悟志さん』を止める事である。石上さんが切れる前に止めないと、本当に取り返しのつかない事態になってしまう。もう切れているだろうけど、マジで切れる前に止めないとだ。
だがしかし。どうやら、『一世会』の奴等は本気で『ノースゼロ』を潰す気でいる事を俺達はこの後に感じてしまう事となる。そして、まだ中学生の俺達が何もできない現実が待っているという事もこの後に嫌と言う程に味わう事ともなる。
――丁度、学校の校門を出た時である。翔太の携帯に着信があった。
「ん?
――同時にミネの携帯も鳴った。
「勝っちゃんから?」
――確かに『一世会とノースゼロの抗争』は、俺達が知り得る常識の範疇を超えていた。
『星野か!? お前等は無事か!? それならよかった! とにかく石上のやろー見たら速攻で連絡くれ! あと、絶対に一人で行動するなよ! あいつら、真剣に俺等を潰そうとしてやがる!』
「潰そうとって、何があったんですか間中さ――」
『佐藤と鈴木が車で轢かれたんだよ! 佐藤は骨折だけですんだけど、鈴木は意識不明の重体だ! とにかくまた連絡するからよ!』
『おう、生意気小僧のミネ。お前、今から速攻で
「待てよ、勝っちゃ――」
二人の携帯電話からは、俺達にも分かってしまう程に相手の声が聞き取れた。状況を飲み込むのに数秒程かかってしまったが、俺はすぐに頭をフル回転させた。
「おい明! 香澄さんの家知ってるだろ! 任せたからな!」
「お、おう。なんで生徒会長――って!」
「あいつらマジか! 家族も危険ってか!」
「翔と翔太は速攻で家帰れ! ミネは由利さんか? 急げよ!」
「分かってるよ! 洋介は!?」
「俺も家に! 親が心配だ……。とにかくみんな後で連絡を! おい明、香澄さんの事頼むな。任せるようでごめん」
「なんでお前が謝るんだよ、任せとけよ。お前の変わりに守ってやるよ」
「アホ抜かせ。じゃあみんな絶対連絡しろよ!」
『おう!』
俺達はとにかく其々の向かうべき所へと全力疾走した。何故俺達は走る? これが青春だからだ、と言ってられる状況でもない。家が心配だ、家族が心配だ。頭をフル回転させたが、果たしてこれで正しかったのだろうか。俺はポイントガードなのだからしっかりしないといけないのに。
――そんな事とかを考えていると、俺はさっきの選択は間違いだった事に気付く。ふと前を見ると、目の前には”数人のバットを持った男達”。そうだよ、さっき言われたじゃんか。一人で行動するなって。馬鹿じゃん俺。知ってるよ、三馬鹿の内の一人が俺だってことも。でも当たりは引いたかもしれないな。
「お前、元ノースゼロの山岸だろ。高校受かったんだってなぁ。おめでとう。ああ、俺達――」
「“槙島”だろお前。知ってるよ。ゴミがよく俺の名前をしってんな。偉いじゃねーか、ゴミなのに」
「……“ゼロ”の人間はどうしてこうも口の効き方がなってねぇんだろうなぁ、おい。轢き殺していいぞ、こいつ。殺れ」
俺でよかった。こいつが此処にいるって事は皆の所には行ってないはずだから。さぁて、どうする。殺すか、うんそうだな。殺っちまおう。どうやればいいかは解らないけど、とにかく殺ってしまおう。ああ、なんだっけかな。何か大切な事を思い出さないといけない雰囲気。――ああ、そうだロクだ。ごめんなロク? “バット”で殺っちまうわ。許せよな? って、結局バット持って来なかったんだった。これではまるでやばい奴じゃんか、俺。まぁもうどうでもいいか。とにかく
薄暗い照明に、薄暗い色をしたカーテン。煙草の煙が染みついた壁紙とビールの空き缶に囲まれるこの空間。何時からこうなったんだっけかな。もう、随分とカーテンを開けた覚えがない。陽の光を真っ当に見たのは何時だったか。もう思い出す事さえ鬱陶しいと感じてきた。それでも時折、瞼の内に浮かぶあの素敵な思い出は何だったかと考えてしまう自分がいる。朽ちかけのアパートの狭いこの一室で、俺は確かに夢を追いかけていた様な気がする。でもそれは何だった? もう思い出す事もできそうにない。
誰かが扉をノックした。久しぶりの来客だ。一体誰であろうか? もしかして、あいつだったりはしないだろうか?
「お前、なにしてんだよ。ゼロの非常時だぞ。分かってんのか?」
ああ、なんだ。あいつじゃなかった。
「聞いたろ、佐藤と鈴木もやられた。鈴木はいよいよヤバイって話だ。ガキ共の島って分かるか? あいつもヤバイ状態らしい。石上は連絡つかねーしよ。……お前何時までそうしてるつもりだよ! しっかりしろよ! お前はノースゼロの頭なんだぞ、“カジ”よぉ!」
幼馴染の
「なぁ、幸平。もう春か?」
「ああ? なに言ってんだよ。俺の話聞いてたか?」
「聞いている。もう春か?」
「もうまもなく春だろ」
ノースゼロの頭である『
「そうか、春か。卒業だな、卒業。芽出度く祝ってやろうじゃねーか、皆をよ。ちょっと待っててくれるか? 銭湯でも行って髭とか剃ってくるからよ」
この人生から卒業するという決意を。
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