第9話 デートのような何かと
翌日の昼下がり。
昼食を摂り終えて宣言通り一人でホテルを出ていった葵は、際に「マスカロンとか色々寄るから帰りは夕方になる」とだけ残した。
すぐにでもどうにかしたいというのにどうにも出来ないもどかしさがあるだけに、僕らはホテルでゆっくりしていようかという話も一時出たが、桐島さんの言で、せっかくだから取材探訪をしに外へ行こうという結論に至り、ホテルを出てサンマルコ広場へとやって来ていた。
黒を基調とした高校制服のような服装に身を包む桐島さんの横に着いて、ではまずどこから行こうと話をしながらゆっくりと歩く。
昨日に比べてやや人通りも多く、移動手段は同様にゴンドラではなく徒歩になりそうだ。
「近場はリアルト橋に行きましょう。あそこも立派な観光地です」
「本当に近場だ。ここからだと二、三分といったところですよね」
「ええ。そう遠くない方が良いでしょう?」
「僕は別に構わないのですが。まあ、行きましょうか」
変な気遣いに見舞われながら、サンマルコ広場を抜けカナル・グランデへ。
リアルト橋。
白い巨象の二つ名を持つ、アーチ型の大理石の橋で、当初木造だったものを十六世紀の末に石造へと作り替えたものだ。
橋の上にはアーケードが作られ、土産屋に貴金属店といった店を設けている。
「アーチ頂上の開けた所からは、この辺り一帯の街並みが一望できるみたいですよ。行きましょう」
下手に高いテンションで、桐島さんは僕の袖を引いて橋の方へ。
そこからの眺めは最高だった。
快晴の晴天の下に広がる澄んだ青の運河、白い建物群は、なるほど一望と呼ぶに相応しいパノラマで以って楽しませてくれる。夜景と違って色とりどりとまではいかないその景色は、行き交うゴンドラの遅い速度もあって、落ち着いた雰囲気を感じさせた。
桐島さんは、アーケードでいつの間にか仕入れていたらしいワインボトルを手に持って横に並んだ。
嬉しそうに見せびらかしてくる分には全く問題ないのだけれど、まだ飲むのだな。
並んでしばらく景色を眺め、それなりに時間が経過した時。
桐島さんが僕の腕をつついて気を引いた。
「葵さんのことを考えてますね?」
「分かっちゃいますか」
「それはもう当然。”不安”の色しか視えませんから」
不安の色。
他人の感情を識別出来る目で見た際の、今の僕の色だ。
「勝手に見ないでください」
「視えてしまうんです。許してください」
そうして、また耳には波と人々の喧噪だけが届く。
「一人でお散歩と仰ってましたが、きっと一人ではない――と、分かってはいるのでしょう?」
「そうじゃないかなって程度ですけれど」
「なるほど」
僕の不手際で飛び出していったのは衝動的なもので、冷静になった後で、知らない異国の地――それも初の海外、迷宮都市とまで言われるここヴェネツィアで、女の子が一人悠々と歩くなんてまず思わない。
誰かここの人と待ち合わせでもして会っているのだろうと。
誰か。
リルだ。
「葵さんには嘘の色が視えました。変わった嘘の色が」
「変わった?」
「ええ。嘘にも色々と種類がありまして。他人を欺く汚い嘘、他人を心配させないと吐く優しい嘘。しかし葵さんは、そのどれとも違う、何と言いましょうか――自分の為に他人を心配させない嘘、とでも言いますか」
それは無茶苦茶な話だ。
自分の為に他人を、なんて、矛盾もいいところだ。
と考える僕とは打って変わって、桐島さんはまた別のことを考えていた。
「私は、ちょっとだけ安心しました」
「安心?」
嘘の色が視えたのなら、何か隠していることがあるのではと疑ってかかるのが自然ではないだろうか。
「嘘の色が視えたという事は、そこに葵さんの”意思”があるということ。リルちゃんがもし私たちの考えるものだとして、それならそこに医師はない筈なのです」
「それはそうでしょうけど、それが今日起こらないとも限らない」
「いいえ、先ずあり得ないでしょう。単独で行動していた昨日にそれがなかった時点で、わざわざ今日やる理由はありません」
道理だ。正しい。
しかし、ただ正しいそれが、人間の曖昧で揺れやすい心に、そのまま直結することはない。
得てして変化しやすいもので、その場の衝動的なもので、移ろいやすいものだ。
が。
それで納得している、出来ている自分もいる。
どこかで、そうなのだろうなと思っている節がある。
「今日のところはひとまず、安心しても良いのではないでしょうか」
と、桐島さんは目を閉じて、風をその頬に浴びた。
間違ってはいないのだけれど、やっぱりまだどこかもどかしい。
そんな微妙な感情を抱く僕に、桐島さんは「綺麗ですね」と微笑んだ。
