応援コメント

アメリカ その②」への応援コメント

  • 結婚だけが良いわけでは無いけど娼婦といいつつ実質お見合いみたいになってるのはちょっと微笑ましいですね
    背景の女性賃金の問題はアレですが
    あと中国移民……

    作者からの返信

    需要は供給を生む、というやつですね(笑) ヨーロッパとか、あるいは時代が違えば酷い差別を受けていただろう娼婦が結婚できたのはいいことかもしれないけれど、同じ娼婦でも中国から送られてきた女性たちは足を洗うことができなかったということは……やっぱり「人種」の差なんでしょうね。
    往時のアメリカの男達にとっては、たとえ娼婦であっても同じ白人の女性ならば結婚する価値があったけれど、人種が違う中国人女性はそうではなかったのでしょう。まあこれには宗教や言語の違いとかの問題も絡んでいそうですが、私たちの想像を越える人種差別の根深さに、溜息が出てきそうですよね……。

  • ご紹介のマノン・レスコー読みました。

    これ、青年がバカなだけで、マノンは悪くないですよね? 所謂、ファムファタールとは違うのではないでしょうか。マノンはふしだらかも知れませんが、働かない青年を養うには、金持ちを相手にするしかないでしょう。現代で言えば、彼氏の借金のために働く風俗嬢のような感じだと思います。
    妹に客取らせようとする兄貴とか、善人ぶりながら金を渡して青年を破滅に導く青年の友人たちとか、そちらの方が酷いと思いました。

    と書きつつも、だから、男はかれん(に見える)な美少女に騙されるのだろうか、となかなか奥の深い話なのかなと思いました。女性視点だと、またちょっと違うんですね。

    作者からの返信

    ふふ、私がオススメした本を読んでくださってありがとうございます! 様々に論じられているマノン・レスコー。「正解」の読み方というのは存在しませんし、もしかしたら作者のアベ・プレヴォは世間でとやかく言われているようにではなく、明弓さんのように読み取ってほしくて書いたのかもしれません。ですが、私の手元に一冊いい解説本のようなものがありますので、ちょっとその本の意見を交えつつ私の感想について述べさせてください。

    まず、マノン・レスコーが背景としている時代のフランスでは、未婚の男女が接近することは想像を絶するぐらい大変だったそうです。婚前の娘は親のいないところで男と会話するのも駄目だし、未婚の男の方も交友関係を持てるのは既婚の女性のみ。――さて。だとしたら、初対面の時のマノンのように、見ず知らずの男にすらすらと自分の身の上を明らかにできるというのは、大変おかしいことなのだそうです。本当にマノンが育ちの良い令嬢であれば、男に話しかけられて戸惑って当然なのだから。つまりマノンは、デ・グリュと出会ったその瞬間から、彼を利用してこの状況から抜け出そうと考えていたのかもしれないのです。

    またマノンは、後にデ・グリュに自分の父に許しを請うて結婚しようと言われて、それを断っていますよね。名家の出であるデ・グリュの父に許してもらえば、生活費の援助ぐらいしてもらえるかもしれないのに。そうすれば、贅沢はできなくてもごく普通の生活ならできるかもしれないのに。なのにマノンはそれを試しもしないで、金持ちに身売りする道を選んだ。まあ、それで罪悪感を覚えつつもつつましく生活するならそれもそれでよいでしょう。でも、食卓にごちそうを並べたり、高いアクセサリーを買ったりと、やっていることだけで判断すればマノンは自分がやったことに罪悪感を感じているとは言い難いのです。自分をぞっこん愛してくれる彼氏がいるのに、他の男と寝た金で買ったアクセサリーとか、私なら少なくとも彼氏の前では付けられないですね。そんな女が身近にいたら、私は一つの躊躇いもなくあばずれと罵ります。

    ……最初に書いたように正解の読み方というものはありません。真相はアベ・プレヴォの頭の中、です。でも、将来もし明弓さんが可憐な女性にいかにもしおらしく助けを求められたら、ちらとでもいいからマノン・レスコーという物語を、将来有望だった青年がいかにして破滅したのかを思い出してみてください。
    これも本に書いてあったことですが、フランスを代表する百科事典・ラルース大辞典ではファム・ファタルとは「恋心を感じた男を破滅させるために、運命が送りとどけてきたかのような魅力をもつ女」と定義されているそうです。将来明弓さんの助けを求めて目の前に現れるかもしれないその女性こそ、明弓さんを破滅させるために運命が送り届けてきたファム・ファタルかもしれませんよ?

    編集済
  • 今回は何がヤバいって中国から娼婦になる(する)ために人が送られてくることですよ、日本人も大陸に行ったり東南アジアから日本に来たり、なぜアジア人は女性を国外に連れ出して売春させようとするのか??? いやアジアだけじゃないかもしれませんが、私が日本人だから東アジアの例ばっかり目につくだけで……

    作者からの返信

    こういった運ばれてくる(仕入れたのは貿易商人)中国人女性は、誰かの妻にするために運ばれてくることもあったようですが、当の女性たちさえ自分たちが妻になるのか娼婦になるのか分からないこともあったそうです。……こういうことを踏まえると、誰かの妻に、という名目で海を渡った女性たちは実は、その言葉を「エサ」にされ、騙されて娼婦にされたんじゃないかな……とも思えて、げんなりしてきますよね。同じ騙されて娼婦にされるでも、故郷にいたらまだ逃げ道はあるかもしれないけれど、海越えてアメリカまで送られたら流石にもう逃げられない。

    こういった人身売買、私もなぜか東アジア、というか仏教圏の例ばかり思いつきます! そして、キリスト教徒やイスラームといった、本来は「純潔」を重んじる宗教を奉じる人々は、なぜか分からないけれど流石にこんなことはしなさそうな気がします。なぜかは分からないけれど。

  • 男女差がすごいですね……っ!Σ( ゚Д゚)
    それは、工女から娼婦になって……。と考えてしまうのもちょっとわかります……(><)

    作者からの返信

    私も「んな雀の涙の給料のために半日以上働くぐらいなら、娼婦になって男にちやほやされながら稼ぐ方が、肉体的にもきつくないんじゃないかな」と思いました。うっかりサドの変態の客に捕まってしまったら、そんなことも言ってられなくなるのでしょうが、確率としては物凄く低いですし。アメリカの産業革命時代の工女を取り巻く環境(例えば部屋のスペースとか)は、たとえ仕事が終わった後でもろくにくつろげるような生易しいものではなかったそうですし。女が少ない所だと、これまで一度も容姿を褒められたことが無かったような女性でも美人扱いされたそうですから、夢見ちゃうのも仕方ないですよね……。