第3話 出会い
鋭「なん…だと…!?」
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!。俺は確か1時限目が始まる前に睡眠モードに入って寝てたはずだ、しかし黒板の横にある時計で時間を確認すると...
鋭「3時...だと!?」
なんと1時限目だけはではなくその他今日の授業を全て吹っ飛ばして爆睡していたのである。いや普通は誰か起こしてくれるだろ...。あ、俺起こしてくれるような友達いなかったわ。
しかしまずいことになった。友達がいない奴が授業を完全無視で寝てしまい、一番困ることはなんだ。そう、ノートだ。友達いない=ノート見せてもらえない
↑この方程式が成り立ってしまうのだ。以前の俺ならここで詰んでいただろう。しかし今は違う!俺には葵という友達がいるからな。
葵にノートを貸してもらうために教室を見渡す。周りはもうカバンをロッカーから取って帰り支度をしている。俺はカバンを取ってくるついでに葵の席に行くことにした。
鋭「葵、今日の授業のノート見せてくれねぇか?てか何で起こしてくれねぇんだよ。」
葵「ごめんごめん、あんまりにも気持ち良さそうに寝てるから起こしたら悪いかなぁ...てね。はい、これが今日の授業のノートだよ。」
鋭「そんなに熟睡してたのか俺...。」
葵からノートを受け取り、自分の席にも戻る。昨日夜更かしした訳でもないのに7時間ほど爆睡してしまうとは、疲れが溜まってんのか俺...。よし、今日は早く家に帰ってゆっくり休もう。
帰りのHRが終わり、クラスメイト達は教室から出たり、また何人かは教室で談笑をして残っている。さて、俺も帰りますかね...。妹を待つために下駄箱に向かおうと教室を出ようとした時、何者かに声をかけられた。
???「君が如月鋭くんかい?」
鋭「そうですけど...ってええ!?」
話しかけてきた人の顔を見るやいなや、俺は驚愕してしまった...。なんでこの人が俺なんかに話を...。
???「早速だが、付いてきてくれないか?」
この人との出会いが、俺の高校生活を大きく変えることをこの時の俺はまだ知らなかった...。
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