謝安61 叔父さんの切望
謝氏の若年たちの集いにて
こう
「謝万はな、後世の名声を
独り占めする男だぞ!」
それを聞いた
すかさずあきれ顔でツッコんだ。
「万叔父さん、全然謙虚じゃないですよ。
絶対部下の恨み買います。
後世の名声だなんて、そんな、まさか」
謝太傅謂子姪曰:「中郎始是獨有千載!」車騎曰:「中郎衿抱未虛,復那得獨有?」
謝太傅は子姪に謂いて曰く:「中郎は始め是れ千載を獨有せん!」と。車騎は曰く:「中郎が衿抱は未だ虛ならず、復た那得ぞ獨有せんか?」と。
(輕詆23)
全く、
いいかい、謝万がこけたせいで、
謝安さまは出仕した。
出仕せざるを得なくなったんだ。
「おい謝万、マジで頑張ってくれよ、
でなきゃオレが
頑張んなきゃいけなくなる」
って言う謝安さまの心の悲鳴、
どうやら君には
聞こえなかったようだな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます