第39話 閑話休題

ボビー「ハロー! 闇市で飲みすぎた1番打者・ボビーだ。大学時代にはオレゴン州代表にもなったんだぜ! 野球じゃなくて陸上短距離だけどな!」

バックス「Whats up! バックスだぜ!」

ボビー「誰だお前?」

バックス「オイオイ忘れるなよ! サララ・ゴーリキに片腕へし折られた大男さ。所属はネイビー」

ボビー「ああアイツか。『あのハゲ』としか呼ばれてなかったからわかんねえよ」

バックス「ケツはダガーJに拭かせるぜ! HAHAHA!」


ボビー「女子野球は7回制だから次で両軍最終回だな」

バックス「ああ。ジャガーズがアレックス&ダガーJの連続ホームランで2点先制。サンライズは二神つるこの2ランで追いつき、2対2で最終イニングに突入ってわけだ」

ボビー「つるこじゃなくておかめな。お前腕だけじゃなく頭までイカれちまったか?」

バックス「掘るぞボケ」


ボビー「同点とはいえ、手の内を晒しまくった満身創痍のサンライズ。対してジャガーズの最終回は、主砲・アレックスに打順が回る。今日は3打数2安打1打点の活躍だぜ」

バックス「俺はこの試合に大金賭けてんだ。もちろんジャガーズの勝利にな」

ボビー「それはそうとお前、来月で異動らしいぞ」

バックス「WHATS?」

ボビー「こないだの件、ペニー少佐がそうとうお怒りらしいぜ。なんでもアジアの東……ベトナムに飛ばすって言ってた」

バックス「」

ボビー「あそこも最近きなくさいからな」

バックス「」

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