この手の話に全く造詣が深くないですが、好き嫌いは良くないと思い拝見しに伺いました。
禰衡
いい人っぽく書かれてるけど、かなりのクソやろう。のちに亡命したが、亡命先でもえらそうだったから殺された。
の説明で吹きました。
難しい歴史書がこんなにも面白く翻訳されているとは!
なんか笑えるし、賢くなった気にもなるので、得した気分です。
正直歴史は全くわかりませんが、これなら読めそうな気がします。
作者からの返信
ありがとうございます!
世説新語、「何が書いてあるか」さえわかれば、面白いキャラクター小説として成立してくれていると思っているのです。問題は「何が書いてあるか」に辿り着くまでのハードルが異常に高い事でして……w
はじめから最後まで隅々まで読まなければいけない、という性格のものでもありませんので、ピンと来ないエピソードはどんどんスキップしていただくのが良いかと思われます。お楽しみいただければ幸いです!
編集済
こんばんは。
ゆっくり訓読を見ていきます。
〉禰衡被魏武謫為鼓吏
〉禰衡は魏武の謫さるを被りて鼓吏と為り、
能動文の場合、「魏武謫禰衡為鼓吏」で「魏武は禰衡を謫して鼓吏と為す」になるわけですが、受け身なので「禰衡被魏武謫為鼓吏」になり、元の形を勘案すると、「禰衡は魏武の謫して鼓吏と為すを被り」が自然かも知れませんね。
〉四坐為之改容。
〉四に坐すは之の容を改むるを為す。
四坐は四方に坐していた人たちを意味する熟語ですね。これが八座になると、朝貴とほぼ同義になります。為之は前文を受けて「之が為に」が良いでしょう。「之の容を改むる」の場合、だいたいは「改之容」の語順になります。
云々。
※
マジか?!ですよねー。今は使われない用例の宝庫です。そういえば、氷月さんの『襄陽』の氷月あやあとがきを訓読してやろうと企てています。その後は、本作を順繰りに見ていきますよ。
ふへ。
※
一杯食わされましたので、検討しておきました。
作者からの返信
おはようございます。
>禰衡被魏武謫為鼓吏
なるほど。
そうすると、正月の半ばに鼓を試さる、まで被の適用範囲、と言う形にもできそうですね。すると、
禰衡は魏武に謫され鼓吏と為さしめられ、正月の半ばに鼓を試さるを被る。
ともできそうかな。ここまで被るを掛けてしまうと、少し重たい感じがしないでもありませんが。
>「之が為に」
この用法は、完全に自分の中の認識にありませんでした。そう言う使われ方もあるのか。たぶん、似たような引っかかり方は他の箇所でもやっているんでしょうね。
ありがとうございます!
*
氷月漢文、接した瞬間訓読開始しましたからねーw だいぶスピードは上がってきたみたいです、まだまだ要検討になる箇所は多いですがw
宗承、初めて知りました。
ありがとうございます。
作者からの返信
自分もここで初めて知りました。
しかし他には逸話がなく、
「そうか、冷遇されたのか」
で終わってしまうのが悲しいところです。