第2話 CBT募集
それを目にしたのは俺の行きつけのネットのゲーム情報サイト。
そこで前に事前登録していたゲームが今まで何回か行っていたテストの
最終CBTテストを行うのでユーザーを募集しているとのことだった。
CBTとはOBTと合わせてネトゲしてるやつならよく耳にする言葉で簡単に言えば正式にゲームを開始する前のテスト運営である。
CBTがクローズベータテストと言い、OBTがオープンベータテストと言う。この二つの違いはクローズは人数を限った制限の元で行われるテストで閉じられたクローズ、オープンは人数制限のない開かれたオープンなテストと言った感じだろうか。大体、ユーザーが実際に入ってプレイしてもらってその負荷でゲームが上手く遊べないことがないかチェックする。
テストだからせっかく遊ぼうと思ってもログインもままならず落とされることもある。運営が微調整のために設ける期間のようなもの。
そんな公式の前のまだ完成品じゃないゲームを遊んでくれるユーザーをゲーム配信会社は募集することがある。
ゲーム好きはそれに無償で登録して遊ぶことがある。
それも人数の限られたCBTは抽選になることも多く競争率も激しい。
なぜ未完成のゲームにプレイヤーはこぞって応募するか。
それは単に人より新しいゲームを先にプレイしたいと言う願望に尽きるのではないだろうか。
CBTは募集によってはコアユーザーに限られる時もある。
でも今回のものはライトな俺でも応募できる一般枠が合った。
ゲーム情報サイトでも1000枠ゲットしたなどと書かれていたが
俺は公式からいつも使い慣れたIDからだめもとの気持ちで一つ応募しておいた。
CBT実施期間は3日間。時間も細かく区切られて24時間ではない。
それでも人より一歩先に体験できる。その枠へ軽い期待で応募した。
運は悪くないほうだと思う。
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