桓温63 サイコロを振れ
サイコロ賭博に興じていた。
袁耽と言えば、その博才を
天下に鳴り響かせた達人だ。
だがこの日の出目が、とにかく悪い。
遂には怒り出し、
サイコロを投げ捨ててしまった。
「おぉー……」
この様子を野次馬していた
思わずコメント。
「今日の袁耽みたいな状況になっても、
怒り出さなかっただろうな。
全く、顔回ってのは
本当に偉大なもんだ」
桓宣武與袁彥道樗蒱。袁彥道齒不合、遂厲色擲去五木。溫太真云見:「袁生遷怒、知顏子為貴。」
桓宣武は袁彥道と樗蒱す。袁彥道の齒は合わず、遂にして色を厲とし、五木を擲去す。溫太真は云えらく「袁生の怒るるを遷らるを見るに、顏子の貴きの為さるるを知る」と。
(忿狷4)
さらりと
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