7月17日 アミメキリン
晴天です。
ジリジリ日差しがアスファルトに照り付けます。
ミィーーンミンミンミン!!!
セミがいっぱい鳴いています。
ある動物園のアミメキリンのスペースの前。
「すごぉい!!」
あーくんは嬉しそうに叫びました。
見上げると、せの高いキリンが2頭のっしのっし歩きます。
あーくんは今年5つになる男の子です。
お母さんと今日はきていますが、
お母さんは今トイレに行っています。
あーくんはなので、一人でキリンを見上げてます。
でもそれはあーくんが「キリンさんすごーい!!キリンさんすごーい!!」とアミメキリンの前からはなれなかったからです。
お母さんはあーくんのことを思って、
心配だったけどあーくんを、
キリンの前にぽつんとおきました。
「こんにちは、あーくん」
声をかけられ、ふりむくと
そこにはせの高い高い高いおんなの人がいます。
黒い服を着ています。
あーくんはかわいた口をいっぱいひらきます。
「なんで僕の名前知ってるのー!?」
「なんででしょう」
おんなの人がどういうひょうじょうをしているのか。
おこっているのか笑っているのか。
せが高くて高くてそのテッペンに頭あるから、
小さい小さいあーくんにはわかりません。
「ねえぼうや」
「うんなーに!?」
「キリンの寿命を知っているかしら」
「じゅみょー!?」
あーくんは、じゅみょーというものをなんとなく知っていました。
「うーん。わかんない!!」
「30年」
「えー!!すっごいいきるねー!!」
あーくんは家でかっているイヌのことを思い出しました。
イヌはお母さん曰く「15年だからみぢかいのよ」と言っていました。
キリンは30年だからながいのです。
「体が大きいから、それだけ寿命も長いのねぇ」
おんなの人のこえがユラユラ降ってきます。
でもほんとうに口を開いて言ったかどうかは分かりません。
黒いところからポッカリ声がおちてきます。
「じゃぁぼうや」
おんなの人は続けます。
「あなたの足元にいる、それ」
あーくんは足元を見ました。
仮面ライダアのスニーカーの横に、アリが1匹テケテケ歩いています。
脚が接地するアスファルトは灼熱の地獄。
「アリの寿命を知っているかしら」
「うーん」
あーくんは考えました。
が、あーくんは5つバカ、バカなのでアリの寿命なんて考えたこともありません。
「3年くらい?」
「不正解よ、あーくん」
おんなの人はビッジョリわらいました。
フ。
あーくんにはなんとなくわかりました。フフフ。
「正解は1日でした」
おんなのフフフ。こえは空からふってくるようです。
「短い!!」
あーくんはウルサイ叫びました。
するとおんなの人は初めからあーくんがそう言うのを知っていましたように、
「体が小さいから、それだけ寿命も短いのねぇ」
と言いました、そして
「じゃぁ、ぼうや。さっきashiからうるさいこの蝉は寿命はどれくらいかしら」
「せみ!?」フフ。
あ\46w734sg ーくんは考えhaaerました。
おんなの人の影がアスファルトにフフフ。のびのびのびています。
「うーん。あ!!」
あーくgrhんは叫びフ。ました。
「1週間!!」
「だいせいかぁぁぁあああああああああああああいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
いきなりおんなの人が大きい声で叫んだのであーくんはビックリしました。
「身体が小さいけれ ASGW+JELどアリよりはちょっと大きいから、寿命がのびるのねぇ」
おんなの人はフフフフフフフフフフフフ。うれしそうフ。です。
あーくんはなぜか、こわくなりました。
フフ。フフフフawtフフフフフフフ。
〇がこわくフフフ。て×がこわくないなんて、こんなクイズあーくんは初めてです。
「じゃフフフぁあぁぁあああ^heエ;sあくん」
おんなの人の声がのぉーびのびのびています。
影のように。
「あーくんの寿命937usadfhはどれくらい asでしょう@:l。?」
「え?」
キリンは大きいから20年生きる。
アリは小アフェsdさいから1日。
セファdsgvゲjミも小さいから1フフフフフフフフ。週間。
じゃぁ、フフフフフフフフフフフフフフフアあーく アgrvcんは?
あーくんは23フフフフフフフフフフフフフフフ67アfsdffzまだまだ小さいです。
「えっと」
ふ、亜scと顔をあげnp;zると、
おんなの人の満面の笑顔が目の前にありました。
そして、
「あ!!!!!!でも!!!!!!」
あーくんは叫びました。
「セミは本当は7年くらい地面にこもってるんだ!!!」
おんなの人のla sm笑顔が、停止。
「だから寿命と大きさなんて関係ない!!それにぼくはもっと大きくなる!!!だkらもっともっと」
あーくフフんは必死ですsgfs 。
「寿命はのびる!!長くなる!!!」
おんなの人の笑顔が、フ。ゆがみました。フ。
そして、
「クゥゥゥゥゥゥーーーーーッ!!!!!!!」
と犬の遠吠えのような悲鳴をもらすと、
「あーくん!!おまたせ」
「あ!!おかーさん!!!」
あーくんはいちもくさんに、
トイレの前にいるおかあさんのもとへ駆け出しました。
あーくんはふとアミメキリンの前を見ました。
そこには誰もいませんでした。
そこには何もいませんでした。
ただキリンが穏やかに、そこにいる、だけでした。
あーくんが、アリの寿命が1日よりもっともっと長いことを知ったのは、
だいぶたってからでした。
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