第31話「お正月のコンビニ」

2018年12月31日、筆者は勤務の日でした。

24時出勤なので、23時45分頃到着。

今回は飲み屋街ではなく、住宅地の中の姉妹店。

そして、24時となり2019年1月1日となりました。

ここから大変だった……。




その日、新人さんを教える日でもありました。小夜子より年上でいい人ではあるが、少々飲み込みが悪いのが玉に瑕。それでも相手が年上ということもあり、ややキツめに言いたくなるのを堪えて、丁寧に教えつつ、仕事していました。以前にも教えたことなんだけど、まだ覚えきれていないらしい。とはいえ、筆者も決して覚えがいい方ではない。堪えつつ、教えていたが……。




状況は一変。若い子達がどんどん押し寄せてきました。この店から歩いていける距離に神社があるのですが、初詣を済ませた若い子達が「飲むぞー!」と店内に押し寄せてきます。本当にガッツリ酒を買っていきます(汗)まあ、正月なんてどこの企業も休みです。友達同士で飲みたい気持ちはわかるが……。




また、正月の深夜なんてほとんどの人が起きています。ですが、言うまでもなくスーパーやお店は正月休みに突入。朝になっても開店しません。というわけで必然的にコンビニに人がわんかさ押し寄せて来るのです。おまけに買い込む量がエゲツない。お前ら冬眠でもするのかといわんばかりにカゴいっぱいにしてレジに来ます。まあ、寒い中外に行きたくないから実質冬眠に近いのかもしれんが。また、ホテルにでも行くのか、それとも家か、コンドームを買うカップルもちらほら。どうでもいいけど、女の子は可愛いのに男がブサイクなのは何で?




新人さん教えつつ、大勢の客を接客して捌く、補充しても補充しても減っていくHOT系飲料、かなり多めの納品を検品して捌き……全然暇じゃねぇ!! いやはや、もう疲れ果てました。帰って即爆睡でしたね。で、夜はまた仕事という……。




結局、2日と3日は休めたので久しぶりにコンビニで酒買って実家で親と食事して一泊しました。実家つっても、一人暮らしのマンションからチャリで10分の距離なんだけどね。




正月のコンビニなんて暇? 確かに暇な場所もあるでしょう。でも、暇ではない店もあるんです……。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る