2013年 第1話 小さな願い事が叶ったら イングヴェィ編
冷たい冷たい冬の日
俺はこの風が空気が、寒いとわかっても平気でいられる
人間じゃないから…
でも、人間の君にとったらこの寒さは凍えるように冷たさは苦痛なんだろうなって思うんだ…
「やっぱ冬は寒いね~
夏の暑さよりはマシだって思っても、やっぱり寒いもんは寒いな」
君が話す度に白い息が宙を舞う
セリカちゃんが寒がってる…
温めてあげたいって気持ちが俺の手を君のほうへ伸ばすケド、いつも寸前になって手を引っ込めてしまう
「どうかしたイングヴェィ?」
「う、ううん何でもないよ」
頭に?を浮かべて俺を見上げるセリカちゃんに笑顔を向ける
今の俺…ちゃんと笑えてたかな……不自然だったかも……
手を引っ込めたのは、体温のない俺がこの寒い季節に冷えた手で君に触れたら
もっと凍えさせてしまうから……ね
別のある日
街を歩いていると、ふと目の前のカップルのやり取りが目に入った
「わっ手冷たっ!大丈夫か?」
彼氏らしき男が彼女らしき女性の手に触れるとその冷たさにビックリして手をぎゅっと握ってあげてる
「冷え症だからこの季節は辛いのよ~環くんの手あったかいね」
2人の笑顔が溢れて幸せそうな雰囲気が伝わってくる
こんなにも寒い冬だって言うのに、目の前のカップルはお互いのぬくもりであったかくて…冬の冷たさすらも愛の形に変わっていくみたい
「…羨ましい……」
思わずぽつりと呟いて視線を落とす
前にセリカちゃんも冷え症で夏が終わって空気が少し冷たくなってくる頃から辛いって言ってたのを思い出す
…セリカちゃんが辛いコト……
俺も目の前のカップルみたいに君を温めて補ってあげたいのに…
できないのが、もどかしくて苦しくなる
自分の手を見つめて強く握りしめる
人間になりたい…1日だけでもいいから、君のコトを温めてあげたいな……
ぬくもりってやつを…そんな愛もあげてみたい……
でも…そんなのは無理だもんね……
さて…今日はセリカちゃんへのクリスマスプレゼントを買いに来たんだ
無理な分、喜んでもらえるようなプレゼントを探すぞー!!
そうして、俺は気を取り直しはりきってプレゼント選びに色んなショップを見て回った
セリカちゃんの家に行くとレイくんとセリカちゃんがクリスマスの飾り付けをしていた
今日レイくんが来るなんて聞いてないのに…
セリくんはいないみたいだし…
いつから2人っきりだったのかな…って嫉妬心に火が灯る
毎年、クリスマスはみんなで過ごそうってなって
セリカちゃんの家にレイくんはよく出入りするんだ……
レイくんもセリカちゃんのコトが大好きだから気が抜けないんだよ
とりあえず、休憩する時にと思ってお菓子とか飲み物とか買ってきたものを冷蔵庫に入れていると
(セリカちゃんへのプレゼントは自分の家に置いてきた)
「この辺に天使のオーナメントを飾りたいな」
と大きなツリーを飾りながら椅子の上に立つセリカちゃんが言うと、レイくんが箱の中から天使のオーナメントを取り出してセリカちゃんに手渡した
その時に2人の手が触れて
「セリカの手冷たいんだな」
「冬は仕方ないの!」
レイくんに言われて天使のオーナメントを中にセリカちゃんは自分の両手を握りしめて温めようとする
「こうすれば、少しはマシになるかい?」
セリカちゃんの両手を掴みレイくんはその冷たい手を指先までも包み込んだ
「えっ…と……レイの手は温かいね……」
戸惑いながらも笑顔を見せるセリカちゃんの姿に心が激しく痛む
セリカちゃんに触れるレイくんを見ていると、何とも言えない感情が爆発しそうになる
俺がどう頑張ってもできないコトができるレイくんが……イヤだ……
考えるより先に足を踏み出していて、俺は2人の手を強く引き離した
「…イングヴェィ?」
どうしたの?と俺を見上げるセリカちゃんと俺をむっと睨みつけるレイくん
「……休憩しよ…
セリカちゃんの好きなお菓子も買ってきたよ…」
俺も思わずレイくんへ嫌な視線を送ってしまった
…どうしたの……
レイくんが現れてから俺の心は嵐のように荒れていく一方だ……
これが…嫉妬……?
