全く面白くない長話をします。


 チッス。木元です。

 あんまり暗い話するの好きじゃないんですけれど、ちょっとカチンて来た事書きますね。


 小説とか、絵とか、漫画とか、写真とか。こうして自分で作ったものをネット上で公開していると、公開している場所にもよりますけれど例えばカクヨムさんとかだと、ランキングって、あるじゃないですか。それはごくありふれた、どこにでもあるシステムです。

 それは、自分で作ってはいないけれど、それらの作品を閲覧する側の受け手からすると、人気順に並べられてて、つまりは面白い順に並べられていますから、便利で、楽しいものです。でもそれは作り手からすと、あるが故に嬉しくなったり、悔しくなったりするものです。

 書いてると読者になる事も多分にありますから、純粋に受け手としてランキングというシステムを眺めている時もありますが、それでも心のどこかでは、羨ましいといった書き手の心が、誰しもあるのではないかと思います。こんなに評価が付いてて、凄いなあとか。自分が書いてるものとどうしても、比べてしまう瞬間というものが、あるのではないでしょうか。特に、そのランキングに名を連ねるという事の難しさを初めて知った、作り手側に回ったばかりの頃とか。

 やめてしまう人って大抵の場合ここで折れて、去って行くんですけどね。ものづくりを趣味にしてる人達って、あんなに楽しそうに充実したような日々を送っているけれど、いや、こんなに苦しい事、何でわざわざやってんのって。あの人達の作品はあんなに見られてるのに、自分のはたったこんだけじゃんって。よくやるよね。自分が作ったやつより面白いものなんて沢山あるし、自分より上手い人だって沢山いるのに。


 てめえはものを知らねえな。何かを作るというのは人生の縮図であり、本来は苦悩と挫折にまみれた、それは地味で堪らない作業なんだよ。特にこうした、自分一人の作業だけで完結してしまえる小説といった創作物をやる奴は、孤独で仕方無いんだ。書こうと走り出す時も、書き上げて走り切る時も、最後まで一人なんだから。コースを決めるのも、どこをゴールと決めるのも、全部自分しか頼りになる奴がいないんだよ。

 誰かに頼めばいい? 馬鹿野郎。それに値段を付けられるのは、そいつを作った奴だけだ。何にも知らねえ何にもやってねえ奴なんかに、そんなもんでいいんじゃねえかなんて言われたいなんざこれっぽっちも思っちゃいねえ。そういうのは、出来上がってからの評価でいいんだよ。

 最後まで自分で選び抜いて作るから、ものづくりってのは楽しいんだ。分からないなりに一生懸命考えて作るから、誰かから貰える評価が、堪らなく嬉しいんだ。

 そいつを作り上げる為に要した時間全てが、間違いでは無かったと報われる。要は、目標の為に懸けて来たもの達が評価される。ほれ、この長く苦悩に満ちた、制作過程というその道のり。人生そのものじゃないか。そういう、苦しみという努力があってこそ、創作ってのは楽しいんだよ。何か作ってる奴ってのは、そういう苦みも美味いと言える奴らで、だから誰かが作ったものというのは、あんなにも素晴らしい。その作品に、そいつの全てが詰まっているから。

 評価もされないのに作ってるなんて馬鹿みたい? 違うな。ものづくりをやる奴っていうのはきっと、それは挑戦が好きな生き物なんだ。頭の中の想像を、小説という形で現実に引っ張り出してみたいなんて、それは困難だと誰しも分かる、無謀を好んでいるという時点で。私はそうだと思ってるし、実際勝負事には燃えて仕方無い。難しいって分かりながら、それでもやってみたいと思えて、かつ挑み続ける事が出来るなんて、ああきっと、馬鹿だと言う奴らはいるだろうさ。戦う事を知らない奴らが、好き勝手に言うだろう。いつも誰かに値札を付けるのは、お前らみたいな、声だけでかい野次馬共さ。


 かなり重いんだろうなって病気を抱えながら、小説を書いている方がホームにいるんです。短編だったり、こうした日記っぽいエッセイだったり。更新のペースはそれはゆっくりで、思い出した頃に更新のお知らせが来るような。

 エッセイっつか日記……。ですかね? あんまり両者の違いが分からないんですけれど、そこには結構赤裸々に、それまでの人生とか、病気の事とか、書かれてるんですけれど。最近サッパリ更新されなくなって、マイページ覗きに行っても音沙汰無しで、まあまた気が向いた時にでも顔出してくれてたら、嬉しいなって待ってるんですけれど。


 ホームでもランキングってあって、見に行く事あるんです。たまに。好きじゃないんですけどね。

 昔っから私の趣味が、流行りと同調した事が無くて、関係が無いってどこかで思ってるからもあるんですけれど、見るつもりは全く無かったのに意図しない形で、人間の悪意が見えてしまう事が、よくありますから。カクヨムさんでもあるじゃないですか。まあ私も可愛い範囲で食らいましたけれど、お返し目当てのレビューとか。どこにでもある事で、ありふれた話なんですけどね。


 そういった、ランキングでの上位作品とは、言ってしまうと羨望と同じぐらい、嫉妬の対象にもなります。実際そういう迷惑食らって、賞かかってんのに叩き落されて嫌んなって、参加を取りやめてしまった方もいるそうですし、コンテストとか関係無い普段のランキングにもいるだけで、うぜえコメントわざわざ残されたり、嫌味なレビュー書いてったり。

