武帝10 好奇心は俺を殺す
あるとき山涛と山允が共に外出する。
この時山允は丸い帽子をかぶって
車の中に寄りかかっていた。
そのことを聞いた
ぜひ山允と会ってみたい、と頼み込む。
断りづらくしていた山涛、
困ったあげく山允に聞く。
すると山允、即答。
「見世物になれってんですか。
ヤに決まってるじゃないですか」
あーこれ親父よりすげえや。
人々は、そう語り草にするのだった。
山公大兒短著帢、車中倚。武帝欲見之、山公不敢辭、問兒、兒不肯行。時論乃云勝山公。
山公が大兒は短帢を著け、車中に倚る。武帝の之を見んと欲せるに、山公は敢えて辭さず、兒に問えば、兒は行くを肯んぜず。時論は乃ち山公に勝れりと云う。
(方正15)
山允
山涛の子のうち、三男のこのひとがくる病のため背が小さいままであった、という。このエピソードの感じだと、竹林の七賢ってパパよりこっちの方がよっぽどそれっぽいふるまいだったくさいよなーと感じられてならない。つーかパパの出世ルート権力にべったりですもんね……このひとはこのひとで高官にまでのぼっちゃいますけど。
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