また俺の翼が黒く染まりかけてるような気がする……
それはいけない感情なんだ…
俺が持っちゃいけない感情が…勝手に沸き上がって止まらないよ……
これじゃ、前と同じようなコトになっちゃう……取り返しがつかなくなる前に
12月24日、クリスマスイブの夜
この日はみんなでパーティーをするんだ
今年はセリくんとセリカちゃんのお家でね
その為の飾り付けを前からやっていて、料理やケーキは今日の朝から手作りだよ
「メリークリスマス~!」
セリくんの明るい楽しい声が響いて、みんなでクラッカーを鳴らす
クリスマスのお祝いを、世界中のみんなへの幸せを心から願う
クリスマスは俺達にとって大切な日だ
「みんなたくさん食べてね」
セリカちゃんがテーブルの上にあるたくさんの料理を前にして笑う
みんなで食事をはじめて何気ない会話を交わす
「セリくん、今年のお仕事はもう終わったの?」
「いやまだ
今夜にでもプレゼントしよっかなって」
毎年、マスターの役に立ちたいって気持ちから1つだけクリスマスプレゼントを届けるお手伝いを自分からしているセリくんはセリカちゃんに聞かれて
内容はひ・み・つと口を抑えながら、何故か俺をチラッと見て目を細める
…セリくんってセリカちゃんにソックリ瓜二つだからやっぱり可愛く見えちゃうな
料理を食べはじめてから少しすると、レイくんのピアノ演奏が始まる
レイくんはピアニストでこうしてピアノを弾いてくれるんだよね
ライバルだケド、素直にレイくんの演奏は素晴らしいと認める
とくにレイくんのオリジナル曲はとっても心に響くよ
イブにパーティーをするのも、25日のクリスマスはレイくんのコンサートで集まれないから
そして明日のクリスマスはみんなでレイくんのコンサートへ行くんだ…
「わ~いつ聴いてもレイのピアノはスゲーな!」
演奏が終わるとセリくんが満足そうに喜んで拍手をする
そしたら隣にいた香月くんが不機嫌そうにしてレイくんに代われと言った
「ピアノくらい私でも簡単に」
と一曲披露する
な、なんだろう……凄くうまいってのはわかるんだケド……圧倒される……
「………えっ…なんか恐い……」
香月くんの曲にセリくんは開いた目と口が塞がらない
「…いや…香月もめちゃくちゃ上手いってのはわかったよ
でも…なんて言うか…
レイと違って、威圧感があるって言うか…支配されるって言うか……
心に重たくのしかかる感じ……めっちゃ上手いんだが、なんか恐い……」
そう、セリくんの言う通り
香月くんの奏でる音には誰をも平伏せるような迫力がある
明るくて楽しい元気が出る音が好きなセリくんやセリカちゃんにはうけないかも…
俺は嫌いじゃないケドね
とっても上手いと思うもん
2人ともピアノが弾けてスゴイな
俺は楽器はダメかな…歌をうたうコトしかできない
「か、香月のピアノもスゴイね…
でも、私はやっぱりレイのピアノが好きだな
いつも思うの
素敵な音を弾くな~って」
セリカちゃんが素直にレイくんへ自分の感動を伝える
その時の君の表情は本当に…心から…レイくんの曲に惚れていた……
「セリカ…
セリカの為ならいくらでもピアノを弾いてやる
オレの曲は全てセリカで出来ているんだ
セリカの曲しか創れないからな」
