EX15-3 カカシと踊ろう

 



 フラムとて手をこまねいて犠牲者が増えるのを待つつもりはない。

 反転の魔法を使い上空へと飛び上がると、高所からコンシリアを見下ろす。

 気配が察知できぬのなら目視・・すればよい。

 だがこれも苦肉の策ではある。

 建物で遮られた部分はどうしても見えない。

 そこを王国軍の人海戦術でカバーしてもらうわけだ。

 軍がコリウスを発見した場合、すぐにフラムに連絡が入る手はずになっている。

 通話は常につけっぱなしだ。

 基本的に通信端末はコンシリアの外までは通じないが、遮蔽物のない上空であれば、ある程度離れても通話は可能だった。


『頼りっきりですまないな』


 端末ごしにアンリエットが謝罪した。

 だがフラムは、見えないと知りながらも軽く首を振ってそれを否定する。


「謝るのはこちらの方です」

『なぜそうなる』

「コリウスが気配を察知できない小細工をしているのは、明らかに私を意識してのことでしょうから」

『殺人犯が隠れるのがそんなにおかしなことか?』

「隠れるにしてはピエロなんて目立つ格好をしてます。殺害方法も異様で、恐怖を与えるようなものです」

『隠れるのが目的ではない、と』

「犯行は見せたい、けれど捕まりたくはない。そういう意図なんでしょう。私相手にそれを成立させようとするから、こういうやり方になるんです」


 現状、被害者の身元はまだわかっていない。

 もしそこに関連性があれば、コリウスの目的もわかるかもしれないが――


『来たぞ、西区』


 アンリエットから指示が出るとほぼ同時に、フラムは急降下。

 西区の中央付近に着地する。


『1、4、20』


 そして数字が一つ伝えられるたびに地面を蹴り、壁を弾き、通行人を巻き込まぬようにその番号の地点へと飛び、犯行現場に近づいていく。

 あまりに早すぎるため、一般人には風が通り過ぎていっただけとしか思えない。


『南方向、大通り!』


 そして目的地に到着するまでにかかった時間は、およそ3秒。

 アンリエットが場所を伝えるのに要した時間とほぼ同じ長さだった。

 指示された大通りに到着すると――そこには尻もちをついた中年の女性がいた。


「大丈夫ですか!」


 フラムが彼女に手を差し伸べたが、恐怖で腰が抜けてしまったのか、立ち上がれないらしい。

 仕方なくフラムの方から手を掴んで、引き上げ立たせる。

 よろめく女性を、隣にいた男性が支えた。

 距離感からして夫婦なのだろうか。


「フラム様! あ、ありがとうございますっ!」


 声も出せない女性に変わって、男性がそう告げた。

 どうやら“何か”から助けることはできたらしいが――


「何があったんですか?」


 周囲にピエロの姿はない。


「急にピエロが現れて、妻に掴みかかってきたんです。ですがフラム様が到着する直前に目の前から消えてしまいました」


 顔をしかめるフラム。


「消えたっていうのは、どういうふうに?」

「言葉通りです。目の前にいたはずなのに、すっと姿が見えなくなってしまって」


 念のため、周囲の気配を探るフラムだったが、コリウスは見つからない。

 ひとまずその夫婦と別れ、再び上空の定位置まで戻る。


『どうやら被害の拡大は防げたようだな』


 アンリエットは嬉しそうに言った。

 確かに、フラムの行動に意味はあった。

 だがまだ犯人の尻尾すら掴めていない。


「コリウスは姿を消して移動してるみたいです」

『だがそれだけでは、姿が見えなくなる力なのか、それとも瞬間移動しているのか区別が付かんな』

「中央区から西区まで、人の足で移動するには早すぎます。瞬間移動の方かと」

『希少属性か? コリウスがそのような力を持っていたという記録は無いはずだが』


 しかし希少属性を持つ人間が利用されて起きた犯罪は過去にもある。

 フラムは、今回もそれに近いものを感じていた。

 だがはっきりとした答えは出ない。

 そうこうしている間にも、コリウスは凶行を繰り返す。


『チッ』


 アンリエットの舌打ちが聞こえた。


「新しい被害者ですか」

『ああ、報告が入った。東区でまた別の男性が殺害されたそうだ。商店の中で、真っ昼間から堂々とな』


 いくら大勢の兵士をコンシリア中に散らばらせたとしても、全域を完全にカバーするのは不可能だ。

 そもそも最初の犯行からまだ時間が経っていないため、十分に準備も整っていない。


「どうにかして止めないと……もっと他の……気配に頼らずコンシリア全域を見張るような方法は……」


 脳をフル回転して手段を探るフラム。

 すると遠くに小さく、わずかだが黒いドレスが見えた。

 例のミルキットの幻覚だ。


(何であんな遠くに出てきてんの……)


 フラムの視力が無ければ絶対に見えない距離だ。

 彼女は人通りの多い中央区の大通りで優雅にくるくると踊っている。

 当然、周囲には見えていないし触れることもできないので、通行人をすり抜けながら――脇道の前で足を止めた。

 そして空を見上げ、くすりと笑う。


(……呼ばれてる?)


