EX15-4 呪いなりの愛情表現

 



 フラムはオリビアの両親に事情を説明すると、二人をセーラの元まで連れて行った。


「私たちの、娘です……」

「ああ、オリビアぁ。オリビアあぁぁっ!」


 愕然とする父と、泣き叫びながら娘にすがりつく母。

 フラムとセーラは、部屋の隅の方で言葉を交わす。


「あれもロコリがやった? どういうことっすか」

「ここに来る間に話を聞いたけど、オリビアは例のピエロ――コリウスが持っていたのと同じお守りを持ってたらしいの」

「もしかして学校で流行ってたやつっすか? 同い年ぐらいの患者さんから話を聞いたことがあるっす」


 セーラは現在十五歳、ロコリたちと同じ世代だ。

 組合長という立場ではあるが、患者と接する機会は多い。

 相手が同世代の同性となれば、患者側も友達と接する感覚で喋ることもあるだろう。


「知ってるなら話は早いね。そう、両方とも丁寧に刺繍が施された袋に、石のようなものが入ってた」

「それ、ただの石じゃないっすよ」

「現状で最も可能性が高いのは、呪われた装備の欠片だと思う」

「何のためにそんなことを……」

「明らかに悪意ではあるよね」


 欠片とはいえ、呪いを含有する物質だ。

 人体に悪影響をもたらす可能性が考えられる。

 しかもお守りは、場合によっては肌身離さず持ち歩くことだってある。


「それを受け取ってからオリビアもコリウスも精神的に不安定になっていった」

「明らかに呪いのせいじゃないっすか! 復讐、とかっすかね」

「だったらまだ良かったのかもね」


 フラムがロコリこそが犯人だと気付いたとき、感じたのは底知れぬ“悪意”だった。


「ロコリはわざわざインクやエターナを巻き込んで、その延長線上にこの事件がある。しかも私が捜査に参加することを承知した上で対策を打っていた」

「わかんないっす。何がしたいんすか、それは」

「事件を起こすこと自体が目的なのかも」


 人間らしい感情だとか、過去の出来事だとか、そんなものは関係ない。

 世の中には度し難い、理解しがたいクズがいる。

 そういうものをフラムもセーラも見たことがあった。


「他人の人生をかき回して、傷つけて、不幸にして。そういうのを楽しんでるのかもしれない」

「な……そんなのぜんぜん楽しくないっすよ! おかしいっす!」

「そう、おかしいんだよ」


 おかしい人間の行動に理屈なんて無い。

 考えるだけ無駄だ。


「愉快犯だとすると、何をしてくるかわからない。早く止めないと」


 力ずくでその行為を止めること。

 それ以外に方法はなかった。


 ◇◇◇


 オリビアの両親をセーラに任せ、フラムは病室を出た。

 しばし歩いて、人のいない一本道で立ち止まる。

 そして口を開いた。

 他の誰にも見えない、彼女にだけ視認可能な“黒いミルキット”に向かって。


「あなたはコリウスの出現位置を私に教えてくれた。どうしてそんなことができるのか、この事件が呪いを発端とするものだと考えた時、何となく予想がつく」


 幻覚はフラムから数メートル離れた前方で、不敵に微笑んでいた。


「味方ってことでいいんだよね」


 フラムがそう問いかけると、少しだけ表情が明るくなったような気がする。

 さらに質問は続く。


「ちなみに喋れる?」


 フラムからしか見えないのだから、はたから見ると異常な光景だろう。

 しかしこれからもっと異常になる。

 だからわざわざ人のいない場所まで移動してきたのだ。

 黒いミルキットが口を開く。


「ようやく、私の方を見てくださいましたね。主さま」


 声質はミルキットによく似ている。

 しかし喋り方や単語のイントネーションが微妙に異なっており、やはり偽物なのだとフラムは痛感する。


「意外な口調」

「主さまに最も信用していただける姿形を取っているつもりなのですが」


 主さま。

 彼女はフラムをそう呼んだ。

 むず痒い呼び方ではあったが、ミルキットと同じご主人様とは呼ばれたくないし、確かに主従関係にはあるので間違っているわけでもない。


「そのせいで余計に悩む羽目になったけどね」


 まあ、見知らぬ誰かの姿をしていたら、それはそれで怖いのだが。

 フラムが困り顔でそう言うと、黒いミルキットは口元に手を当て「ふふっ」と笑った。


「なんか喜んでない?」

「主さまの日々には刺激がなさすぎる。時折こうして刺激があった方が“生きてる”と実感できるのではないかと」

「大きなお世話」


 フラムがジト目で睨むと、さらに相手は上機嫌になった。

 とんだ天邪鬼だ。

 彼女は少々サディスティックさを感じる笑みのまま、今度はフラムに問いかける。


「では最近、どんなときに生命を実感されましたか?」


 どうせ無いだろう、と言わんばかりの質問だ。

 しかしフラムは即答した。


「ミルキットを抱いてるとき」


 迷ったって相手の手玉に取られるだけだから、あえて言い切った。

 作戦はうまくいき、黒いミルキットはきょとんと、呆気にとられた顔をした。

 勝ち誇るフラム。


「何、その顔」

「そういうことを言えるようになったのだな、と思うと感慨深いもので」

「親みたいな言い方しないでよ。あと強がりでも何でもなく、本当にこんな刺激は必要ないから。人がこんだけ死んで、傷ついて、インクやエターナさんまで巻き込まれてるんだよ?」

