蝉の声が聞こえ始めましたよ夏ですねえ! 七月です!
信じて貰えなくても、本当にあった話達。
本人から直接聞いた訳では無いのですが、職場の同期の方に、霊感の強い方がいるんですよ。まあだからと言って、職場でホラー映画みたいな現象が起こった事は、今の所無いんですけどね。起きたら転職考えてますし、もっと早く書いてます。と言いますのもこの話、聞いたのもう二週間ぐらい前なんですよ。
勤務中にふと、上司と映画の話になった際、どうしてかオカルト的な方へ話が転がりまして……。いや、「私が最後に映画観たの、『アナベル 死霊館の人形』でした」とか言ったからだったって今思い出しましたが――。その流れで、「そう言えば木元さんと同い年のAさん、物凄い霊感強いんだよ」と聞いたんですよ。うそぉ。マジぃ?
Aさんと言えば、一円玉を百円玉と間違えて、「はい百円」と言って一円玉を渡してきたりする、ちょっと抜けてる所はありますが真面目な方です。不仲って訳では全く無いんですけれど、一緒に仕事をする機会はあんまり無いんですよね。「何で木元さんって敬語で話すの? 同期なのに」。「何か昔からの癖で、後輩にも敬語が取れないんですよ」。が、顔を合わせる度にする遣り取りでしょうか。週に三回ぐらいは、擦れ違うように会ってるんですかね。
ある時から、そのAさんの自宅にあるティファールが、暴走するようになったんです。あの、便利らしい湯沸かし器。
私は持ってないのでいまいち分からないんですけれど、あれってコンセントに差したからって、はい沸かしますといきなり動き出したりはしないんだそうです。ちょろっと調べましたが、蓋を開けて、水を入れて、専用のプレートに乗せて、コンセントを差して、あとは電源を入れるだけ。超簡単。なんですけれど、電源を入れていない、コンセントを差しっ放しにしていた状態のティファールがある日突然、ボコボコ激しく音を立てて、中の水を沸騰させていたそうです。
電源が入っていない、OFFの状態で動いているのなら、もうコンセントを抜くしかありません。Aさんは慌ててコンセントを引き抜きましたが、自分が電源を入れていたのを、うっかり忘れていた訳ではありませんでした。まだ小さいお子さんのイタズラだろうかと、コラ! とAさんは声を尖らせながら、家の中を見渡すように、振り向きながら視線を投げたんです。そしたら、いつもリビングの壁に立て掛けてある姿見が、直立していました。
上司の話はそこで終わったので、当時のその後の状況は分からないんですけれど、また別の日ではAさんは、寝ている間に誰かに……。
私が憑かれてたかもしれないっていう話は……。もうこのエッセイの中で書いてるんですかね? 長くやってるので忘れちゃいましたけれど、気付けば怪談をするのに丁度いい季節が目の前ですし、このエッセイの中で書くか、短編として書いてみようかなと思います。ちなみに、初めて末弟に私のこの件を話した際は、23時から話し始めたという時間帯もあったでしょうけれども、超ビビられました。でも私はその直前に、彼から怖い都市伝説をさんざ聞かされていたので、お相子だと思います。「さっちゃん」の歌は本当は惨たらしいものらしいとか、「さっちゃん」の歌は何番まであってとか、テケテケの話とか。私テケテケが大の苦手でして、もうふざけんなと思いましたよ……。テケテケのですね、テケテケに限らずホラー映画やホラーゲームでも定番と言ってもいいベタな要素なんですけれど、私あの、カサカサと高速で動かれる動作が本当に苦手なんです害虫みたいで。あとは何聞いたっけ……。かごめの歌ですね。さっちゃんと言い、テケテケと言い、どれも有名な話だそうですが。
とまあそんな感じの、気味の悪い話を聞きました。信じるか信じないかは、あなた次第。私はやっと書けて、気分がスッキリ。
では今回は、この辺で!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます