エピローグ




優希へ

私が居なくなった世界で、あなたはどうしていますか?

あなたは今、とっても、とっても、幸せですか?

あなたは、私を憎んでいませんか?

あなたは、私を恨んでいませんか?

私を、なんで僕を庇って死んだんだって、思っていませんか?

佐藤先生とは、上手くやれていますか?


そろそろ、時間になってしまいますね。

最後に、これだけ言わせてください。

これは、あなたに私が送る、

「最後のメッセージ」です。


どんなに辛い事があっても、決して、現実から逃げないで下さい。

辛くても辛くても、必死に足掻いて、必死にもがけば、

きっと、絶望の淵に立ったあなたを、

誰かが、助けてくれるはずです。

私は、人生に絶望しました。

だから、死という道を選んだ。

でも、大丈夫。

きっと、助けてくれる人がいるはずだから。

だから、諦めないで。



さようなら



3月16日 高城 莉胡

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

最後のメッセージ 留依華(ルイカ) @Sakura958

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