 ホームではもっとえぐい奴を見かけた事もありますし、ああ、もし同級生でクラスメートだったら、絶対卒業までにこいつぶん殴ってただろうなって、酷い奴もいました。


 そうやってこうして、ネットで小説書いてる内にまあ、色々見たくもないものも見て過ごしていますとですね、ふと気付いた時があるんです。そういう事する奴って、自分の小説がほぼゼロって言ってもいいぐらい読まれてない書き手か、そもそも何も書いてない読み手だと。あくまで私の感覚での話として捉えて欲しいんですが、特に心無いコメントとかレビューをわざわざ残してく野郎って、読み専に多いんです。書かないけど、読むよって人。


 書き手の場合評価が欲しいので、媚売って来るんです。「面白いですね!」とか、「木元さんの小説は面白いからな!」とか。カクヨムさんで言うと、フォローに当たる事もせず、突然満点の評価だけ投げて立ち去って行くみたいな事して、兎に角こっちの気を引こうとあれこれやって来るんです。見え透いてるんで無視するんですけどね。大抵放置してれば、飽きてどっか行きますし。

 でも読み専の場合の変な奴って、別に評価して欲しいものとかありませんから、ホントに好き勝手書くんですよ。「つまらない」とか、「何で人気なのか分からない」とか、「流行に乗って見られてるだけ」とか。「更新遅い」、「他の作家さんはこれぐらいのペースで書いてんのに、お前こんだけ?」「のろいならのろいでちゃんとコメント出して説明しろよ」


 すげえムカつくんですよ。そういうの見かけちゃう度。


 被害者が自分じゃない、その方の作品一度も読んだ事が無ければ、私の小説読んで貰った事も一度も無い、本当に知らない誰かでも。


 嫌なら、読まなきゃいいじゃないですか。私達素人ですよ? プロの小説家が書いたプロの小説読んどけば、そっちのほうが絶対に面白いしある程度の刊行ペースも約束されてるじゃないですか。

 それぞれの生活もあります。学生もいます、社会人もいます。主婦にお年寄りもいますし、フリーターにひきこもり、病気を抱えながら書いてる人だっているんです。誰が偉いとかじゃないんですよ。それぞれの生活とか人生の中で頑張って時間見つけて、誰にも見られないかもしれないけれどそれでも書いてみようって一生懸命誰かが作ったものに向かって、お前ら、よくそんな事言えるよなって。


 その辺未だに、全く大人じゃない私は、自分が謗られたようにムカつきます。

 どうしようも無く腹が立って、悔しくなります。

 だってそんな事を書かれなければならない事を、その人は何もしてないんですから。

 ほっときゃいいじゃんって大人になる程言われますけれど、私はそういう大人には、なりたくありません。お人好しですから。


 それに、そういう言葉を浴びたクリエイターって、そういうコメントの削除依頼とか、迷惑行為を受けましたって報告、運営さんにしない事多いんです。負けた気分になってしまって。だから敢えて放置して、向こうが飽きて離れていくのを待つか、「すみません」とか「ご指摘ありがとうございます」とか、全然思ってないけれどコメント返して大人の対応で丸く収めるか、ショックを受けて徐々に顔を出さなくなって、気付いたらいなくなってるか。放置したらしたで図に乗って書いてくる奴もいれば、その一回でどっか行く奴もいますから一概には言えませんけれど、でも、通報出来る力を持ってるのって、被害者だけじゃないですよね。見かけたら連絡してねって、運営さん言ってます。

 だから、被害者の方のやり方とかプライドに、反するかもしれませんけれど、今朝報告しときました。黙って見過ごす事だけは、絶対に許せなかったので。

 嫌いなんですよ。「自分には関係無い」って言葉が、幾つになっても堪らなく。




 まあ要は、今朝変なの見かけたんで、通報したんですよってだけな話なんですけどね。

 『鬼討おにうち』の予約投稿の時間を調整しようと「フンフフーン」って、眠いくせに気分だけはアゲていこうと、安い鼻歌を歌ってカクヨムさんに入ったら、たまたま目に付いちゃいまして。


「グッハいや分かっとったけどコンテストランキングマイナス14位で『鬼討』36位ィ……。泣きそう……。――うん……そうよね……。(聖女のイメージで胸の前で両手を組んで)きっと悲しみが待つばかり……って――ん? 何やこれ? えっ? ――ハァン何やねんコイツちょっと運営さぁあああああん(まず小一時間程悩み押すか押さないかも三回ぐらい迷ってから通報ボタンをクリック)!!!」


 やっぱりお節介だったでしょうか? あー……。今頃になって強烈に後悔してんですけれど……。何か運営さんから注意受けたら、ちゃんと謝って、土下座します。ハイ。

 『鬼討』のジャンル、間違ってラブコメとかに振ってない? 文字数とか、参加する部門の確認とか、応募に関しての決まり事、ちゃんと守ってる? グロいやつには残酷描写有りのタグ、バイオレンスが入ってるやつには暴力描写有りのタグ、エロいやつには性描写有りのタグ、ちゃんと付けてる? うん。いける。エロくない。急にあの人脱衣するけどあれはほら、ちゃうし。ウン。


 あと皆さん、読んでくれたりフォローして下さったり、レビュー下さったり、コメントとか、応援ボタンとか、ありがとうございますね。落ち着いたらそれぞれに、ちゃんとリアクション返します。あと、心当たりのある方々には言っておきますが、私の名前は撃沈丸でも激減丸でもなく、ストレス☆毛根撃丸です。見てるからなてめーら。何私のいない所でおいしいボケをかましてるんですか。誤字ってくれて全然いいんで、じゃんじゃん私の名前を出して、その存在を知らしめて下さい。


 それじゃあ間に合うか分かりませんが、『鬼討』書いてきます。皆さんも創作活動、頑張るのもいいですけれど、まず楽しんで下さいね。



 では今回は、この辺で。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る