第3話 不審者はぶっ殺せとか

最近、日本は安心・安全な社会を目指して、その成果をあげつつありますが、

日本人の心はより狭く、弱いものになっているように思います。


そして、その安心と安全は「持てる者」のためにあり、

「持てる者」の悪意とか猜疑心とかの皺寄せは全て、

バカ・貧乏人・変態・ブラ汁人など「持たざる者」に押し付けられています。

それで解決したつもりになっているのでしょうが、

やられた方はいつもまでもそれを覚えています。


大らかだった昔に戻れとは言いませんが

何らか別の道を模索するべきだと思います。


すでに、虐殺への初期段階である「識別」は始まっています。

早晩、これは次のステップある「排斥」に移行します。


所詮は人間の考える事です。


もしも、めでたく「持たざる者」を社会から全員排除したところで、

次の生け贄探しが始まります。

その犠牲者はアナタです。



今ならまだ間に合います。

いつまで生贄を捧げ続ければ良いのですか?

私達は忍耐と恥を知るべきです。

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