「しかしそれが必要だと私は考えます」

「価値観の相違だ」

「生きた人間と噛み合わないのは仕方のないことです」


 気に食わなかったが、そうなってしまうのも仕方ない、とフラムも納得するしかなかった。

 なにせ彼女は――


「私、呪いですので」


 そう、人ではないのだから。

 きっと、こうして会話が成立しているだけでも奇跡なのだ。

 そして黒いミルキットは背を向けて、廊下の向こうへと歩いていく。


「はぁ、言うだけ言って行っちゃったし」


 フラムはため息をつくと、その背中を追って歩き出した。


「まあいいや。早く案内して、ロコリのところまで」


 相変わらず気配は探れない。

 しかし彼女ならわかるはずだ、その“縁”によって。


 ◇◇◇


 黒いミルキットに案内されてフラムがやってきたのは、とある一軒家だった。

 オリビアの家よりも一回り多い。

 表札にはセンギ・ワラーミーと書かれていた。


「ここどこ?」


 問いかけても誰も答えず、周囲には人影もない。


「消えたし。ここにロコリがいるってことでいいのかな」


 家の前で立っていると、窓ごしに男性と目が合う。

 向こうが目を見開いて驚いているので、フラムは軽く会釈した。

 直後、勢いよくカーテンが閉められる。


「ロコリじゃないけど怪しい反応……よし、行くか!」


 門をくぐり、玄関の前へ。

 壁にはドアベルが設置されていた。

 魔力式ではないのは、家主のこだわりだろうか。

 垂れた紐を引っ張ってベルを鳴らすと、さすがに無視できなかったのか、先ほど見た男性が扉を開く。


「こんにちは」

「……英雄様が何の御用かな」

「ロコリさんという方をご存知ですか?」


 関係者かもしれないので、一応そう尋ねておく。

 すると男の表情が固まった。


「私の娘の名前だ……今は病院で眠っているはずだが」


 つまり彼女のフルネームはロコリ・ワラーミーというらしい。

 目の前にいるのはその父――センギだ。


「そうですか。よければ娘さんについてお話を聞かせてほしいんですが」


 フラムはあくまで温和に対話する。

 敵意があることを悟られないように。

 どうやらセンギは、まだ“気づかれていない”と思っているようで、フラムを招き入れるかは迷っているようだった。


「娘について聞いてどうするつもなんだ」

「昨今、呪いの装備にまつわる事件が多発していまして。娘さんの一件もそうかもしれないんです」

「呪い? 違うな、元はと言えばあんたたちが悪いんだろう。娘を追い詰めておいて、その原因を呪いに押し付けるつもりか?」


 フラムとエターナの関係性を今思い出したかのように責め立てるセンギ。

 少々わざとらしい語気の荒らげ方だが、演技に合わせて心の壁が厚くなったのを感じる。


「遺書を見せていただきました。文面からして、呪われた短剣か何かで自分の体を傷つけたようで」

「思い出させないでくれ。娘が首を斬ったんだぞ!?」

「そのときに使われた道具はどうしましたか? 放置しておくと危険です」

「帰ってくれ、話すことは何も無いッ!」

「娘さんが自ら命を絶った原因がその道具にあるかもしれないんですよ?」

「そのような責任逃れに耳を貸すつもりはない!」


 少々雑な追い返し方だ、理屈が通っていない。

