6手目・将棋上達の心得(将棋経験者向け

 最近将棋ウォーズに熱中。これまでは専ら将棋倶楽部24を主戦場にしてきたのだが、ちょっと行き詰ってきたので浮気してるつもりが割と本気になって、2月は課金して一気に初段から2段に上がるぞ、という気持ちになってしまった。


 この二つの有名ネット将棋道場、棋力の互換にかなりの議論がされてきているようで、サンプルを提供すると私は24の最高Rが1090、適当にネットサーフィンをして議論を読んでいると私はなるべくして2段で打ち止めになっているという感じだ。実際2段の上位、3段とマッチングすると明らかに私より強い。最初のうちはこんな格上とマッチングしてもボコボコにされるだけであまり得る物がない様な気がしていたのだが、少し考えが変わってきた。


 凡才である私はこの十年幾度となく棋力の停滞を味わってきたのだが、数少ない成功体験を思い出すと大体R300、600,900でカカっと上がるときは適切な成長目標を自分に設定できた時が多かったのだ。読者の気力向上に役立ててもらうために書いておくと、300~の時はしっかり時間を使う(将棋が壊れにくくなりました)、600~は簡単なことを間違えないように(3~7手詰を大事にしました)、という感じだった。今でも自分の中で現役の格言だが、この設定は明後日の方向からやってきたわけではなく、少しだけ上手の人を観察して弾き出しているので伝えるべきは「自分より少しだけ強い人と自分の違いを見つけて埋めていく」ということなのかもしれない。ウォーズは24より格上と当たりやすいので、観察する場に適していると思う。


 さてここ最近ウォーズ3段~の人を観察していて感じるのは「早くて正確」ということだ。自己分析の現状は「早くてそこそこ」「時間をかければそれなりに正確」というもの。個人差はあると思うが、自分で設定した手に負える目標を掲げた方が少し練習に取り組みやすいモチベが作れると思う。同時に練習中にこれまでとほんの少しだけ違う習慣も入ってくると思うので、そういうものが思いついたらどんどんやってみてはどうだろうか?

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将棋を指して、書いて、また将棋を指す(打つ、じゃないぞ やかん @doronoscientist

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