 そんな気がした。

 しかしコリウスを追っている今は、幻覚の行動を真に受けている場合ではない。

 アンリエットの報告に集中しなければ。

 だが――どうしても気になる。

 幻覚はまるでフラムが来るのを待つように、じっとこちらを見上げ続けていた。


『フラム、そちらから何か見えるか』


 アンリエットの呼びかけに、フラムは軽く息を吐き出す。

 あれを頼りにするなんて、信用云々以前の問題だ。

 そもそも実在しない、フラムの心が生みだした幻影の可能性すらあるのに。

 だが、彼女の勘が囁いている。

 幻覚の行動は、決して無意味などではないと。


「アンリエットさん……一か八か、賭けてもいいですか」

『方法があるんだな』

「確実性なんてこれっぽっちもありませんけど」

『正直に言って、我々はお手上げだ。わずかでも可能性があるなら任せよう』

「では――」


 フラムは端末をポケットに入れると、空を蹴り、地上へ向かって急降下した。

 脇道の先、幻覚を通せんぼするように手前に着地する。

 だがすでにその姿はなかった。

 まるでここに呼び寄せた時点で役目は済んだ、と言わんばかりに。

 そしてその直後――眼前に、ピエロが出現した。


「捕まえたッ!」


 瞬間、コリウスと目が合う。

 まるで生気を感じさせない眼差しだ。

 正気ではないことが一瞬でわかった。

 だとしても――すでに犠牲者を多数出している時点で、容赦などできるはずがない。

 わずかでもためらえば、また消えてしまうだろう。

 フラムは神喰らいを呼び出し、横薙ぎの一閃を放つ。

 コリウスの肉体は胸から上とそれ以外に分断され――そして、下半身だけが消えた。

 残された上半身がドチャッ、と地面に落ちる。

 それは死体だ。

 しかも今、死んだのではない。

 とっくに死んでいた亡骸なのだ。

 すると、フラムの背後でザッという足音がした。


「ひっ、ひいぃぃぃっ!」


 偶然にも居合わせた――いや、おそらくはコリウスに狙われていた中年の男性だろう。

 フラムは神喰らいを収納しつつ彼の方へ振り返る。


「お騒がせしてすいません、もう大丈夫ですので」

「フラム様……? い、いまのは一体……」

「後で軍が話を聞きに来ると思います、詳しいことはそのときに。では」


 騒ぎが大きくなる前に、フラムはコリウスの上半身を持つと、飛び上がり屋根の上へと移動する。

 そこで再び端末を取り出すと耳に当てた。


「アンリエットさん、聞こえますか」

『首尾はどうだ』

「うまくいきました。コリウスは上下に真っ二つです」

『そうか、仕留められたんだな……』

「ですけど、下半身は逃げました」

『何?』

「下半身だけ私の目の前から消えたんですよ」

『……すまない、まだ頭で理解できていない』

「コリウスの上半身を持って軍本部に向かいます、そこで話をしましょう」

『頼んだ』


 血を滴らせるコリウスの亡骸を持ったまま、軍本部の前までひとっ飛びするフラム。

 着地すると、さすがに見張りの兵士は驚いていたが、それが彼女であると気づくと慌てて敬礼をした。

 その数秒後に本部からアンリエットが飛び出してくる。

 どうやら急いで走ってきてくれたらしい。

 彼女の視線は、すぐにフラムが握っている死体に向けられた。


「どうやら、本当に話通りらしいな」

「実物を見ないと納得できないってのはわかります」


 フラムは前方に死体を置く。

 周囲の兵士たちは、引きつった顔でそれを見ていた。


「正直、どこから話を聞いていいか迷っている」

「コリウスを見つけた方法は私も口では説明しにくいので、まずは彼自身の話からしましょう」

「そうだな……君の話を聞いた限りでは、この死体以外の部分がひとりでに動いているとのことだったが」

「ええ、足しか残ってないので今までのような犯行は繰り返せないと思いますが、動いてました」

「人間というのは、いつから脳もなしに動けるようになったんだ」

「人間じゃないからでしょうね」

「その口ぶり、正体もわかったのか?」

「消える直前にスキャンを使いました」

「ではやはり希少属性――」

「属性はいたって普通です。先ほども言った通り、コリウスは人間じゃなかったんですよ」


 では何だというのか。

 その答えを待つアンリエットに向け、フラムはさらにこう付け加える。


「それどころか、コリウスですらなかった」

「化物になろうとコリウスはコリウスだろう」

「いいえ、おそらく犯行前に彼は死んでいました。動いていたのは――その死体を加工・・して作られた、“呪いの装備”です」


 つまり、コリウスに対しスキャンを使ったフラムの目には、“こういうもの”が見えていたのである。


 --------------------


 名称:孤独を嘆きし道化師の剥製

 品質:エピック


[この装備はあなたの魔力を544減少させる]

