第4話 先行するメカ

 最先端ロボットをつくる工場で働いていた。

 完全オーダー性で、一台一台丁寧に愛情を込めながら四角い箱にオマケのような手足をくっつける。そしてこれまた四角い箱に、適当にゼンマイだのネジだのザラザラと入れて、頭部の位置に設置する。

 完成。

 今度は動作確認をする。

 スイッチを入れると低いモーター音が鳴りはじめ、ロボットの目がカッと光った。


 しゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃ。<カニ動き

 じたばたじたばたじばたじたばたじたばたじたばた。<マッハコマネチ


 よし、こいつも動作正常。

 ひと仕事を終えた仲間達と安堵しながら、最先端ロボット量産工場を後にした。


 

 ここで目が覚めた。

(起きて爆笑して頭を抱えた。元ネタは明らかに「先行者 ロボット」でググったら出るあのロボットだから)

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