王導32 琅邪の珠玉たち 

ある人が王衍おうえんのもとを訪ねた。


するとそこでは

王戎おうじゅう王敦おうとん王導おうどうがそろい踏み。


別宅に足を運んでみれば、

今度は王詡おうく王澄おうちょうと会う。


そのひとは帰宅してから言った。


「今日の出先では、

 見る方見る方が皆、

 きらびやかな宝玉のようであった」




有人詣王太尉。遇安豐、大將軍、丞相在坐。往別屋、見季胤、平子。還語人曰:「今日之行、觸目見琳琅珠玉。」


王太尉を詣でる人あり。安豐、大將軍、丞相の坐に在るに遇す。別の屋に往かば、季胤、平子に見ゆ。還りて人に語りて曰く「今日の行、目に觸るるに琳琅珠玉に見ゆ」と。


(容止15)




全員琅邪王氏。

なので琳「琅」と言っているわけですね。


トハイエ。彼らの生年は、

王衍256、王戎234、王敦266、王導276。

王詡、王澄は王衍の弟。なので260くらい。

明らかに王戎がおかしい。

ちょっとここに王戎混ぜんの無理ないでしょうかねえ?

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