向けられた視線の先には、変わらぬ美しい景観のヴェネツィアの街並みが広がっている。
ゴンドラはゆっくりと、ゆったりとその大きな身体を動かす。
日本の船とは逆向き、操舵者が後ろに立って前へと進むという性質上、力が込めにくく速くは進まない。
日本人の観点からすると、値段も張ってそう易々とは乗れないものだ。
そんな人には、”トラゲット”と呼ばれる渡し船がおすすめだったな。
七十から百ユーロする観光ゴンドラより安価で楽に乗れる、鐘楼展望よりもリーズナブルな一回二ユーロで対岸まで連れて行ってくれる。
お金もそれほど自由に使えず、そう時間もない。ただしゴンドラは体験しておきたい。そんな人には是非勧めたいものだ――と、それまで考えるだけの時間を置いた頃、桐島さんが指先で僕の頬をつついた。
何かと思い顔を向けるや、僅かに膨れっ面をした小顔が至近距離に。
「私も、一応女性なんです。葵さんのことが気になるのは私も勿論同じで、心配でもあります。けれど、それでもと出て来たせっかくのデートなんですから、楽しまないと」
「デートって……取材じゃなかったんですか?」
「勿論ついでです。お仕事はちゃんとします。それとも――嫌、ですか?」
「嫌だなんてそんな――」
そんなことは有り得ない。寧ろ褒美だ。
しかし、桐島さんは何と言うかこう、僕には過ぎたるものなのだ。見た目麗しいのに加え、内面も綺麗で美しいときた。そんな人、物理的に今こうして隣にいるのも畏れ多いというのに。
「忘れろ、とは言いません。でも、今気にしても仕方のないことなら、いっそ時間は有効に充てましょうよ」
と言って、
「神前さん」
「何ですか?」
「興奮の色が漏れていますが」
「緊張ですよ!」
「ふふ。隠し切れないなら、いっそ楽しんじゃえば良いんですよ。エスコートはいたしますから」
「それも立場が逆な気が……まあいいです。写真は忘れないように」
「勿論です」
渋々と”デート”なる単語を受け入れた僕に、桐島さんは満足げな表情。
大人な女性との付き合い方って、分からないものだ。
せっかくのデートだということで、桐島さんたっての希望で少し遠出をしようということになった。
目指す場所は、行ってからの楽しみらしい。
サンマルコ広場端のフェリー乗り場から船に乗り、約四百メートル程の距離を揺られる。
船の上での時間は、桐島さんの長い髪が風邪に煽られる度、潮風に乗ってシャンプーの良い香りが鼻を突いてとても落ち着かなかった。
「着きました、サン・ジョルジョ・マッジョーレです!」
フェリーから島に降り立った桐島さんは、年甲斐なくはしゃいで両手を広げている。
あまりに幼く、可愛く見えてしまったものだから、一日目のようについ苦笑してしまった。
サンマルコ湾に浮かぶ孤島。
ベニス屈指の絶景だと謳われる景色を眺めることの出来る鐘楼、絵画”最後の晩餐”などを見ることが出来るが、何より目を引かれ、惹かれるのは――
「サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会、別名”水辺の貴婦人”です!」
またも両手を大きく広げて、その堂々たる建造物の前に仁王立つ桐島さん。
頬を染めて喜ぶ姿は、見ていて飽きないものだな。
移動中の海上からでも分かる程の存在感と大きさを誇る、ルネサンス様式の教会、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。
一五六六年に建築が開始されておよそ半世紀をかけ、一六十年に完成した。
大きさもさることながら、それに甘んじない細部のこだわり、一ヶ所一ヶ所丁寧に造られたこの姿は、その年月と努力の甲斐を雄弁に語っている。
中に入れば、白と褐色のタイルが交互に敷き詰められた床を、古代ローマの浴場にしばしばみられる形状の窓から差し込む光が照らしている様が見受けられる。
礼拝堂に飾られた絵画群も、羊飼いの礼拝、最後の晩餐にマナの収拾といった、誰もが一度は見たことのある名画揃いだ。
「綺麗ですね」
「まったくです。時間を忘れて眺めてしまいます」
広い広い教会内において、たった二人の人間など如何に小さいものか。
などと大袈裟な言葉がつい浮かんでしまう程に美しい。
「見てください神前さん、あれは二階があるということでしょうか、円状の可愛らしい覗きの淵に柵がありますよ」
「どこから行けるんでしょうね」
「あとで探検してみましょうか」
それは勘弁。
一時間弱をかけてぐるりと見て回ると、今度はそのまま教会内を通って横にある鐘楼に上った。