レイくんはセリカちゃんの心をセリカちゃんの大好きな音楽で虜にする…
それがレイくんの愛の形…
レイくんの愛の形にセリカちゃんが心底惚れている……
そんなの…見たくない……
人間にしかない温かい熱が2人の間に流れてるのが見えるような気がして目を閉じる
温かさって…何…わからなくなる
俺は今までずっと永遠のような時間で人間達の幸せを願ってきたのに
人間の幸せは温かさだって知っていても
俺自身はそれを知らないんだ……
あの後、どうやって自分の家に帰ってきたか覚えていない
気付いたらベッドで眠っていた
ちゃんとパジャマも着てて…目が覚めると窓の外はまだ真っ暗な早朝だった
「……はぁ…」
目が覚めても昨日のレイくんとセリカちゃんのコトが……
ベッドから出られないままため息をつくと
「………あれ…?」
ふと違和感に気付く
なんだろう…いつもと違う感じがする……
「ベッドの中があったかい…?」
どうして?体温のない俺がベッドの中を温めるコトなんてできないのに…
不思議に思っていると枕元にカードが置かれているのに気付く
「クリスマスカード…」
かすかにセリくんの匂いがする…
もしかして、昨日俺をチラッと見て笑ったのは今年は俺にクリスマスプレゼントをするからだったの?
カードを開くと『イングヴェィが1日だけ人間になれるプレゼントだ!』と書かれていた
セリくんって字までセリカちゃんとソックリなんだよね…
「俺が…人間に…?」
確かめるように普段から閉まっている翼を出そうとしてみるケド、なんの変化もない
魔法を使ってみようとしても使えない
手を頬に当ててみると…あたたかい……
これが…人間の体温…?
自分の身体が温かさを持ったコトに感動が押し寄せてくる
「ウソ…ヤッタ…これで俺はセリカちゃんを温めてあげるコトができるね!?」
夢見ていたコトが叶うなんて思いもしなかった
今年のセリくんのクリスマスプレゼントは人間の体温がほしいと願った俺にだったんだね…
ありがとうセリくん、1日だけでもとっても幸せだよ
俺はすぐに感動している心で勢いのまま出かける準備をする
早くセリカちゃんに会いたい
手を繋ぎたい抱きしめたい
俺の温かさは今日だけの限定だもん
1分1秒でもセリカちゃんを温めてあげたいんだ
そうして俺は朝早くからセリカちゃんの家へ向かった
「イングヴェィ……待ち合わせ時間まだまだだよ………寒いし」
寝ぼけてまだパジャマ姿のセリカちゃんが出迎えてくれる
レイくんのコンサートに行くのに待ち合わせしてたケド、そんな時間まで待ってられないよ
「俺がセリカちゃんに早く会いたかっただけだからまだ眠っていてもいいよ」
朝の4時だし…
もう立ったまま寝そうなセリカちゃんを抱き上げてベッドまで運んであげる
寒い朝で冷えたセリカちゃんの身体を少しは温めてあげてるかな…
今は眠りかけてるセリカちゃんには聞きにくいケド…
セリカちゃんの部屋にはベッドが2つあって片方ではセリくんがスヤスヤと夢の中みたい
昨日は俺にクリスマスプレゼントくれたんだもんね
本当にありがとうセリくん、お疲れ様
ひつじ柄で統一されたベッドへセリカちゃんを下ろそうとしたら
「…イングヴェィ…あったかいな……幸せ、このぬくもり」
眠そうにふふっと笑顔を零す
……!!
