第29話「12時間勤務とな!!」
はい、小夜子です。
まさか、こんな目に遭うとはね。
順を追って説明しましょう。
まず、筆者は土曜日の夜23時から勤務です。
いつもの飲み屋街で有名な街のお店です。
しばらくは店長と一緒に仕事ですが、店長は2時くらいで帰宅しました。その後は勤務が終わるまで一人で仕事をします。
一人でする主な作業は以下の通り。
古新聞を回収して紐で固定(後にゴミ屋さんが回収に来てくれる)全商品の前出し、お菓子、ラーメンの品出し。揚げ物入れ(ホッターズ)の清掃。フライヤーの換気フィルターの清掃(フィルターを外してキッチンに置き、油を無害化する特殊な洗剤をふりかけて水を溜め、一時間放置)
煙草の補充、ホット缶の補充、床掃除、トイレ掃除、コーヒーメーカーの清掃、廃棄を含めたゴミをごみ袋にまとめ、店外にあるゴミ集積箱に入れ、ついでに外のゴミ箱も空にします(ホームレスが漁らないために)
5時くらいから肉まんの準備。日付変わって日曜日ですので全体的に客数が落ちるので作りすぎないよう注意します。7時位から揚げ物を作ったりします。こちらも数は少なめで売れ筋のみを作ります。
他にもたむろするバカを防ぐために入り口付近にホースで水をまいたりもします。後は勿論、来店客の接客。朝方にはレジ点検なども行います。
そして、朝勤務の子MちゃんとA君が来て筆者は無事に仕事を終えました。事務所でのんびりしていると姉妹店から電話が。
「Mちゃんご指名だよ―」
と、ふざけてた筆者でしたが、Mちゃんから電話の内容を聞くと顔が青くなりました。
なんでも姉妹店で朝勤務のB子が来ないらしく、電話も繋がらないとのこと。
実はMちゃんとB子ちゃんは同じマンションで場所も姉妹店の近く。ですが、カードキーでしか開かない特殊なタイプのマンションらしい。そこでMちゃんにB子ちゃんを起こしに行ってもらうことに。その抜けた穴は筆者が埋めることに。仕方なく請け負いました。
しかし、30分後くらいにMちゃんから電話。
なんと、家にいないらしいとのこと。
Mちゃんそのまま姉妹店で12時まで勤務。
……え、じゃあ、こっちどうするの。
Mちゃん→姉妹店で渋々勤務。
飲み屋街店→A君の一人勤務。
いやいやいや、それはあかんだろう……。
と、思ってた所に姉妹店店長から電話が。
筆者が12時まで勤務とのこと。
11時勤務で8時上がり(9時間勤務。休憩なんてあってないようなもの。一人だし)
9時から12時まで勤務(3時間勤務)
9+3=12。
ファ!?
姉妹店店長は小夜子に平謝りでした。
仕方なく頑張ることにしました。
まあ、姉妹店店長がいつもシフト作っているし、必ず週1で休み取らせてくれたりと色々恩があるのです。A君一人にするのも可愛そうなので……。
といっても日曜日なのでそんなに仕事はありません。A君とはラブライブ!やアニメの話で盛り上がりました。彼とは割と趣味が合いますので、話題に困ることはありませんでした。もちろん、接客は真剣にやっていますのでご安心を。
しかし、勤務を続ける内に足が棒になってきてちょっと辛いかなと。おまけに昼過ぎからかなりの人だかりが……。
なんでも某ゲームのモンスターが周辺にいるらしく、大勢の人がスマホ片手に来ているとの事らしい。
おかげで揚げ物が売れるわ、売れるわでビックリです。日曜日って揚げ物は普通そんなに売れないんですけどね。けど、売れるなら作るっきゃ無い。張り切ってガンガン作りましたよ~。
ただ、何故かコロッケだけ売れなかったのは謎。価格一番安いのに……(70円)
世間的にはチキンの方が人気らしい(180円するんだが)
12時に勤務終了し、しばらくしてからMちゃんも帰ってきました。そこでようやくお役御免となり、少しゴハンを食べてから帰宅。
本当は帰宅したらゲームやり倒したり、アニメ見まくる予定が疲れすぎてできず、そのままベッドにダイブして寝潰しました。
翌日、実家に帰省してガッツリとご飯を食べて元気回復です。しかし、もう12時間勤務は勘弁してくれ……。
来週が不安な小夜子でした。
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