郗超11 袁宏さんと嘉賓3

郗超ちちょう袁宏えんこうさんに手紙をやっている。


そこには高名な隠者である

戴逵たいき謝敷しゃふを引き合いにして、

このように書かれていた。


「常日頃平静さを保っていること。

 これこそが、世に

 広まるべき美点だろうな」


袁宏さんがつくづく

ふらふらしているために、

わざとこういうふうに書いて、

発奮させたのだ。




郗嘉賓書與袁虎,道戴安道、謝居士云:「恆任之風,當有所弘耳。」以袁無恆,故以此激之。


郗嘉賓は袁虎に書を與え、戴安道、謝居士を道うて云えらく:「恆任の風、當に弘むる所有りたるのみ」と。袁の恆無きを以て、故に以て此れにて之を激す。


(排調49)




袁宏さん文才高き ADHD かなこれ。

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