王導47 庾氏なんてザコ笑
親戚の
すると間もなく、よりによって
とんでもない訪問客が現れる。
当時の東晋のツートップ的な二人。
そんなひとたちがくるのに
自分なんぞがいては、
そう思って王羲之、席を立ち、
辞去しようとする。
そこを王敦、まあまあと留めるのだ。
「司空さまはお前の家出身なのだ。
その状況で庾亮がお前に対して
何か言える筈もあるまい?」
王右軍少時、甚澀訥。在大將軍許、王庾二公後來。右軍便起欲去、大將軍留之曰:「爾家司空、元規復何所難?」
王右軍の少かりし時、甚だ澀にして訥なり。大將軍の許に在るに、王庾の二公が後に來たる。右軍は便ち起ち、去らんと欲す。大將軍は之を留めて曰く「爾が家の司空なれば、元規に復た何ぞ難ずる所ならんや?」と。
(輕詆5)
321 年に王導が司空叙任、
322 年には第一次王敦の乱。
また王羲之は 306 年の生まれ。
ということで、王羲之 16 歳の時のお話。間もなく加冠し、世に出ようって頃ですな。
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