第5話 君の喜ぶ姿を見たくて
セリカちゃんの家に居候させてもらうコトになった次の日の日曜日
昨日今日と仕事が休みとかでセリカちゃんは1人俺をほったらかしにしてパソコンでゲームなんかしちゃってる
「ねねセリカちゃん、それ何?俺も一緒にやりたいな~」
「パソコン1台しかないから無理っつーか、部屋狭いから飛び回るな
ウザイ!羽根が落ちまくってるし!!」
ぐっ…だって……俺のコト無視するから構ってアピールしてんだよ!!!
俺はセリカちゃんと一緒に喋ったり遊んだりして仲が深まれば君のコトがわかってプレゼントできるって考えてたのに
セリカちゃんは俺の存在を空気のようにしか思ってない
「って言うか、今日はせっかくの休みなのに出掛けないのか?」
「用もないのに出掛けてどうすんの」
確かに…
セリカちゃんはゲームしながら俺と会話はしてくれるケド、こっち向いてくれない
なんか寂しいぞ!!
それでも俺はセリカちゃんに話しかけるのをやめなかった
「あっそうだ!!
クリスマスはどう過ごす予定なんだ?実家に帰って家族と一緒に過ごすタイプ??」
そしたら俺はココで留守番か…?
「実家なんてないわよ、親は記憶にないくらい小さい頃に事故で亡くなってるし
兄弟は最初からいないしね
だからクリスマスに家族と過ごすなんて私にはできないわ」
「ふ~ん……って」
サラッと普通にゲームしながら言うからサラッと聞き流しそうになったケド
「えっ…!?事故で……
そうだったんだ…知らなかった……ゴメン……」
セリカちゃんに家族がいないと知って同情してしまった
ちょっと今までのコトを思い出すと複雑な気持ちになってしまう
こんなにも捻くれ無茶苦茶で悪魔みたいな女とか思ってたケド…
「何その顔?ムカつくんだケド」
でも、セリカちゃんは同情されたり可哀相な子と思われるのが凄く嫌いみたいだ
セリカちゃんはそんなつもりで言ったワケじゃない、ただ聞かれたから素直に言っただけ
「私に家族がいないって知るとみんなそんな顔するケド、失礼じゃない?
世間一般では家族がいるコトが当たり前なのかもしれないケドね
私自身は家族がいないコトが当たり前なの
それが私の普通なのよ
家族がいて普通って価値観の奴にはわかんないでしょうケドね」
セリカちゃんの言う通りだ…
家族(マスター)がいて当たり前の俺には彼女の気持ちはわからなくて
家族がいる俺がもし家族がいないって考えると悲しくて寂しくなる
人間に父親と母親がいるって人に俺にはマスターがいるケド、父親と母親いないの?可哀相寂しくない?って言われたら
えっなんで?ってなる
父親と母親がいなくて当たり前だから、それが俺の普通だから
セリカちゃんが言ってるのはそう言うコトだけども……
「………寂しくないの…?」
でも、俺はセリカちゃんにこう聞いてしまった
なんとなく…この言葉しか出なかったんだ
当たり前で普通だからって言われても…
セリカちゃんは人間だから
「…寂しいなんて思ったコトない」
コレ以上くだらない話をするなら殺すって俺は首を絞められたから黙るコトにした
やっぱこの女に同情とかはいらねぇのかも!!
「じゃ、じゃあクリスマスは友達と遊びに行ったりすんのかよ」
首絞めから解放されて俺はまたクリスマスの過ごし方を聞いた
「友達いないから」
その一言で終わった
あの写真の女の子友達って昨日言ってなかったか…?
喧嘩でもしたんかな…
それならまた深く聞くと殴られそうだから黙っとくか
「じゃあ、まさかとは思うケド…クリスマスは恋人と……?」
「まさかってどういう意味?
