第2話 最悪のスタートでも美女と友達になれたら最高のスタートだよね

鬼の加藤に怒られて俺のテンションはだだ下がりだった。

白雪は…ずっと笑っている。

何故だ…怒られたんだぞ!!

気になった俺は直接聞いてみることにした。

「なぁ、何で笑ってるんだ??

俺にはまったく理解できないんだけど…」

「あはは ごめんごめん。」

「私ね、生まれてから中学校卒業するまで入院してたの。

だからこういうの初めてで、楽しくって。」

彼女…白雪は笑いながらそう言った。

まじか…そうゆー高校生もいるんだな。

「あっ蓮君、マジかって思ってるでしょ。」

こいつ人の心を読む能力でも持ってるのか…

「こいつ人の心を読む能力でも持ってるのか。

そう思ったでしょ~」

くっ…

「なぜわかる…あと勝手に人の心を読むな。

プライバシーの侵害だぞ。」

「顔に出てるの!蓮君トランプ弱いでしょ。」

図星だった。何も言い返せない…

くそっこいつ意外と強いぞ!!

「あっ もうこんな時間…行かなきゃ…」

「またね!!蓮君!!」

そう言うと白雪は笑いながら去って行った。

美少女の笑みは貴重だというが

その考えはわかる。わかるぞ!!!

さっきの微笑みで100年は生きて行ける!!

そんなクソみたいなことを考えながら家に帰った。

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俺の脳内ラブコメはすでに崩壊している Nem @hiiragiharu

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