深淵聞耳百物語「違って見える」
深淵聞耳百物語「違って見える」
著者 三文士 様
作品url(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883823634)
今夜は三文士様の作品を一気に平らげてしまうことにしました。先に読みました「……けて」が素敵な展開だったので期待、大です。
やはり実話怪談、そして硬派な実話怪談感。実話怪談を読み慣れて、あるいは書きなれていらっしゃることを感じさせる雰囲気です。
鉄道事故の怪談とわかった途端「アレかな」「コレかな」「コッチかな」と複数パターンの「鉄道事故怪談」が脳裏をよぎりましたが、意外や意外、「実話怪談」というよりは「ミステリー」の展開でした。
どうも被害者は自殺や事故ではなく、誰かに突き落とされたらしい。目撃者が何人もいるのだけれど、全員の証言が一致しない。
ミステリーというには、容疑者の容姿がバラエティに富み過ぎているけれど。それでこそ怪奇です。
結局誰の証言が正しいのかはわからずじまいですが、その「わけのわからなさ」も実話怪談の醍醐味のひとつ。
わからないから怖い。それもまた正なり。
今回はこの辺で、失礼いたします。
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