第4話 先行するメカ
最先端ロボットをつくる工場で働いていた。
完全オーダー性で、一台一台丁寧に愛情を込めながら四角い箱にオマケのような手足をくっつける。そしてこれまた四角い箱に、適当にゼンマイだのネジだのザラザラと入れて、頭部の位置に設置する。
完成。
今度は動作確認をする。
スイッチを入れると低いモーター音が鳴りはじめ、ロボットの目がカッと光った。
しゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃ。<カニ動き
じたばたじたばたじばたじたばたじたばたじたばた。<マッハコマネチ
よし、こいつも動作正常。
ひと仕事を終えた仲間達と安堵しながら、最先端ロボット量産工場を後にした。
ここで目が覚めた。
(起きて爆笑して頭を抱えた。元ネタは明らかに「先行者 ロボット」でググったら出るあのロボットだから)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます