第11話

 護衛の宿舎(柔道場)で寝ていた少年が目を覚ますと、既に日は高く昇り夏の虫が鳴いている。

 開け放たれた扉の外で、白銀の髪をした小さな王子が奇妙な丸い帽子をかぶって、大きな二個の車輪に乗る練習をしていた。

 鉄の車輪の乗り物はバランスが悪くガシャンと音を立てて転び、王子は車輪の下敷きになる。

 思わず助けようと外にでると、少し舌足らずの明るい声が聞こえた。


「おはようニールくん、昨日はゆっくり眠れた? お腹が空いたでしょ。ご飯を準備しているから、顔を洗ったら夏別荘の食堂に行ってね」

「おはようございます、ってカナさま、僕の事はいいので早く王子さまを助けてください!!」


 少年に声をかけてきた茶色い髪の小柄な魔女は、側で倒れた王子を助けもせず見ているだけだ。

 

「自転車の補助輪を外したばかりだから、何度か転ぶのは仕方ないわ。ヘルメットをかぶっているし、肘とヒザにプロテクターをしているから転んでも大丈夫よ」


 カナはのんびりと答えると、腕組みしたままルーファス王子が立ち上がるのを待っている。

 周囲には今すぐ駆け寄りそうなアシュや、木の影から王子を見守る隊長や、夏別荘の玄関前で王子が怪我をしたらどうすると文句いうメイド娘がいた。

 過保護な大人たちに王子の手助けをさせないように、カナは監視しているのだ。


「その車輪の乗り物は、支えがなければすぐ転んでしまいますよ。カナさまは魔女だから乗ることが出来るのです」

「誰でも練習すれば自転車ぐらい乗れるわよ。えっ、もしかしてニールくんも自転車に乗れないの?」


 なんとか倒れた自転車を起こしたルーファス王子は、カナと少年が仲良さげに話しているのを見て苛だった声を上げる。


「オヤカタ、オヤカタ!! このジテンシャは真っ直ぐに進まないし、すぐ倒れる。

 きっと車輪がゆがんでいるんだ。オヤカタの新しい白いジテンシャと交代しろ」

「私の自転車は、王子が乗るには大きすぎるよ。ほら見てごらん、ワタシならちゃんと真っ直ぐ進むわ」


 王子が「自転車が悪い」と言い出したので、カナはその目の前で小さな自転車に飛び乗ると広場の周囲を走りだした。

 白いレースのミニドレス風チェニックに、緩くウェーブした長い髪が風になびかせながら、自転車のハンドルを手離してみせる。


「ワタシは小学生の時にはウィリーで広場を一周できたし、一輪車だって乗れたんだから。少し頑張って練習すればこれぐらい簡単に出来るようになるんだけど、王子は自転車乗りを諦めるのね」

「ううっ、そんなこと……だってオヤカタ」


 朝早くから自転車の練習をしているが、バランスがとれず転んでばかりいる王子は早くも挫けそうになっていた。

 そしてカナが自転車に乗る姿を見た少年が、興奮した様子で声をかけてきた。


「それでは僕のような平民でも、練習をすれば車輪の乗り物を操ることが出来るのですか?」

「そうよニール君、妖精森に遊びに来た子供はみんな大叔母さんにシゴかれて、ちゃんと自転車を乗れるようになったわ。でも王子は……このままじゃ自転車に乗れないね」


 カナは王子と少年を見比べると、鼻で笑う仕草をする。

 小さな自転車を取り上げて少年に持って行くのを、ルーファス王子はカナの腕にしがみついてとめた。


「僕はジテンシャの練習に少し疲れただけで、乗るのを諦めるなんて言っていない。オヤカタと一緒にジテンシャで走りたいんだ、だからジテンシャを返して」


 白銀の髪に大きなルビー色の瞳、少し勝ち気な顔立ちをしたルーファス王子が涙をためながら上目使いでカナに訴える。

 少しいじめすぎたかと心の中で思ったカナは、王子を抱きしめると背中をポンポン叩いた。

 カナは小さな自転車を王子に返すと、しばらくしてニール少年のために雑貨店のリサイクルコーナーに置かれていた中古マウンテンバイクを持ってきた。

 王子とニール少年のふたりは、昼食後から夢中で自転車の練習をして、気がつくと陽が傾き夕刻前になっている。

 昨日カナが妖精森の入口に倒れている少年を見つけてから、二日が過ぎたのだ。


「二人とも、自転車のバランスが取れるようになったね。ニール君、さっきコンおじさんから連絡があって、もう大丈夫だから家に帰りなさいって言っていたわ。お爺さんが待っているそうよ」


