1
「文化祭の実行委員やりたい人はいないのかー!」
教室に響き渡った担任の声。
そう。私の学校では、もうすぐ文化祭があるのだ。これが高校生活初めての文化祭ということもあり、クラスメイトはいつもより盛り上がっていた。やっぱり高校生といったら、文化祭だよね〜。少女漫画とかで読む、あの素晴らしいイベント!なんてにやにやしながら考えてると、
「せんせーい、
友人の口から、私の名前が出た。
はて、聞き間違いか。
「おぉ!
私に期待の目を向ける担任。
こんなの断れるわけないじゃん……。
「……は、はい…………。」
くっそ……あとでジュース奢らせる。
私の名前を叫んだ、
「よし、じゃあこれで決まりだな!!」
黒板には、実行委員の名前がでかでかと書かれていた。
「………………え゛……。」
そこには、いつの間に決まったのか、私の名前 ──
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます