第23話 オレが転生?!
ここで、雑談でもしよう。なあに、ちゃんと物語に関連づけるから。
"人"が死ぬと‥‥どうなるだろう?一般的には、天国に行くなどと言われているが、果たして、それは本当だろうか? 嘘。だろう、第一、それのソースは何処にある?、本当はどうなるのだろう?なにもしないまま、世界の滅びを待ち、地球が終われば、そこで人つくりなおし。なんてことは、人間の幻想だ。
そう、この世とは、永遠に終わることのない物語。人間のいう"地獄"よりも、もっと恐ろしい何か、ではないだろうか‥‥。
カアレは、その"何か"の概念から外れた人間。己の運命を、まだ彼は知らない。
「今‥選ばれたばっか?」それってつまり‥
「時間が‥戻ってるってことか?!」
昔、コノハに聞いたことがある、一部の人間は、死んでも、何らかの形で転生、生まれ変わることがある、とか。でも、それが‥よりによって俺?!絶対ぇ、人選ミスだろ!
「?、どうしたカアレ。具合でも悪いか?」
一人であたふたしていると、師匠が心配してきた。いかんいかん、怪しまれてる。シャキッとしなければ。
‥あれ?これって、もしかして怪しい奴はいらない!とか言われないよな?無事、この家で暮らせるよな?!
まあ、何がともあれ、オレは平然を装い、なんとか師匠から、この世界の説明を受けた、知ってるけど。
でも、オレも事情がわかった(多分)以上、自分のするべきことは決まった。
オレがこうなったのは、何か理由があるはず。そりゃ、天使様達だって、意味の無い転生(?)なんてしないだろう。そう、つまり!
オレがすべきことは、これまでの失敗を直すこと、いろんなことに挑戦していくことだ!‥‥なんて格好つけたけど、正解かなぁ?
まあ、オレがこんなことを考えてるなんて夢にも思わない師匠は、次の説明に移行した。「よし、カアレ。次は町を案内してやるよ」
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