「今日1日だけ、俺はセリカちゃんと同じ人間だよ」
「そう…なんだ……」
ベッドの中に入ってさらに温まるとすぐに夢の中へといってしまったセリカちゃんの頭を優しく撫でてあげる
嬉しかった…
あったかいって言ってもらえて…
君の寝顔が柔らかく幸せそうにしてくれているから
俺も凄く嬉しいんだよ
なんやかんやで夜になってセリくんとセリカちゃんと一緒にレイくんのクリスマスコンサートの会場まで歩いていた
ふと俺はセリカちゃんに渡すクリスマスプレゼントを家に忘れてきたコトを思い出す
「ハッ!?俺、忘れ物しちゃったから2人とも先に行ってて
ゴメンね!」
コンサートが終わったらセリカちゃんだけを連れ出して渡そうと思ってたのに
「イングヴェィがうっかりなんて珍しいな
浮かれすぎなんじゃねぇの?」
セリくんがからかうように笑う
人間になって、確かに浮かれてるかも
だって嬉しいんだもん
「わかった
会場で待ってるから早く来てね」
「うん!それじゃ行ってくるね」
家に戻る前にセリカちゃんの両手を掴む
やっぱりセリカちゃんの手は冷たくて、今日だけ温かい俺の手の熱を分けてあげる
そうすると、セリカちゃんは照れて俯いちゃうケド口元が緩んでいるのを俺は知ってるんだ
可愛すぎ
「いいからイチャついてねぇでさっさと行け!」
セリくんに背中を押されて俺は笑顔でセリカちゃん達に手を振って一度家へと戻る
「あったあった~」
玄関に置きっぱなしになっていたセリカちゃんのクリスマスプレゼントを持ってさっき急いでいた道を歩く
時計を確認すると、レイくんのコンサートにもちゃんと間に合いそうだしよかった
ほっとしたのも束の間、視界の隅に俺の方に向かってくる大きなトラックが映る
何か様子が変だな…
とよく目を凝らして見ると運転手がハンドルに突っ伏してしまっていた
もしかして、気を失ってる!?
運転手が動かないトラックは止まる気配もなく暴走してスピードを出している
周りに人はいないケド、止めないと運転手さんが大怪我しちゃうよ!
そう思った俺はトラックの前に立ちはだかりいつものように魔法を使おうと思った
「…あッ!」
思い通りに目の前の出来事が変化しない…
そうだ…俺は今……
人間だったんだ
バカだなって思うヒマも逃げるヒマもなく俺はトラックの衝突を真っ向から受けてしまう
息ができない動いてた心臓が止まる身体が冷たくなっていく……
耳が壊れるような衝撃音が響き、その後に一瞬の静寂が訪れる
すぐに音を聞き付けたたくさんの人が集まってきて
「大変!事故よ!?」
その中で勇気ある人がトラックの運転手を引きずり出して助け出す
「この人はまだ息があるぞ!」
あぁよかった…運転手さんは生きてるみたいだね
よかった…他の誰も死なないで…
俺の身体だけがピクリとも動かせない
「もうすぐ救急車が来ます!」
「…巻き込まれた人は即死か……酷い事故だ」
即死…?これが死ぬってコト……?
身体は人間になっても魂は俺自身だから意識もある
それはとても悲しいコトだった
せっかく温かい人間の身体だったのに、今は冷たくなって喋れなくて動けなくて
セリカちゃんに好きだって伝えるコトもできない
この腕に抱きしめるコトもできない
不老不死の俺には今まで経験したコトも考えたコトもないコト、それが死だ
…こんなのイヤだ……
君と別れる死なんて絶対にイヤだ……
だんだんと太陽が沈んで夜が来る
レイくんのコンサートが始まってるんじゃないかな
君がレイくんの音色に聞き惚れて虜になって…恋をしているのが目に浮かぶ
昨日のパーティーの時みたいに…レイくんの音楽で笑顔になるセリカちゃんを
俺がいなくなったらレイくんにセリカちゃんを奪われちゃう…
人間になんか…なりたいなんて思わなきゃよかった
バカだな俺って…
自分のままで君を愛すのが1番良かったんだ…
いつの間にか眠ってしまっていた俺が目を覚ますと心配して泣いているセリカちゃんの顔が見えた
ここは…俺の部屋のベッドの上?
