深淵聞耳百物語「‥けて」
深淵聞耳百物語「‥けて」
著者 三文士 様
作品url(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883865674)
おひとりでメッチャ本数参加していただきました。正直ビックリしました。
でも1人何本まで制限とか特にないので、1作につき1回できっちり(とはいかないかもしれませんが)感想書かせていただきます。
どうも実話怪談のご様子。
所在地があいまいにぼかさずガチっと伏字だったり、登場人物も名前を出しつつ(仮)とついているあたりに実話怪談感を強く感じます。話の長さに比べて伝聞が多く(ナオキさん→常連さん→知り合い)、ちょっと流れの把握に時間がかかりました。
それはさておき肝心の怪異です。
手形くらいなら可愛いものですが、床以外の「足跡」ときました! とてもいいです。実話怪談好きとしてはそういう不条理さはたまらないものがあります。
そして明らかになる怪異の正体。そのインパクトのある形状はもちろんのこと、タイトルの「……けて」が効いてきます。
初見で「たすけて」かな? とありきたりなことを考えつつ読み進めると「……あけて」。天井裏にでも閉じ込められているのかな? とわくわくしたのですが続きがあり、期待に輪をかけてうれしい驚きでした。
なるほど、見られたがりさんでしたか!
アパートの火事と怪異の関連性は語られず、いろいろと推測してみたくなります。「あけた」のはナオキさんが最初だったのかな、とか。
上げて落とす格好で失礼しますが気になる点いくつか。
「もがけばもがくほど身体が硬直して」というところですが、すでに金縛りにあっているならばもがくことはできませんから、「もがこうとすればするほど」が正しいのでは? とちょっと細かいこと言ってみたり。
あとストーリーには関係ありませんが、改行時に1文字空白がないのがちと気になります。そういう作風でしたらすみません。
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