夢と現
夢と現
著者:寝る犬 様
作品url(https://kakuyomu.jp/works/1177354054884730191)
ここまで展開の早いループものがいまだかつてあったでしょうか。
あらすじの「夢の中で、現実と同じ生活を送っていることに気付いた……」というくだりをまず読んで、忙しく朝の支度をしたけれど家を出たところで目が覚める、という自分の経験を思い出しましたが、そんな悠長なものではありませんでした。
すごい、早い、面白い。
夢と現実の白熱した、いや、白熱する暇もないほどの攻防戦。
早さばかりを賛辞しましたが、いきなりトップスピードではなく助走があるのが、この作品をさらにスリリングなものにしていると感じました。
1週間、3日、今晩……みるみるうちに迫ってくる「その時」。
乾いたシンプルな文体の読みやすさも、加速装置の部品のひとつ。
こんなに「早い」題材をだらだら長く書いたらこう面白くはならなかったことでしょう。ショートショートならではの疾走感でした。
あまりの早さに、恐怖を感じる暇もありませんでした。
読後感は「いいもの読んだ!」でいっぱいです。
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