第27話 勝負の朝

そして、朝。オレは、師匠と同じぐらいに起きて、修行の準備を始めた。飯は、嫌い(ていうか老人怖い)ので、昨日と同じ水と草‥‥‥オレ、ずっとこれなのかなぁ?

刻に余裕があるまま、オレ達は修練場で修行をはじめた、のだが‥‥‥‥‥

(はぁ、はぁ‥‥。いつ終わるんだ?これ)

いつになく修行がしんどい。昨日とした事は同じなのに‥‥。こんなにしんどかったか?

「おい!カアレ、どうした!動きが遅いぞ」

「ぐ‥、言われなくても!‥‥‥」体にムチを打ち、オレは、師匠の修行についていった。(全身ボロボロだが)

打ち合いを休憩し、ふと刻を見る。‥‥14刻か、そろそろだ。

せっかくやり直してるんだ。若者の一人や二人くらい、救ってやっても罰は、あたらないよな?天使様。

自分の決意を固めたオレの耳に、"あの音"が聞こえた。オレと師匠は顔を見合わせ、すぐにその場所へ向かった。

足、超痛いけど。

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