いないわよ恋人なんて
いたら人間じゃないって言っても男のアンタを居候なんかさせたら面倒でしょ
それに私は男が嫌いなの
人間の男なんて気持ち悪い生き物だわ」
「人間の男は気持ち悪いのか?」
見た目はそんな気持ち悪いとは思わないんだが…
人間の男は中身が気持ち悪いのか?
「えぇ、見た目も中身も気持ち悪いね
あんな生き物が恋人なんて絶対にありえない
私は人間だけれど男は動物以下ね
ミジンコ以下かも」
そんなボロクソに言う!?なんかイヤなコトでもされたのか!?
何があったんだって思っちゃうような言い方だな……
「クリスマスなんて嫌いだし、毎年普通の日と変わらないよ
それに平日だから仕事だしね」
家族も友達も恋人もいない1人ぼっちのクリスマス…
本人は寂しくないって言うケド、やっぱり寂しいよ
俺が寂しい
セリカちゃんを1人にするのを寂しいと思う
「今年は俺がいるよ!!
今年のセリカちゃんは俺とクリスマス楽しもうね!!!」
ほしいものをプレゼントする前に、まずは君の大嫌いなクリスマスを楽しい日に変えてやりたい
俺がパソコンを触ってたセリカちゃんの両手を掴んでそう言うと
「………うっ…ぜぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゲームの邪魔するな!!!!」
「痛ッ!?」
相変わらずマイペースな彼女から頭突きのプレゼントを貰う
何を言っても何をしても彼女はクールに心を動かさない……
強敵だ!!!
くそぅ…まずはクリスマスが普通の日と変わらないって言うセリカちゃんにクリスマス気分になってもらう所から始めよう
そしてクリスマスを楽しんでもらうんだ!!
なんか…殴られても蹴られても……一緒にいる時間が長くなる度に見捨てられなくなるな
不思議…君の本当の笑顔を見てみたいなんて思うの
はじめてのクリスマス、はじめてのプレゼント、はじめての女の子
だからなのかな
クリスマス気分にさせようと考えた俺は次の日、彼女が仕事に行ってる間に部屋を飾り付けするコトにしてみた
「やっぱクリスマスって言ったらツリーだよな!!」
この部屋いっぱいの大きなツリーを綺麗に飾り付けしてビックリさせるんだ
魔法で天井ギリギリのツリーを出して、賑やかに飾り付けをして綺麗なんだケド…
「ん~…まだまだツリーだけじゃ寂しいか」
そう思った俺はツリーを飾った後に天使や雪だるま、サンタさんとかトナカイのキャンドルを出して部屋の中に並べてみる
後はいろとりどりに輝くイルミネーションも忘れちゃいかんな!
夜にセリカちゃんが帰って来た時に明かりをつけたら部屋の神秘的かつ幻想的な光景に感動するコト間違いなし
「あ~早く夜になって帰って来ないかな、楽しみだぜ」
彼女の喜ぶ顔を想像するだけで楽しみでしかたないよ
あの愛想のカケラもない顔もきっとコレを見たら感動して思わず可愛く笑ってみせるに違いない
数時間後、セリカちゃんは出る前に言ってた時間通りに帰ってきた
俺は「おかえり」って出迎える前にセリカちゃんが玄関で靴を脱いで部屋に入るタイミングで、指を鳴らしてイルミネーションとキャンドルに明かりをつける
「……………。」
急に真っ暗だった部屋が綺麗に光輝くクリスマスツリーや部屋中に飾り付けたいろとりどりのイルミネーションの美しき幻想さにセリカちゃんは言葉を失ったまま部屋の入口で固まって見てる
感動してくれてる!!???
「おかえりセリカちゃん!!
綺麗だろ?クリスマスっぽく部屋を飾り付けてみたんだ」
セリカちゃんの隣に移動して喜ぶ顔を見ようと思ったら
「……部屋狭ッ!!?
こんな巨大クリスマスツリー超邪魔ッ!!