サンマルコ湾、サンマルコ広場、そこに連なる寺院に宮殿と贅沢な景観を一望できる鐘楼へのエレベータ代がたったの三ドルとは驚きだった。
頂上に着くと、半ば駆け足で外の様子を眺めにいく桐島さん。
噂以上に綺麗で壮大なそれを見て、しばし言葉を失って見入っていた。
「なんて素敵な眺めなのでしょうか。正面のあれはサンマルコ広場にその鐘楼ですね! あ、あっちには歴史博物館もありますね! 反対側にはサン・セルヴォロ島です!」
はしゃいで、騒いで、楽しんでいる。
何よりなことだ。
だから、もういいだろう。
「桐島さん」
落っこちてしまいそうになるくらい身を乗り出す桐島さんに声をかけた。
実際は格子窓になっているから、あくまで比喩表現なのだけれど。
「そんなにぴょんこぴょんこしてると下着が見えてしまいますよ」
「あ、あからさまでなければ構いませんよ?」
と、冗談を言う辺り。
全裸云々の話もあっただけにそういった冗談が言える人なのは分かっているけれど、今日のそれはどこか無理がある。
頬を染めて言うなんて、らしくはない。
「気になっているのは、桐島さんの方ですよね」
「…何を仰っているのです?」
「本当なら、今こうして離れていることすら惜しいんですよね」
「――そんなことは」
「ありますよ。癖ってやつは、自分では分からないものなんですよ」
朝、葵が出ていく時から今に至るまで、ずっと桐島さんのことを観察していた。
すると、いつもはない仕草が、口を開く度に見受けられた。
「癖、ですか」
柵を掴んでいた手を離し、桐島さんは僕に向き直る。
「貴女は話し出すとき、一拍置かないでストレートに音を出す人です。誰しもと同じように息は吸いますが、唾は飲み込まない」
「……………………」
「貴女は、言葉の語尾を強調しない、溶けていくような話し方をする人です。初日に二日目、心躍る瞬間に声は張りますが、それでも消え入るような話し方は変わらなかった」
そこまで言うと、桐島さんは残念そうに微笑んで瞳を閉じた。
「僕を元気付ける為だというのは本当。デートを楽しもうと言ったのも本当。それらに興奮しているのも本当。でも――”気にしても仕方がない”と言ったあれは、嘘ですよね」
それは、先程リアルト橋にて桐島さんが僕に向けて放った言葉だ。
「――疑問形にしないなんて、ずるいです。よくお分かりになりましたね」
「バイトですから。誰よりも見ている自身はありますよ」
「そうですか」
桐島さんはまた振り返って、ヴェネツィアの景観に目をやった。
「神前さんが色々と悩んでいるのを和らげようと、外に出ることを立案しました。美しい運河に目をやって微笑む中に、まだちょっと戸惑いが残っているのを見つけて、デートだと称して腕を引きました」
「ええ」
「ですが……そうですね。貴方に向けた”気にするな”は、貴方の為でもあり、同時に私自身への言葉でもあっりました。貴方に続き、変わり者の私を慕ってくれる彼女がとても愛おしくて、そんな彼女が厄介な状況に遭遇しているとあって…本当なら飛び出して行きたいけれど、やっぱりどうにもならなそうなのは本当だから、停滞して…」
「ええ」
そこまで話して、桐島さんの声音が変わった。
腕を組んでそこに顔を埋めて、震える声で続きを話す。
「無害であろうことは事実です。でも、どうにかしてあげたくて……そう思いながらも手が出せないもどかしさが強くて……神前さんという年下をいいように使って、自分を騙していただけなんです…」
言い切る頃には、小さく嗚咽が混じっていた。
しかし、そこまで聞けば十分だ。
葵を表現するのに使った”自分の為の優しい嘘”とは、なるほどこんな風なことを言うのだろう。
隠れ蓑は他人であれど、それが決して他人を傷つけるものではない。根底に”自分”があろうと、他人への思いやりが偽りでない嘘。
それだけ吐露してくれたのなら、以上を求める必要はない。
策ならある。
「怒らないんですか…?」
「どうしてですか?」
「だって、私は神前さんを…」
「騙していましたね。完全に、騙されていました」
「うぅ…」
「でもそれには、僕を貶めようとか懲らしめようとか、そういった意味合いはなかった」
「も、勿論です…!」
ここまで声を荒げて感情を出す桐島さんも珍しい。
それが正直な気持ちだと分かっているから、だったらこう言うしかないのだ。
「戻りましょう」
「え…?」
「戻るんですよ、ヴェネツィアの本島に。戻って、リルと行った所をなぞるなり、何かアクションを起こしましょう」
「でも、それだと葵さんに…」
「バレて怒られるって? 大丈夫ですよ。それこそ、何も問題はありません」
「どうしてですか…?」
決まっている。