 カナが知らせると、ニール少年は今すぐ帰りそうになり、それを引き止めるのに一苦労した。

 帰宅準備をさせて、妖精森の入り口までカナとアシュが少年に付き添う。

 少年に貸した赤い自転車の荷台には、米や缶詰やハムなど大量のお中元が乗せられている。


「ありがとうございますカナさま、僕の家にはほとんど食べ物がなかったのです。大魔女から頂いた贈り物があれば、しばらく食べる物に困りません」

「カナさま、子供をひとりで帰すのは心配なので、私が少年を村まで送って行きます」


 本当はルーファス王子も少年の見送りに来たがったが、アシュがなだめて王子の代わりに来た。

 アシュの腕にはアチラの世界に渡ることのできる白い蛇、王子の守護獣がブレスレットに変化してはめられている。

 実は彼女はエレーナ姫から密命を受けていた。

 妖精森の一日は外の世界では十日の時が流れる。という事は、自分たちがここに逃げ込んでから外の世界は三ヶ月も時間が過ぎている。

 妖精森周囲に陣取るクーデター軍の動向を探るため、少年の同行を申し出たのだ。


「ニールくん、お土産の果物は今日中に食べてね。それとおうちが落ち着いたら、また夏別荘に遊びに来てちょうだい。ニールくんはルーファス王子と歳が近いから、遊び相手になって欲しいの」


 カナの言葉に少年は深々と一礼すると、自転車を押して急ぐように妖精森の入り口のトンネルに入っていった。

 手を振って少年とアシュを見送ったカナは、少し考えると駆けだした。


「ちょっとワタシも、後ろからこっそりついて行こうかなぁ」


 カナはふたりの後を追いかけて妖精森の入り口を出たが、目の前の広場には白いワゴン車が一台停まっているだけで、少年とアシュの姿はなかった。


 ***


 女騎士アシュとニール少年が妖精森を出ると、そこは黒々とした不気味な沼地と彼方まで薄く雪化粧した荒れ地が広がる元の世界だった。

 妖精森の周囲に陣取っていたクーデター軍の姿はなく、地面には巨大な鍵爪の獣の足跡と、何かが引きずられ大勢の人間たちが逃げる足跡が記されていた。


「これはどうしたのだろう。クーデター軍は撤退した様子だ」


 荒れ野の所々に武器が投げ捨てられ、アシュはまだ使えそうな武器を拾いながら自転車を押すニール少年に訪ねた。

 少年も何が起こったのか見当がつかず、しかし地面に残った鍵爪は巨大モンスターが暴れていたと分かる。


「僕の村が心配です。若者と子供たちは村から逃げ出したけど、まだおじいさまたちが残っている。村が軍隊やモンスターに襲われていたらどうしよう」


 少年は自転車を手放すと急いで村の方向へ駆けだし、アシュは慌てて倒れた自転車を起こすと少年の後ろ姿を追った。

 荒れ野の真ん中にポツンと存在する寂れた村は、老人だけが残っていた。

 少年は息を切らしながらも全力で走り続け、村にたどりつく。

 人気のない閑散とした村は荒らされた様子もなく、そして可愛い子犬の鳴き声がすると、黒い豆柴が尻尾を降りながら少年のところに駆けてきた。


「えっ、ケルベロスさまがどうして僕の村にいるんだ?」


 足下でじゃれつく黒の豆柴を抱き抱えると、少年は顔をペロペロ舐められた。

 しばらくケルベロスを撫でて、それから村の入り口に建つ村長である祖父の家に入る。


「おじいさま、ご無事ですか。ニールは帰ってきました」


 すべての窓を閉めカーテンを降ろした暗い家の中で、背を丸めソファーに腰掛けていた老人は、少年の姿を見ると驚いて立ち上がる。


「お前は、まさか、おおっニール。無事だったか!!

