第3話 3ページ目
弟の貴志は僕より一歳年下の高一で、
頭の悪くて鈍臭い僕と違い、
頭も良くて要領もよく、
誰からも信頼される自慢の弟。
「体調悪いなら休んだら?
先に下に降りてんね」
貴志は二重の目をこすりながら、
一階に向かった。
土曜日だからって休めるわけがない。
僕は貴志と違って1日休んだだけで授業についていけなくなる。
僕はノートを握りしめた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます