謝安2  四時の気を纏う 

謝安しゃあんさま、褚裒ちょぼうを非常に重んじていた。


そして、こう讃えている。


「褚裒は、口にするまでもなく

 その風貌にて周辺を教化するな」




謝太傅絕重褚公、常稱:「褚季野雖不言、而四時之氣亦備。」


謝太傅は褚公を絕に重んじ、常に稱うるらく「褚季野は言わざると雖も四時の氣を亦た備う」と。


(德行34)




褚裒

謝安さまと同世代のひとで、とても物静かな人であったという。この人の子孫は南朝に入ってから大いに花開く。なかでもひ孫の褚皇后は東晋のラストエンペラー恭帝に嫁いだけど二人の間に男の子ができたら劉宋にとって災いの種になるからって兄弟の褚秀之ちょしゅうし褚淡之ちょたんしに殺されたっていう……あっれーこのエピソードだと繁栄って感じじゃないな。まあいっか☆

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