 妖精森に入って十日以上経っても帰ってこないから、ワシはてっきり【始祖の大魔女】に捕らわれ死んだと思っていた」

「おじいさま、僕は妖精森の大魔女の館で一晩お世話になりました。僕が村を出てからまだ二日しか経っていないはず。まさかその間に、村では十日以上過ぎたのですか?」


 大切な孫を失ったショックで、生きる気力を失いふさぎ込んでいた祖父は、帰ってきた少年を抱きしめると大声で泣いた。

 家の中が真っ暗だったのは、孫の死をいたみ喪に服していたからだ。

 少年は涙をこらえて祖父を安心させようと励ましていると、女騎士のアシュが館の中に入ってきた。


「ニール君はなかなか足が速いな。この私の足でも追いつけず、姿を見失いそうになったよ」

「ごめんなさいアシュさま。僕は村が心配で、魔女カナさまから頂いた荷物を投げ捨てて来てしまった」


 少年は落ち着いた祖父をアシュに紹介して、妖精森の中で【始祖の大魔女】代理の魔女カナに助けられた話をした。

 老人は孫の話に納得したようにうなずくと、少年が妖精森に入った後、地獄の魔犬ケルベロスが現れて軍隊を襲い、領主の魂を食べたがマズくて吐き出した話をする。

 村長が拾った領主の魂は、夜中に気味の悪い声で泣くので瓶に詰めて領主の館に戻したという。

 その驚く内容に、アシュとニール少年は互いに顔を見合わせる。

 カナは領主に対してとても怒っていたが、まさかケルベロスに命じてクーデター軍を壊滅させ、領主の魂を食わせるとは。

 アシュは背中に冷たい汗を感じた。


「カナさまは少女のように愛らしいお姿をしていながら、怒れば情け容赦なく呪いを行使する。本当に恐ろしいお方。ああ、カナさまこそ真の魔女です」


 村にケルベロスがいるなら、クーデター軍に襲われる心配はない。

 そして冬の貯えが尽きた村に食料は残っていないはずなのに、村長に飢えた様子はなかった。


「そういえばおじいさま、若者と子供たちにすべての食料を持たせたから村に食べ物は無いのに、どうやって十日以上暮らしていたのですか?」


 老人は孫の顔を見ると穏やかな笑みを浮かべ、部屋の片隅を指さした。

 そこには夏別荘で見た大魔女の贈り物、米や食料品のお中元の箱が山のように積まれている。


「これを見てくれ。ケルベロスさまが毎日村に贈り物を持ってきて下さるんだ。おかげで残された村人は誰一人飢えることなく、今年の冬を乗り越えられる。逃げたクーデター軍兵士の中にも、領主がお前に行った仕打ちに怒りワシ等の味方に付く者もいる。もう村は安心だよ」


 老人の話を聞くとアシュは身を乗り出してきた。

 アシュの穏やかだった気配は凛とした眼光鋭い女騎士に変化し、固い口調で老人に問いかける。


「私は味方に付いたクーデター軍兵士に会いたい。現在の詳しい戦況が知りたいのです。それにしても姫様や王子だけではなく、村人まで心配りをするとは、なんて慈悲深い【始祖の大魔女】と魔女カナさま。このご恩に報いるためにもクーデター軍を退け、エレーナ姫とルーファス王子さまを王宮へ無事お帰りできるようにしなくてはなりません」

「我々は孫を助けてくださった妖精森の魔女に感謝と、エレーナ姫さまのルーファス王子さまに忠誠を誓います。女騎士さま、どうかクーデター軍を操る宰相を討ち滅ぼして下さい」


 まだ足下はおぼつかないが強い意志を宿した老人と、その背中を支えて立つ少年も顔を上げるとアシュを見て力強くうなずいた。

 しばらくすると噂を聞きつけた村人たちが館を訪れ、ニール少年の無事を喜んだ。

 その中で「土地は【始祖の大魔女】に呪われたのではなく、元々荒れ地を大魔女が豊かな森にした。それを領主が開墾したせいで大地は豊かさを失った」という話をしなくてはならず、村人たちは落胆し更に領主に対して怒りを募らせる。

 アシュはクーデター軍の動向を探るため村人にも協力をあおぎ、アシュ少年と村長の住む館に滞在することになった。


「お爺さま、魔女カナさまから妖精森の果物を頂いてきました。この果物は貴重な白桃で、とても甘くて滋養強壮になるそうです」


 心労気味の祖父に果物を渡すと、金剛石のように光り輝く果物から上品でさわやかな香りが漂い、老人は喜んで食べる。


「おお、果肉は瑞々しく蜜のように甘い、これまで食べたどんな果物より美味いぞ。体がなんだか温かくなって、おや、腕の痺れが収まってきた」


 老人は加齢から右手が不自由になって、白桃を握る手が震えていた。

 しかし桃を食べた途端、手の震えがぴたりと止まり、椅子から立ち上がると丸まった背中がしゃんと伸びた。

 目の前の村長が突然若返ったように変化して、村人たちは驚きの声を上げる。


「なんだ村長さん、それは魔法の果物なのか? ちょっと俺にも分けてくれよ」

「これは妖精森の魔女カナさまから頂いたもので、今日中に食べるように言われました。まだ沢山あるし村の皆で食べよう」

「ああ、久々に新鮮な果物を食べたよ。妖精森の中には、この他にたくさんの果物が実っているのか。うらやましいな」


 そして村人たちは村長からお中元と白桃を分けてもらい、沢山の荷物を抱えて自分の家に帰る。

 その道途中、一人の老婆は枯れ木の根元に腰を下ろし、休憩しながら白桃を食べて、種を木の根元に捨てた。

 すると種は地面の割れ目に挟まり、しばらくすると割れ目の奥に落ちていった。

 翌日、老婆の休憩した場所に、濃い緑の葉に黄金色に輝く実をたわわにみのらせた『金剛石の雫』の木が生えているのが見つかり、村は大騒ぎになる。


「この世界と妖精森は時間の流れが違い、妖精森の一日は十日、十日は百日になる。妖精森に迷い込み数年暮らした若者が、村に帰った途端、百歳の老人になったという昔話がある」

