王導42 王葛と驢馬
お互いの家格の高低について口げんか。
何やってんのアンタら……
ともあれ王導さまは言う。
「葛王の順でひとは言わんだろう。
言うときには必ず王葛。
これだけでも高低は明らかではないか」
諸葛恢は返す。
「何を言っとるのだ、
其方は驢馬を馬驢と呼ぶのかね?
ロバは馬より優れた動物である、
などと其方は論じられるのか?」
諸葛令、王丞相共爭姓族先後。王曰:「何不言葛王、而云王葛?」令曰:「譬言、驢馬不言馬驢。驢寧勝馬邪?」
諸葛令と王丞相とは共に姓族の先後を爭う。王は曰く「何ぞ葛王と言わず王葛と云いたるか?」と。令は曰く「譬わば驢馬と言いて馬驢と言わざるがごとし。驢は寧んぞ馬に勝らんや?」と。
(排調12)
諸葛恢
つーか諸葛瑾が驢馬っぽい顔つきだった、って辺りから引っ張ってくるとまた趣があってよい。諸葛瑾系、頭のいいバカこと
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