王導40 いきなりダンスる

後に東晋文壇サロンで

ブイブイ言わすことになる

王濛おうもうと、謝尚しゃしょう


二人は、ほぼ同じタイミングで

王導おうどうさまの属官として

取り立てられていた。


ある宴会でのこと。

突然王濛が言い出す。


「王導さま! 実は謝尚の奴、

 なかなか良い舞をするのですぞ」


突然何言いだしてんだこいつ。


しかも謝尚も勝手に踊り出す。

いやほんとに何してんのおまえら。


けど、その舞は見事なものだった。


王導さま、もてなしていた客に言う。


「竹林七賢の王戎おうじゅう

 思い出さずにはおれませんな」




王長史、謝仁祖同為王公掾。長史云:「謝掾能作異舞。」謝便起舞。神意甚暇。王公熟視、謂客曰:「使人思安豐。」


王長史と謝仁祖は同じうして王公が掾と為る。長史は云えらく「謝掾は異なる舞を能く作さん」と。謝は便ち起ちて舞う。神意は甚だ暇なり。王公は熟視し客に謂いて曰く「人をして安豐を思わしめん」と。


(任誕32)





くされ文人さんどものふいんきは

伝わってきますけど、なんつーか。


 どう\(^o^)/

 でも\(^o^)/

 いい\(^o^)/


王戎おうじゅう山濤さんとう辺りって、

結局「宮中での風雅の極み」

扱いなんだろうねー。

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