第16話 ある日、大所帯

 クロケット部で合宿に行った。宿泊先は民家。

 ところが民家側に日付が伝わっていなかったらしく、準備がまったくできていないことが判明した。かといって他に泊まるあてもなく、そのままお世話になることに。

 民宿ではなく普通の家に私たち20人弱が泊まるのだから大騒ぎとなったが、それでも数日間、笑顔で家主のおばあちゃんがお世話してくれた。感謝と同時に見習いたいと思った。

 おばあちゃん、ありがとう。



 ここで目が覚めた。

(クロケット部ってなんだ?)

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