王敦7  #METOO案件

王敦おうとんは長ずるにしたがって

高尚な人物、とみられるようになったが、

昔は荒淫の限りを尽くしていた。


で、それで身体を悪くする。


バカですかアンタ、的に

周りの人間が注意すると、

王敦は言うのだ。


「あぁ、そう言う事か。確かにな。

 じゃ、話は簡単じゃねえか!」


そう言って、囲い込んでいた

はしため、妾の類、数十人を、



突  然  の  解  雇


再  雇  用  斡  旋

無  し



えっアンタ。


ただ、世の反応は、

「さすが處仲しょちゅう

 おれたちにできない事をry」

だったそうである。




王處仲世許高尚之目,嘗荒恣於色,體為之敝。左右諫之,處仲曰:「吾乃不覺爾。如此者,甚易耳!」乃開後閤,驅諸婢妾數十人出路,任其所之,時人歎焉。


王處仲は世が許に高尚なりと目されど、嘗て色にて荒恣し、體に之れ敝を為す。左右の之を諫むるに、處仲は曰く:「吾れ乃ち爾るべくを覺らざらん。此くの如きなれば、甚だ易うるべきのみ!」と。乃ち後閤を開け、諸婢妾數十人を驅いて路に出だし、其の之きたる所に任したれば、時の人は歎じたり。


(豪爽2)




ミートゥー案件すぎる。

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