「もしかして老婆が捨てた種も百歳になった老人と同じで、一晩で百年分成長したのですか。それならカナさまから貰った果物の種を植えれば、瞬く間に成長して実を付けるかもしれません」


 村長は村人を集め、昨日食べた果物の種を植え始めた。

 昨日まで杖をつき歩いていた年寄りが、大きな鍬を地面に振り下ろし穴を掘っている。

 背中を丸めていた老婆は、頭に重たい水瓶を乗せて軽々と運び、種を植えた場所に水をかけていた。


「昨日果物を食べた村の老人たちも、おじいさまのように若返っています。僕も妖精森で食事をごちそうになって、一晩寝たら元気になりました」


 ニール少年がアシュに話すと、彼女自身も森に逃げ込んだ時は疲労困憊だったのに、妖精森の果物を食べた翌日には疲れが消えた事を思い出した。

 病んだ年寄りがこれほど元気になるのなら、『金剛石の雫』を味方の兵士に食べさせれば、敵を打ち破る力を得られるはずだ。

 

「この事は極秘に、『金剛石の雫』は村の中で育てましょう。村はケルベロスさまが守って下さるから、逃げた若者や子供たちも呼び戻せます」


 それから女騎士アシュは、現在の戦況を知るために味方に付いた兵士から話を聞いた。

 エレーナ姫たちが城を焼かれ逃亡した後、国王軍は北の戦いを停戦に導くと、その勢いのまま宰相が支配する王都に向かう。

 素早い国王軍の立て直しに慌てた宰相は、無理やり王座に就く儀式を行おうとした。

 しかし人間族の宰相は、妖精族の魔力と豪腕族の体力を持たず、秘儀の施された王の間の扉を開ける王座に就くことができなかった。

 クーデターの共犯である第三側室の姫は人間で魔力を持たず、捕らえた第一王妃は高齢で魔力と体力が衰えている。

 王の間の扉を開くには、第二側室のエレーナ姫とルーファス王子の魔力が必要だと知った宰相は、クーデター軍を辺境の妖精森に向かわせたのだ。


「国王軍は王都のすぐそばまで迫り、数日の間に都を取り戻すでしょう。宰相はすでに都から逃げ出し、反王族派最大貴族の領地に逃げ込んでいます」

「反王族派最大貴族とは、この妖精森の隣の領地。ケルベロスに襲われ撤退したクーデター軍がそこに再集結しているなら、今度は宰相が直接出てくるのですね」


 宰相はエレーナ姫とルーファス王子を諦めるどころか、ふたりを人質にして王の間の扉を開く妄想に駆られている。

 村長の館でアシュと兵士の話を聞いていたニール少年は、兵士が帰った後しばらく何かを考え、決意した表情でアシュに話す。


「アシュさま、どうか僕もこの戦いに参加させて下さい。姫さまと王子さまと、魔女カナさまから頂いたご恩に報いたいのです」

「それならニール君は、車輪の魔物(ジテンシャ)を乗りこなせるようなってください。そして私にも車輪の魔物の扱い方を教えて欲しい。ここにいる馬はケルベロスさまの気配に恐れ慄き、腰を抜かし立つことも出来ない。だから車輪の魔物を乗りこなせれば、馬代わりに敵より早く移動することが出来る」

 

 その日からニール少年は自転車に乗る猛練習を始め、自分がある程度乗れるようになると、アシュにそのコツを教えた。

 アシュは情報収集をしながら、『金剛石の雫』を与えることで味方の兵士を増やしてゆく。

 村に若者と子供たちも戻ってきた。

 時々夜盗と化した兵士が村を襲うが、ケルベロスが敵にじゃれて遊んだ。



 ほぼ一ヶ月が過ぎ、長い冬が去り荒れ地にも若葉が芽吹く頃、宰相がクーデター軍を率いて再び妖精森に攻める準備をしているという報告が入る。


「この事を早く、エレーナ姫と魔女カナさまに知らせなくては!!」


 アシュとニール少年が妖精森に戻ってきたのは、あちらの世界では三十日、妖精森の中ではわすか三日間の出来事だった。

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