1ー外
~答えて!糸子ちゃん!のコーナー~
さぁ、始まってしまいました。私、糸子がゲストの質問に答えるコーナー。記念すべき最初のゲストは、しおりちゃんです。(パチパチパチ・・・)
「どうも~。リュウ兄大好き人間こと、しおりです。よろしく~。」
何ですか?その2つ名みたいなのは。まあいいでしょう。宜しくお願いします。では、第1章の中で疑問に思った事はないですか?答えられる範疇でお答えします。
「はい!」
はい、しおりちゃん。
「『猫顔人グレス=ゴル=ギャザグロア』の真の目的は何ですか?」
ん?いや、え?ちょっと待って・・・まず誰なの?それ。そんな人・・・人?まあいいや、そんな人知らないのに、目的なんてわかるわけないでしょ。何か凄そうな登場人物、勝手に増やさないでください!
「あれ?出てなかった?おかしいなあ。あっ、それは別のあれか。」
別のあれって・・・兎に角!特に質問がなければおしまいにするよ!いい?(くわっ!)
「ご、ごめんね、糸ちゃん。お、怒らないでぇ。(うるうる)」
あっ、すみません。取り乱しました。では、気を取り直して参りましょう。
「はい!」
はい、しおりちゃん。
「『生命エネルギー』ってそもそも何なんですか?」
いい質問だね!ここで言う『生命エネルギー』っていうのはね、命ある物体が元々持っている力なの。人間だけじゃなく、他の動物や植物にも『生命エネルギー』は備わっているわ。生き物は、ただ生きているという行為だけで色々なエネルギーを体の内側で使っているの。心臓を動かしたり、脳から指令を出したり、指一本動かすという動作だけでもエネルギーは使われるよ。そして、体内エネルギーは皮膚の外側にも浮き出てくるの。つまり、生き物のその身体の表面には常にエネルギーの膜が付いているってこと。そして、その動作から作り出されるエネルギーも含めて『生命エネルギー』っていうの。
「じゃあ、糸ちゃんの使ってた『発明品』はそのエネルギーを打ち消すってことだよね。危ないんじゃないの?」
まあ、ね。言ってる通り、あの『発明品』は元々生き物相手に使うものじゃないから。火災等で発生するエネルギーを抑えるために作ったの。仮に普通の人にあれを使ったら、命を奪う事は無くても、極度の衰弱状態にさせてしまうわ。だから、あれは生き物であっても『古の血動』と『ナンバーホルダー』にしか使わないようにしないといけないね。
「はい!」
はい、どうぞ。
「ミタマちゃんのお兄さんも『古の血動』だったのかな?」
多分、違かったと思う。もし『獣の力』を持っていたとしたら、7が使わせなかったのはおかしいし。いや、でももしかしたら・・・ミタマさん、言ってた。『7は自分よりも能力の高かった死者を操る事は出来るが、その全部を引き出せるわけでは無い』って。リュウトさんも、『本来の闘い方をされていたら、無事では済まなかったかもしれない』って言ってた。生前、とんでもない『力』を持っていたのは確かなんだろうね。?でも何でそこが気になるの?
「いや、もしかしたら『古の血動』って家系とか遺伝が関係してるのかなって・・・まさかあたしの親も『古の血動』じゃないよね。」
それは、大丈夫なんじゃないかな。もし家系とか遺伝が関係してるとしたら、『古の血動』の数は膨大なものになるわ。ミタマさんが言ってたでしょ。『古の血動』はそうそういるものじゃないって。『生命エネルギー』は魂の力も含めるって話だから。もしかしたら・・・多分だけど、前世とか生まれ変わりというものがあるんなら、それが原因かも。
「そっかぁ。・・・でもさ、思ったんどけど・・・それって解決になる様な答えではないよね・・・」
ギクッ!
いや、まあ、あれだよ。それを解決しちゃたらいけない理由があるの。何故ならそれはね、第二章以降で判明することだからだよ。あはははっ。(汗)
「ほんとぉ?」(じとぉ)
ほんとほんと。(汗)
「そっか。じゃあ最後の質問。あたしはいつになったら、この身体にリュウ兄の愛をたっぷり受けることができ・・・」
!!
それでは!第二章でお会いしましょう。さようなら。
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