第24話 研究室

 立ち並ぶロッカーの隙間から向こう側を覗くと、舞子さんたちが指導を受けていた。彼女たちは今日もなかなか大変そうだ。

 ノック音に顔を上げ、ドアに向かう。今日の研究対象が届いたのだ。といっても教授のもので、自分は雑用係でしかないんだけど。

 ハンコを押して、研究対象を受け取り、自分の簡素な机に置いた。

 今回はインコだ。きちんと2羽入っていることを確認した。

 籠とか餌とかセッティングしながら、こいつらでなんの研究をするのか思い出そうとした。なんだっけ。

 ま、教授を呼ばないとな。 それでわかるだろう。



 ここで目が覚めた。

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