[この装備はあなたの体力を398減少させる]

[この装備はあなたの感覚を672減少させる]

[この装備はあなたの肉体を削ぐ]

[この装備はあなたの幸福を許さない]

[どうして俺の家族が]

[どうして俺の家族だけが]

[どうして]

[どうして]

[どうして]


 --------------------


 本来は人間に見えるはずのない、装備の表記――

 それはコリウスが人間ではなく、“道具”になった証明であった。


「消えたり現れたりを繰り返していたのは、彼がエピック装備だったからです。私の剣同様に、異空間に収納・・されていた」

「にわかには信じがたい話だが……装備だというのなら、使い手がいるということか」

「彼を呪いの装備に変えた何者かも」


 もっとも、あの周囲に持ち主らしき人物はいなかったが。

 一般的にエピック装備は自分と触れられる範囲にしか出現させられないはず。

 コリウスは例外だとでもいうのだろうか。


「様子を見るに、装備と言っても、ある程度は自律して動いていた可能性は高いです。そういった意味でも通常の呪いの装備とは一線を画しますね」


 と言っても、フラムとて例外の存在はすでに知っている。

 リートゥスなんかはそのいい例だ。

 ――最初に地獄があった。

 先に呪いがあった。

 それらを押し込めるのにエンチャントという概念を利用した。

 かなり強引なやり口だ。

 ゆえに、どこかに綻びも生じてしまうということなのだろう。

 すると二人の前に、別行動を取っていたらしいオティーリエが現れる。


「物騒ですわね、死体を挟んで話し合いだなんて」

「オティーリエか。フラムが犯人を仕留めてくれたんだが……」

「下半身だけ逃げられちゃったんです」


 オティーリエはきょとんとした顔をしている。


「……あなたが言うなら事実なんでしょうけど、とかげの尻尾切りみたいですわね」

「あながち間違いじゃないかもしれません。呪いの“本体”は下半身側にあるってことでしょうから」

「ところでオティーリエ、何か報告しにきたんじゃないか」

「もちろんですわ、お姉様」


 有力な情報を掴めたのか、オティーリエはどこか得意げに胸に手を当てた。


「コリウスに襲われた被害者の共通点が浮かび上がりましたの。ずばり、全員が子供を持った親ですわ」


 それを聞いてフラムは、ティーシェの話を思い出す。

 コリウスは奥さんだけでなく、火事で息子まで失っていた。

 どうして俺の家族だけが――エンチャント欄に記されていたその文章には、妬みのような感情がこもっているように思えた。


「しかもその子供たち、全員が中央区の学校に通っているようですの」

「中央区の!?」

「ええ、フラムさんが調べていたはずですわよね。“お守り”の件で」


 オティーリエがそう言ってフラムを見つめると、同様にアンリエットも視線をそちらへ向ける。


「私もそのお守りとやらが中央区の学校で流行っていたらしい、という部分まではオティーリエから報告を受けている。他に何かわかっているのか?」


 フラムはあの学校で聞いた噂について、二人に説明した。

 おまじないは呪いへと形を変えてしまい、流行は廃れたこと。

 そしてロコリとオリビアという二人の少女が関わっていることを。

 一通り聞き終えると、アンリエットは腕を組んで考え込む。


「一人は昏睡状態、一人は家出か……聞いた限りでは今回の事件と関係があるようには思えんが、呪いという言葉が両者を繋げている」

「唯一、オリビアだけは行方がわかってません。住所も聞いているので、調べに行こうと思っています」


 フラムがそう言うと、アンリエットは申し訳無さそうな顔をした。


「どうやら私が足止めしてしまったようだな」

「非常事態だから仕方ありませんよ」

「では今から向かいますの?」

「そのつもりです」

「私やオティーリエも同行したい気持ちはあるのだが――」

「下半身だけとは言え、コリウスはまだ残っていますものね。警戒を解くわけにはいきませんわ」

「そういうことだ。解決を任せてしまっているようで忍びないが」

「気にしないでください、元から私一人で調べてたんですから」


 フラムはその場でアンリエットやオティーリエと別れ、単独でオリビアの家へと向かうことになった。


 ◇◇◇


 オリビアの家は、中央区の大通りから入る脇道の先にあった。

 そこはフラムがたった今、訪れたばかりの場所。


