第24話

「サム、俺もお前たちと一緒に仲間のところに行きたい。連れてってくれ」

レオンさんが言う。

「ああ」

サムが上の空で言う。

「おい、サム聞いてんのか、おい」

サムがぼーっとしている。返事をしない。するとリディさんがサムの顔の前で手を叩く。

「はっ」

サムの頭が再起動した。

「すまない。聞いてなかった。」

サムが言う。

「俺もお前たちについて言ってもいいか、と聞いたんだ。」

レオンさんが言う。サムが頷く。

「わかった。好きにするがいい。」

レオンさんが喜ぶ。

「じゃあさ、明後日ここ出発な。用意してくる。」

レオンさんが出て行った。

「では、私は風呂にでも入ってくる。」

リディさんが出て行った。

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