イヤフォンでCD聴いたら歌詞飛んだ

 CDラジカセが壊れたため、親が修理に出しました。

 でも、新しいCD(J-POP)を買ったばかりなので、早く聴きたいです。

 じゃあ、ポータブルCDプレーヤーを使おう。

 両耳にイヤフォンを装着し、歌詞カードを目で追いながら、初再生。


 ……あれ? 今、4行分、歌詞が飛んだぞ?



 もしや、と思い。

 右用イヤフォンを左へ持っていき、もう一度再生したら、今度は歌が聞こえた。

 つまり、このCDのこの部分、ボーカルの声は、右側からしか流れない。


 ポータブル、英語のリスニングCD用としては、不便を感じたことなかったのだけれど(そりゃそうだ、勉強CDでそんなった録音・再生しても意味がない)。

 音楽CDには、こういう落し穴があるのか!


 ――という経験をして以来、携帯プレーヤーには何となく、忌避きひ感がある。


   ◇


 かなり長いこと、テレビの「ステレオ放送」というのは、イコール「二カ国語放送」なのだと思っていた。違うんだね、「音声多重放送」の中に「ステレオ放送」や「二カ国語放送」、「副音声付放送」などが含まれるんだね。

 物心つく前から片耳難聴の私は、「ステレオ」とか「サラウンド」とかを体感したことがない。音の立体感がわからなくても特に困らないが、どんなのだろう、という興味はある。


 Wikipedia、「ステレオ」のページの説明によると、


・ステレオフォニック: 左右2個のマイクで収録→左右2個のスピーカーで再生

・バイフォニック: ステレオフォニックで収録→左右2個のイヤフォンで再生

・サラウンド: 3つ以上のスピーカーで再生


 だそうである。

 スピーカー再生ならば、音が右から出ようと左から出ようと、最終的に左耳に届けば聞こえるので(「ステレオ」の本領は発揮されないが)、厳密には、私の鬼門はバイフォニックだ。

 ついでに、同じくWikipediaによると、


・モノフォニック: 1個のマイクで収録→1個のスピーカーで再生

・モノラル: 1個のマイクで収録→1個のイヤフォンで再生


との由。


 今時は、ネットで検索すれば、ステレオ(オス)→モノラル(メス)変換プラグ、携帯プレーヤー側でのモノラル再生方法などがヒットする。

 従って、やろうと思えば、ステレオ音源を片耳イヤフォンや、ステレオイヤフォンの片方だけで聴く手段は存在するのだが。


 ……四六時中、右耳からピイイイイ、と鳴っている状況で、そうまでして音楽を聴かなくてもいいや。

 というか、右耳聞こえないのに、左側イヤフォンでふさいでたら危険である。

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