イルミネーションは電気代バカ食う無駄遣いもいいところだろ!!!」
あれ…?なんか有難迷惑的なコメントを頂いてるような………
「居候の分際で何勝手に私の部屋好き勝手飾ってくれてんの
アンタ今日外で寝かすわよ
それがイヤなら今すぐ片付けろ
キャンドルいっぱい並べやがって、火事になったらどうすんだバカか」
殴られも蹴られもしなかったケド、俺が良かれと思ってやったコトがセリカちゃんには迷惑でしかなかった
ガーン……せっかく頑張ったのに………ショックだ
でも、人には好みってものがあるよな……
セリカちゃんはこういうの好きじゃなかったのか
そもそもクリスマスが嫌いなんだったっけ……?
喜んでほしかったな
喜ばせたいのに怒らせてどうすんだよ俺……
「ゴメンなさい…セリカちゃん……」
俺が指を鳴らすと昼間俺が飾り付けした全てが消えて元通りいつものセリカちゃんの部屋になる
「………別に……
アンタは私のタメにと思ってやったコトみたいだから殴らないではいてあげるケド」
しかも、セリカちゃんはいまだに俺の名前を呼んでくれたコトがない
いつも、アンタ、オマエ、テメェ、貴様、とか
たまに貴方って言ってくれる時もあるケドできれば名前で呼ばれたいな
「お腹空いたでしょ、ご飯買ってきたから食べよ」
セリカちゃんはそう言うとテーブルにいつものコンビニの袋を置く
「えっまたコンビニ弁当…?」
別に俺は居候の身だし、なんでもいいんだが
昨日も一昨日もコンビニ弁当だった
セリカちゃんのコトを考えると毎日そんなんばっか食べてたら身体に良くないんじゃ…
「私の手料理が食べたいとかほざくの?
残念ね、私は好きな人にしか作ってあげないわよ」
「……料理できないだけだろ…?」
「……………。」
図星か!?
「できないんじゃないわ!!!
めんどくさいからやらないだけよ!!
仕事帰ってきてから作るのしんどいじゃん!!」
昨日一昨日休みだったぞ
つまりめんどくさいめんどくさいで料理しないで気付いたら料理できない女になってたのか
「お嫁にいけない女」
なんて言ったら今までで1番強烈な蹴りを喰らって息できないとか思った
「オマエは晩飯抜きね!!」
「ウソ!冗談!!
セリカちゃんは可愛いからお料理ができなくてもすぐにお嫁にいける!!」
「その言葉に料理ができないはいらないんだよ!!」
そっか…セリカちゃんは毎日コンビニ弁当なのか
いつもマズイマズイって言いながら食べるし
手料理のほうがあったかくて美味しいに決まってる
だってそこには愛があるんだからな!!!!
俺はまだ食べたコトがないケド、いつもみんながマスターの手料理を美味しそうに食べてるの見て思ったんだ
やっぱりごはんで人を幸せにするには愛ある手料理が1番なんだって
きっとセリカちゃんだって手料理を食べたら笑顔になるかも…
「やっぱ…手料理が1番いいよな……」
そう思った俺は明日、セリカちゃんのタメに俺が何かご飯作ってあげようと考えた
「手料理ねぇ……」
次の日!!