泣いている君の頬に手を伸ばし触れると、君は涙目のまま微笑み安堵して俺の手を握ってくれる
身体が動かせるってコトはクリスマスが終わって自分自身に戻ったのか
「イングヴェィ…よかった……
恐かったよ、人間の身体で事故にあったって聞いたから……
このままイングヴェィが本当に死んじゃったらって思ったら……悲しいよ
…レイもセリくんも心配してたよ
また今日の朝に来るって」
時計を見ると深夜の2時半
セリカちゃん、眠いハズなのにずっと祈っててくれたんだ…
「セリカちゃん…
俺が人間になりたいなんて思ったからダメなんだ」
冷たい俺の手に泣いていつもより頬が熱くなっているセリカちゃんの体温がじんわりと伝わってくる
不思議…この人間の温かさはとっても落ち着く
安心する…君を感じてるって気がするから、愛しい気持ちがもっともっと大きくなるから、俺はこれがほしかった
そして、セリカちゃんにも俺と同じように感じてほしかったんだ
「どうして人間になりたいなんて思ったの?」
「体温のない俺は君からしたら冷たく感じるでしょ」
俺は上体を起こしてセリカちゃんを見下ろしながら両手で君の頬を包み込んだ
「それがイヤでね…
セリカちゃんやみんなみたいに温かさがほしかった
あったかいって…安心するでしょ?
これ好きだなって、ほっとするって言うかなんて言うか…
言葉ではうまく言えないんだケド……
とにかく俺が感じてるコトを君にも感じてほしかったんだ」
「…確かに…あったかいのは安心するね
セリくんと一緒に寝ると1人で寝る時よりあったかくて何か嬉しくなる」
「……うん」
やっぱり…そうだよね…あったかい方がセリカちゃんも嬉しいよね
「私の頬、熱いでしょ?」
「心配かけてたくさん泣かせてしまったみたいだね
もう大丈夫だよ」
安心させるようにセリカちゃんの頭を撫でてあげるケド、違うって不満げに頬を膨らませてる
「それもあるケド!それだけじゃないよ!
イングヴェィといるといつも熱くなるの」
俺が君を想って心を熱くしても体温のない俺の身体は冷たいままでも
「私がこんなにいつも熱いのにイングヴェィまで熱かったら火傷しちゃうと思わない?
だから、私はイングヴェィの冷たい手が良いな
いつも私の冷めない熱を和らげて心地好くさせてくれるもの
私が暑いの嫌いなの知ってるでしょ?
暑いの嫌いでも熱くなるから…」
君の言葉で温かさを気にする俺はとんだ思い違いをしていたコトに気付かされた
俺は自分がこれが好きだからセリカちゃんもそうなんだって決め付けてた
みんな好みが違うって知っていたのに…
セリカちゃんは体温のないそのままの俺が良いって思ってくれてたんだ
それを知って嬉しくて嬉しくて感極まった俺は
「セリカちゃん~~~!!
本当に可愛い!大好きだよッ!!」
照れもなく高ぶった感情のままセリカちゃんにキスをする
「!?
い、いきなり何するのイングヴェィ!」
ビックリして怒っててもセリカちゃんはさっきより熱を上げてるって知ってるよ
耳まで真っ赤だもん
俺もね…いつもより心が熱く燃え上がってる
身体は冷たくても心が熱くて、恋の炎は無限だな~
「レイくんの音楽に負けないよ!
セリカちゃんの全てを俺の虜にするから、覚悟しといてね」
すでに俺の全てはセリカちゃんの虜だから、セリカちゃんももっともっと俺を好きになってね
「もう…イングヴェィったら」
他の誰も見えないくらいに
-シリーズ第4弾・2013年終わり-
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