劉惔6 捜神記を読む
かれはその著作についてのプレゼンを、
それを読んだ劉惔は言う。
「君は
干寶向劉真長敘其搜神記,劉曰:「卿可謂鬼之董狐。」
干寶は劉真長に向いて其の搜神記を敘さば、劉は曰く:「卿は鬼の董狐と謂いたるべし」と。
(排調19)
捜神記
東晋時代の文学作品としてはかなりの巨峰。470余りの志怪小説を収録しており、エピソードの宝庫である。なおこのデイリー世説新語を進めている間に「デイリー捜神記もヨロ!」と言われたことがあり、まぁ確かに志怪も「史実」なわけだし、触れた方がいいんだろうなぁ……とこそ思うものの、ワイとしちゃこの辺で一回がっつり史書と向かい合いたいから、やるとしたらそのあとでしょうなあ。
董狐
登場は二回目。春秋時代の優れた歴史著述家で、とにかく事実をズバズバと歯に衣着せず書きまくっちゃう人。この時代「董狐にどう書かれても知らねえぞ!」は結構な脅し文句として成立しちゃっていたそーである。
「怪力乱神を語らず」こそが儒の世界の基本だから、そこをシカトして「怪力乱神のことばかりバリバリ書き連ねやがって、この野郎」的なニュアンスが劉惔のセリフ、と言うよりこのカテゴリにこの話を収めた編纂者たちの意図に見える。そのためか、干宝という東晋文学の巨人は世説新語にこの一編しか登場していない。なにせ干宝、
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