夕方頃から俺は魔法で適当に色んな食材を取り出して、初料理を試みる
魔法で出来た料理を出すコトもできるケド、それは俺が作った手料理とは言えない
コンビニ弁当より遥かに美味しいだろうが、愛のないコンビニ弁当と何も変わらない
うん、まぁコンビニ弁当だってお客様のタメって愛が込めてあるかもしれないケド
俺が言ってるのはそんな大勢にじゃなく、誰か1人にって意味の深い愛な
「野菜いっぱいのオムレツか~」
はじめてでも簡単料理レシピってのをパソコンで調べて、俺はその中からオムレツを選んでみた
「じゃあ頑張るぞ!!!」
さっそく野菜を切ってみようとしたら何故か自分の指を切った
「ぎゃー!!痛ぇー!!?血が出てきたー!!?」
バンドエイドで応急処置
一瞬、取り乱したケド最初はこんな失敗は付き物さ
野菜を切るのを後回しにし
卵割りに挑戦するが、中身だけをボールに入れたいのにどうしても殻も一緒に入りやがる
「くっ…卵割り簡単そうに見えてムズすぎるだろ……」
イライラして思わず魔法使って楽したくなるが、今の俺は魔法使ったら負けだと思うんだ
「ん?どした?ちょっと大人しくしててくれよ」
セリカちゃんがいない間、寂しい俺は友達の小鳥4匹と子ウサギ5匹を部屋に放ってたりする
その彼らがキッチンで料理してる俺の足や肩に来て遊べとつっつくのだ
「後で遊んでやるから今は向こう行ってろ」
なんて言われて、大人しくしてる彼らじゃない
悪戯好きの構って構ってちゃんの俺の友達は野菜を食い出したり(ウサギ)卵をつっついて穴をあけたり(鳥)
「コラーーー!!」
怒鳴ればさらに調子に乗りやがる
卵が入ったボールを落として床にぶちまけたり、野菜を食い散らかしたり、キッチンに置いてる全てを倒してめちゃくちゃにする
「何やってんだ!!!!???
邪魔するなって言ってんだろ!!!」
彼らはこうやって俺に怒鳴られて構ってほしいから悪さをするんだ
大人しく向こうに行ったら俺は終わるまで相手にしないのを知ってる
でも、邪魔したり悪戯すれば怒るのを知ってるからそれで構ってくれてると思ってるみたい
「あ~あ~もう」
ピンクの小鳥が卵まみれになって飛べなくなったと騒ぐから俺はその小鳥を手に取り、魔法で綺麗にしてやった
「自業自得だ……ぞ……」
って叱ろうと思ったら、小麦粉が頭に降ってくる
他の小鳥が俺の気を引くのにウサギが小麦粉を倒して中身が減った袋を持ち上げての嫌がらせだ
「……………オマエらな……」
普段はとっても可愛い奴らなのに、相手してやらないと邪魔してくるわ悪戯してくるわで…困った友達だぜ
むしろ友達って思ってるのは俺だけで、コイツらは俺のコトが嫌いでナメまくってんのか?
「もう怒ったぞ!!暫く呼んでやらないからな!!!」
クソ、こんなコトなら使わない食材は出さなきゃよかったぜ
俺は魔法で友達を消し去る
と言っても、天に帰しただけだケド
「クソー…セリカちゃんが帰ってくる前に片付けないとまた怒られ……ッ!?」
片付けようとして動けば見えてなかった生卵を踏んずけて尻餅つきそうになったから手を伸ばした先にはフライパンの取っ手
そのフライパンがなんでやねんって言うような感じに宙を舞って、俺の頭に直撃
その一部始終が俺にはスローモーションに見えてから気絶した
ありえないから…マジで
「うぅ……」
その後、気がついたのは頭に圧迫を感じて
目を開けると仕事から帰ってきたセリカちゃんが俺を足蹴にしていたのだ
「あら生きてるの?死んでるのかと思った」
「おい!俺の頭を足蹴にするってオマエはどんだけヒドイ女なんだ!!!!?」
「それじゃこっちのほうがよかった?」
俺がコイツの足を払いのけると彼女はまな板の上にあった包丁を手に取り俺の目前に突き付けた
「この散らかりは私への嫌がらせ?」
「っ………!」
包丁を突き付けるなんて笑えねぇ冗談だぞ!!!!!