この数か月間、桐島藍子という人物と共に過ごせて良かったと、今改めて思う。
言質を取る専売特許。その一端に、今触れられた気がするから。
「葵は一言でも”ついて来るな”って言いましたか?」
と発した瞬間、桐島さんの目の色が変わった。
何も出来ない無力感、抱えた不安の量だけ濁った瞳が輝いた。
あるいは涙によるものだろうとも、光が戻ったのなら十分過ぎるくらいの手応えだ。
「あの子――リルに、葵は境遇こそ違えど自分を重ねて、親と離れてしまったリルを助けてやろうとしているのでは、と言いましたね」
「はい…」
「多分、それを自分一人で成そうとしているのではないでしょうか。あれで根は真面目な葵のことです。大方、助けて貰ってばかりだとフェアじゃないから、とでも思っての単独行動でしょう」
「そう、かもしれませんね…」
「であれば、です。頼まれてではなく”勝手にたまたま”助けてしまう分には、構いはしないと思いませんか?」
「なっ…」
そこまで驚かれる程、突飛な発想だったろうか。
出会い初日に披露した宇宙話に比べれば何てことはない。余程、現実味のある、叶えようのある話だ。
「む、無茶苦茶です…! それで怒られでもしたら…!」
「それはきっとないでしょう」
「どうして…!」
それこそ、簡単なことだ。
「本当に一人で事を成すつもりなら、行先なんて絶対に話さない。いや、わざわざ律儀にも出かけるとすら話さず、勝手に出ていくのが自然だ」
「それは、葵さんが真面目だから――」
「ええ、真面目なんです。真面目だから、きっと一人だけでは足りないのだろうと分かっているのでしょう。じゃないと、あんな”メッセージ”を残すような真似には意味がない」
僕にはあれが、どうしてもSOS思えて仕方がないのだ。
危害を加えられることでも、何かをされることでもなく、何かを出来ないことへの。
「戻りましょう、桐島さん。戻って、何かを見つけましょう」
そう言うと、桐島さんはようやっと涙を袖で拭って顔を上げた。
どうやら分かって貰えたらしい。
無茶苦茶な理論が、どこまで受け入れられたのかは分からないけれど、それが少しでも信じるに値するものなら、十二分にその役割は果たしてくれた。
「……どこから行きましょう」
「話しが早いのは桐島さんの長所――いえ、美点ですね」
不意を突いた誰かへの言葉の引用で、桐島さんの顔は真っ赤になった。
そのまま僕の頬を優しく叩いて、
「マスカロンから当たりましょう。そも、リルちゃんの話が出た時に、まず行こうと言っていたのはそこですから」
「打倒ですね。そうと決まれば、早いところ鐘楼を降りましょう」
「はい――っと、ちょっと待ってください」
意気込み、走り出す体勢に移行せんとした身体が引き戻される。
何事かと振り返ると、桐島さんは持っていた小さな移動用の鞄からデジカメを取り出していた。
「それは…?」
「え、えへへ。お仕事はお仕事ですから」
「――流石ですね」
一ミリでも”取材”の二文字が残っていたことには、素直に関心だ。
桐島さんは四方それぞれ二、三枚ずつ収めてデジカメを仕舞って、僕の手を取った。
「行きましょう。時間は無駄には出来ませんよ!」
振り返りざまに向けられたのは、明るい笑顔。
これだ。いつも通りのこれが、桐島さんらしい。
僕は添えられた手を強く握って、桐島さんの後から続いて鐘楼を降りてフェリー乗り場へ。
ものの数分で本当へと戻ると、アル・マスカロンを目指して走った。
―――
つい先日来た通りに差し掛かると、何の因果か、少し遠くにリルと別れる瞬間の葵の姿を見つけた。
わざとらしくならないように息を整えて、僕らはその背中近付いて行く。
往来のない石敷きの道で思いの外響いた足音に、葵が振り返ってまずそうな顔をした。
「こ、こんにちは」
「はいこんにちは。これから帰るところなんだけど。せっかくだから、一緒に」
「……分かった」
断られると思っていたのだけれど。
ともあれ合流出来た僕らは、そのまま歩いてホテルアル・コデガへと――進む前に、先日同様リルが走っていった方向へと足を向けた。
僅かばかりの気配が残るのは一番目の角。
「桐島さん」
「はい」
首を傾げる葵と一緒に、僕らはその角へと差し掛かる。
灯りのない薄暗く狭い通り。
じめっとした感覚すら覚えるそこに見つけたのは――
「これ……私がリルちゃんに貸したカーディガン、ですよね…?」
薄い生地に前開き、深い紺色をしたMサイズのカーディガン。
二日目、桐島さんが着ていたものに間違いなかった。
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