 痛いところを突かれたのだろうか。


「これ以上被害者を増やさないために必要なことです」

「いくら英雄と言えどやっていいことと悪いことがあるぞ、帰れと言ったら帰れ」


 これでは埒が明かない。

 平和に事を進めるつもりだったが、フラムも方針転換を図る。


「父親なら娘が何をしても庇っても構わないと?」

「何を……」

「下手な演技はもうやめ。首を斬られたのはあなたの娘じゃない、同級生のオリビアさんだよね」

「いいやあれは私の娘だ、何の証拠があってそんなことを!」

「オリビアさんの両親に確認してもらった」

「っ……面会謝絶だというのに、勝手に合わせたのか!?」

「だってあれはロコリさんじゃなかったから」


 センギは絵に描いたような狼狽え方をしていた。


「本物の娘さんはどこにいるんですか」

「知らない」

「娘さんはすでに数名を殺害しています。放っておけばさらに被害者は増えるでしょう」

「知らない!」

「娘さんの犯行を見逃した時点で、あなたも共犯――」

「本当に知らないんだッ!」


 彼の声が裏返り、必死の形相で叫ぶ。

 どうやらこれは事実らしい。

 だとすると――なぜ黒いミルキットは、フラムをここまで連れてきたのか。


「わかった、認める。確かに私は娘を庇った。あの子が異常な行動を取っているのを見過ごしてきたッ!」


 センギはまるで開き直ったかのように喋りだす。


「仕方ないだろう、一人娘なんだ。オリジンが引き起こした大災厄を生き延びた、たった一人の家族なんだぞ!?」


 同情を求めるかのように――いや、同情されて当然だと言わんばかりに言葉を並べている。

 さらにはフラムに掴みかかって、なおも言い訳を続けた。


「いいじゃないか、これぐらい。王国は今、人口が増え続けていると聞く。増えすぎて困っているぐらいだと。だったら、それが数名死んだところで――」


 それは許容できない言葉だった。

 そもそも彼は殺人を隠しているも同然である。

 落ち着かせるためにも、少し痛い目に合ってもらう――フラムは軽くセンギを振り払った。

 可能な限り手加減したつもりだが、彼の体はふわりと浮かび床の上を転がる。

 それを追うようにフラムは家の中に足を踏み入れた。

 センギは目に涙を浮かべながら、腰を抜かして許しを乞う。


「ひいぃぃぃぃっ! すまない、すまなかった、私が間違ってましたあぁぁあ! ごめんなさい、ごめんなさいぃっ!」


 手のひらを返して素直に謝ったかと思いきや――


「わかってたぁ! わかってたんだ、娘がおかしいことぐらい! 小さい頃からずっと、生き物を傷つけては喜んでる子だったっ! でも、仕方ないじゃないか。そうなってしまったんだ! 人が美味しいものを食べて喜ぶように、美しいものを見て感動するように、ロコリは、何かを傷つけることで幸せになる子だったっ! そこに何の違いがある!? 娘の幸せを願って何が悪い! 一人娘だぞ!?」


 またもや開き直って言い訳を再開する。

 その二面性が娘に悪影響を与えたんじゃないかとフラムは言いたくなったが、今は口に出さない。


「なあ、なあ、どうしたらよかったんだ。一緒に遊んでも、出かけても、おもちゃを買ってやっても喜ばない娘が、たった一つ喜ぶことがそれだったんだよぉ! そうするしかなかったんだよぉ。う、ううぅぅ、うわあぁぁぁああ……っ!」