「さっきコリウスを仕留めたところだ」


 つまり、現場に居合わせた男性こそが――


「フラム様!?」


 オリビアの父親、ということだ。

 彼はちょうど外出から戻ってきたところのようで、再び現れたフラムを見るなりのけぞって驚いている。

 だがすぐに頭を下げて、礼を告げた。


「先ほどはありがとうございました。街で暴れていた殺人ピエロから助けてくださったんですよね?」

「ええ、まあ」


 どうやら目の前で起きた現象を理解するために、周辺に何が起きているのかを聞いて回っていたようだ。

 コリウスの存在を知っているのなら話は早い。


「実は私、オリビアさんについての話を聞きに来たんです」

「なぜフラム様が娘のことを? ま、まさか……事件に関係しているんですか!?」

「それはわかりません。娘さん、家にはいないんですよね」

「ええ、書き置きを残して家出してしまいまして。今はどこにいるのかも……」


 うなだれる父親。

 まだ13歳か14歳の娘が、一人でどこかを彷徨っている――心配で仕方ないだろう。

 おそらく軍には捜索願等も出ているはずだ。


「以前はあんな子ではなかったんですが、ここ数週間で急に人が変わったように荒れてしまいまして。一体何があったのかと、妻とも話し合っていたところです」


 どうにも引っかかる話だった。

 ほんの数週間で人が変わるとは――呪いとの関連を疑わざるをえない。


「こんなところで立ち話もなんですから、中へとどうぞ」

「ではお邪魔します」


 案内され、一軒家に足を踏み入れるフラム。

 土地こそ一等地ではないものの、二階建ての一軒家を持っているということは、それなりに裕福な家庭なのだろう。

 しかし家の中は少し散らかっている。

 娘が行方不明になるという緊急事態を前に、片付けまで手が回らないのかもしれない。

 心なしか、父親もやつれているように見えた。

 フラムが家にあがると、廊下の奥から女性が顔を出す。

 彼女も「フラム様!?」とお決まりの驚き方をして、小走りでこちらに近づいてきた。

 こういう扱いには慣れたがこそばゆい――が、今はそんなことを考えている場合ではなかった。


「紹介します、私の妻で――」


 女性の紹介を始めるオリビアの父。

 しかしフラムは何かに気付いたのか、その顔を見て固まっていた。


「そんな……」


 その様子のおかしさに、夫婦は不思議そうに顔を見合わせる。

 するとフラムは、いきなりオリビアの母親の肩を掴んだ。

 突然の出来事に彼女は「きゃっ!?」と声をあげる。

 だがフラムは驚かせてしまうのも承知の上で、それでも彼女に問い正したいことがあった。


「本当に、あなたがオリビアさんの母親ですか?」

「え、ええ、そうですけど……」

「もしよければ、オリビアさんの写真を見せてほしいんですが。今すぐに」


 フラムの迫力に気圧されながら、二人は大慌てで写真を探しだした。

 そして父親の方が、リビングに飾られていたらしい写真立てを持ってくる。


「真ん中にいるのが娘です」


 見せられた写真に目を通すと――フラムは大きくため息をつく。

 さらに片手で顔を覆い、首を横に振った。


「やられた……ッ」


 まるで大きなミスでも犯したかのように、悔しそうに言葉を吐き出す。

 疑念はあった。

 見知らぬ少女。

 見えない名前。

 そして呪いの武器。

 胡散臭い要素が揃いすぎている。

 だが先入観があった。

 最大の原因は父親だ。

 自殺未遂のあと、ロコリを病院に運んだのは父親だったはず。

 つまり誰よりも娘の顔を知っている父親が、あれ・・をロコリだと呼んでいたから――誰もが当たり前に、それ・・がロコリなのだと思い込んでいた。

 スキャンしても、名前すら見えないのに。

 いや、それすらも計算のうちだったのだろう。

 所有する呪いの武器で魂を抜き取れば名前がわからなくなる。

 面会謝絶状態にすれば父親以外の顔を知る人間が見に来ることはない。

 そして昏睡状態であると思われれば、疑われることもない。

 思う存分に弄べる・・・


「あの場所で眠ってるのはロコリじゃない、オリビアだったんだ」


 そう、ロコリは全てを理解した上で――意図的にインクやエターナ、フラムを翻弄している。

 点と点が線で繋がった結果、浮かび上がったのは少女の強烈な悪意であった。



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