「そんなに私が嫌がるコトをするくらい私が嫌いなら出て行けば」
「いや…俺は……セリカちゃんにオムレツ作ってあげようと思って……」
また失敗しちゃった……
上手くいかない
なんで……セリカちゃんのコトを喜ばせて笑顔が見たいのに怒らせてる
「……………。」
さすがに殺人をする気はないのか彼女は包丁をまな板に置くと俺に蹴りを食らわす
「コンビニで何か買ってくるから帰ってくるまでにちゃんと綺麗に片付けておくのよ」
俺が失敗したからまたコンビニ弁当か…
やっぱやったコトないコトをすぐにやるなんて無理なのか
「………わかった…綺麗にしとくよ………」
俺がそう言うと彼女は財布だけを持って出て行った
「はぁ…もうなんか俺って何やってもダメな奴なんかも」
キッチンを片付ける前にキッチンに置いて行ったセリカちゃんの鞄を部屋に移動させようと思って手を伸ばすと
今日はコンビニじゃなくてBookと書いてる袋がある
「なんだコレ?」
勝手に開けると怒られるかもしれないケド、いつもコンビニ袋なのにコンビニ以外の袋があるのはスゲー気になるコト
俺は丁寧にセロハンを剥がしてこっそり中身を確認してみた
「これって……」
Bookと書かれた袋の中には一冊の本が入ってたんだ
本のタイトルは『牛乳を使った料理』で、中にはグラタンやクリームコロッケと言ったミルクを使って作る料理のレシピがたくさん載っている
「もしかして…セリカちゃんは俺のタメに……?」
いつも仕事帰りにコンビニでご飯買ってくるのに、今日は一度帰ってきてからコンビニに行ってしまった
それって、今日はコンビニ弁当じゃなくてこの料理本から何か作ってくれるつもりだった?
(食材を買ってないのは俺の魔法頼りかと思われる)
「俺が食べれるようにわざわざミルク使う料理の本買ってくるなんて…」
泣きそうだって言うか泣いた
君が本当は優しい子だって知れたから、嬉しい
言葉では表現できないよ
こんな気持ち……スッゴイスッゴイ嬉しい
はじめて、最初にクリスマスプレゼントするのが君でよかったと思えた瞬間だ
それなのに俺は失敗ばっかりして君に迷惑ばっかかけちゃう
「セリカちゃん…」
俺はこのあったかい気持ちのまますぐに追い掛けた
嬉しいアリガトウって言ったらきっと惚けるだろうから
そんなコトは言わないケドさ
セリカちゃんがコンビニに入る前に追いついて俺は後ろから抱き着いた
もう気持ちが高ぶっちゃって!!!
「きゃー!痴漢ッ!!?」
まぁ殴られるか蹴られるかとは思ってたケド、まさか一本背負いとはな…新しい
「ってアンタ!?急に抱き着くなんて、何欲情してんのよ!?
最低!人間じゃなくてもやっぱり男なのね!!」
「そうじゃねぇ!!誰がオマエみたいな凶暴女に欲情するか!!」
って言ったケド、欲情って何?知ったかで返してしまった
「私が可愛くて魅力的だからそう思うのも無理はないケドね」
「何言ってんだ?」
とりあえずこんなやり取りは置いといて、俺は彼女の手を掴んだ
「コンビニ弁当は食べたくないよ、美味しくないもん
帰ろセリカちゃん」
「……………じゃあ今夜はご飯抜き……?」
手なんか握ったら振り払われるかと思ったケド、セリカちゃんはそのまま冷たい手で握り返してくれた
「まさか?」
今日はセリカちゃんと一緒にご飯作って食べるんだ
セリカちゃんがせっかく作ってくれる気持ちを無駄にしたくない
俺のタメにしてくれたコト、いつか何十倍にして返すからね
ますます君に最高の世界で1番幸せになるクリスマスプレゼントをしたくなったな
君のコト、最初は苦手だったケド
だんだん好きになっていく
あっ人としてって意味で恋愛対象の好きじゃねぇからな!!
……一緒に、はじめてだから失敗してもあったかくて愛ある夕飯作ろセリカちゃん
-続く-
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