 終いには泣き始めてしまった。

 自分の父親ぐらいの年齢の男性に号泣され、困り果てるフラム。

 そういえばロコリも研究所で泣きわめいていたとエターナが言っていた。

 やはり親子は親子なのだ。


「聞いてない話までぺらぺらと……それで呪われた武器も与えてたってわけ」

「っく……うぅ……ある程度の年齢になってからは、お金を……自分で買ってたんだろう……幸せの、ために……それが、幸せだから……」


 裕福な家だ、かなりの金額を渡していたのだろう。

 まさか娘がそれを呪いの装備に使っていたとは思わなかった――いや、使っていたとしても、見て見ぬふりをしたのか。

 そのとき、フラムはセンギの背後の空間がわずかに歪むのを見た。

 彼女の目つきが鋭くなる。


「ひぃ、もうやめ――」


 殺気にあてられ、恐怖に声を震わせるセンギ。

 フラムはそんなのをお構いなしに前に飛び出し、彼の首根っこを掴んで前方へと跳んだ。


「うひぃぃぃぃぃっ!」


 滑りながら着地。

 センギの叫び声がうるさい。

 その直後、ハンマーのような打撃音が屋内に響いた。

 先ほどまで二人が居た場所を、かかと・・・が打ち砕いている。

 現れたのは下半身のみになったコリウスだった。

 あの姿になっても、蹴りで人を殺すだけの威力は出せるらしい。


「ロコリが殺しに来た」

「え……?」

「用済みってことだろうね」


 先ほどのは明らかにセンギを狙った一撃だった。

 コリウスは今やただの装備。道具。

 その行動には使い手の意思が反映されている。


「そ、そんな……ロコリ。お父さんのこと、嫌いになったのか? なあロコリ、ロコリいぃぃぃぃぃッ!」


 娘が見ていると思い、泣きじゃくりながら喚くセンギ。

 その直後、コリウスの姿が消えたかと思うと、彼の頭上に出現した。


「うわあぁぁぁああああっ!」


 振り下ろされるかかと。

 フラムは再び彼を掴むと、背後に放り投げた。

 かかと落としが空振り、その隙につかもうとフラムは手を伸ばす。

 しかし握りしめた手は空を切った。

 そして前方、少し離れた場所に再出現。

 前に飛ぶ。

 消えて背後に出現。

 あえて避けない。

 受けて捕まえようとしたが、相手はそれすらも警戒してまた消えて、少し離れた場所に現れた。


「触れるのすら怖がるなら、もう戦いにはならないよ」


 口を持たないコリウスは当然何も言わない。

 が、ロコリには伝わっているはずだ。


「それにどんなに逃げようが手品の種は明かされてる。死体を使ったごっこ遊びはもう終わり、然るべき場所に埋葬するからね」


 フラムはそこから一歩も動かずに、魔法を発動させる。

 何を・・反転させるのか。

 気配すらも掴めなかったときは、その“何か”すらも見つからなかったが――正体がわかった今ならどうとでもなる。


あるべき場所へ戻れリヴァーサル!」


 コリウスは魔法の発動に合わせて消えようとしたが、それはできなかった。

 瞬間、彼の腹部が膨らみ、そこから黒い金属片がずるりと引き抜かれる。

 そしてまるで吸い込まれるようにフラムへ向かって飛んでいき――彼女はそれをキャッチした。

 その金属片は、どうやら呪いの装備となったコリウスの“核”にあたるものだったらしい。

 元気に動いていた下半身は力を失い、倒れ、ただの死体に戻る。


「てっきり私がオリジンとやり合ってる間に処分されてると思ってたんだけど」


 フラムは、その金属片を見ながら呟いた。

 かつてヘルマンは、魂喰いとガディオの剣をつなぎ合わせ剣を作り出した。

 その際、作られた剣は二本存在した。

 一本はヘルマンの墓に収められ、そしてもう一本はヴェルナーに砕かれ――武器としては完全に使えなくなった、かと思われた。

 その破片がどこに行ったのか、フラムですら知らなかった。


「魂喰いの欠片、まさかコンシリアに残ってたなんてね」


 まるで金属片に問いかけるようにフラムは喋っている。

 神喰らいが王都で死んだ多くの呪いを吸い尽くしたように、この破片もまた、あの惨劇を糧に呪詛を強めたのだろう。

 そしてタチの悪いことに、この破片は誰よりも近くでフラムの戦いを見てきた。

 ひょっとすると、砕けたあとも“本体”を通じて見ていたのかもしれない。

 つまり、フラムの肉体を熟知しているということである。

 ゆえにフラムという人間が何をもって対象の気配を察知しているか、というのも理屈で理解しているし、気配も消す術も身につけてしまった。

 厄介極まりない。

 しかし、そんな魂喰いの破片にも誤算があったのだ。


「あの黒いミルキットは、割れた自分の一部が勝手に暴れるのが嫌で私に協力を求めたってところかな。それとも単純に相棒として私を助けてくれただけ? だからってミルキットの姿を模倣することないのに」


 それを“可愛げ”と呼ぶべきか、はたまた“呪いらしさ”と呼ぶべきか。

 いや、もっと素直に情報提供してくれれば早く解決したのだから、やはり呪いらしいと呼ぶべきなのだろう。

 今回だってそうだ、別に父親を挟む必要なんてなかっただろうに。

 回りくどいやり方で、フラムに“刺激”とやらを与えたがっているに違いない。

 だがこうして正体を暴き、破片そのものを手に入れた以上、もはや気配を消しても無駄だ。


「ま、これで呪いの正体は掴めたし、本人に会いに行きますか」


 あとはロコリの狂気を消し去るだけである。

 フラムが家を出ていこうとすると、


「待ってくれっ!」


 センギが呼び止めた。


「娘は……娘は殺さないでやってくれないか。あの子がいないと、私はどうやって生きていけばいいかっ!」

「どうせ罰は受けてもらうと思うけど」


 フラムが裁かなくとも、王国の法律がロコリを裁くだろう。

 それは止められないし、止めるつもりもない。


「それでも子供だ、死にはしないだろう!? あなたが殺さない限りはっ!」

「別に殺すつもりはないけど……」


 それはそれとして。

 彼女はインクやエターナを傷つけた。

 何よりまともな人間じゃない、放置しておくわけにはいかない。


「それが死ぬより楽かはわかんないよ」


 フラムはそう冷たく告げると、振り返らずに外へと向かった。



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