第4話
「お前あの魔法の事を知ってるだと」
「うん、知ってる。昔見た事があるけど、使う事は禁止するって」
「なんでだ、いや、待て摩耶ってまさか、あり得るのか」
「どうしたの?」
「今日は自主練だ。ちょっと知り合いのところ行ってくる」
「行ってらっしゃい」
偽羅はぶつぶつと喋りながら歩いて行った
おいおい、まじかよ。聞いてないぞ。あいつ言い忘れてたな。
偽羅は学園を出てから走って森に向かった
森に入りそのまま真っ直ぐ進むと洞窟があった偽羅はそのまま進み扉の前に着いた
「おい、扉を開けろ少し話がある」
「侵入者発見ゴーレム起動」
「門番のゴーレムを壊さないと進めないのかよ」
ゴーレムが殴りかかってくるがそれを避けて昔真似た魔法でゴーレムを砕いた
「とっとと起きて開けろ。禁忌の魔女」
「その名を使うか偽羅よ。どうした何を騒いでいる」
「その言葉遣いはやめろリーラル・セイム。魔女の生き残りについてだ」
「生き残り?たしかに居るけどそれがどうしたの?」
「先祖返りだ。それも前世の記憶がある。名前は轟摩耶、俺の相棒で日本に存在したお前の義理の姉である蒼井摩耶の生まれ変わりだ」
偽羅が真剣に答えた。
リーラルは驚き急いで扉を開いた
リーラルは金髪の子供のような姿をして居るが最初の魔女の1人なので歳はかなりいってるこの場所を護ってるので不老不死になり留まっている
「どう言う事?なんでその轟摩耶って子が姉さんの生まれ変わりって思うの」
「禁忌の魔法と呼ばれるあれを教えたのだが知っていると言っていたそれも昔見た事があるとも」
「本当に?というより人に教えたら駄目だって言ったよね」
「魔女だったし結果オーライだろ」
「明日、その子呼んでここに来て、本当に姉さんの生まれ変わりなら秘術を使える」
リーラルは扉を閉める
偽羅はそれを確認して戻っていった
摩耶が本当に生き残りでそれも生まれ変わりなら秘術を使える筈だ。国不明の謎の2人組といい最初の魔女の1人の先祖返りといいこの世代は面白いなぁ昔より楽しそうだな
学園に戻り摩耶に明日リーラルのところに向かう事を伝えた
「魔女?私が?」
「そうだ。生まれ変わりでもある」
「ないない、私が魔女って」
「ならあの魔法を何故見た事がある?あの魔法は魔女が隠して護っているものだ」
「そんな凄い魔法なの?じゃあ私は魔女なんだね?というよりなんでそんな魔法を偽羅は知ってるの?」
「長くなるから明日話そう」
「分かった。特訓するよ偽羅」
「あぁ、始めよう」
摩耶はなんとか納得して特訓の準備を始めた
偽羅は扉の方を睨むが誰もいない
誰もいないのか今の気配は気のせいか?特に害が無ければ無視するか
「どうかしたの?」
「いや、なんでもない。特訓するぞ」
偽羅は特訓の準備を手伝い特訓を始めた
扉の外に黒い服の2人が立っていた
「バレた?」
「いや、バレてはない。気配を消した筈なんだけど一体何者なんだ彼は」
「日本最強の学園戦領学園を追放されているけどテロリストを1人で制圧していて3人を殺した。そして戦領学園に乗り込み宣戦布告をした」
「弱いから追放されたと聞いたのにおかしいよね。あの殺気は、実戦経験がある奴の物だよ」
「能力がコピー能力だから追放された筈、でも戦領学園も馬鹿だね。彼を追放するなんてね」
「是非、仲間にしたい」
「まずは、様子見、次の刺客をどうやって倒すかな。負ければそれまで勝てれば仲間にする又は仲間になる」
2人は偽羅を見て姿を消した
偽羅と摩耶は3時間程特訓をしてから解散をした。偽羅は学園長と軽く会話をしてから学園を出た。
軽く情報が手に入った。謎の2人組は別々の国出身で何かしらがあり捕まりそうになって警察を殺して逃げたらしい強すぎる為捕まえる事が出来ず困っていたら大会に参加したしたいと言っていたので急いで日本でシード枠を作り参加させたらしい。それも1回目ではなく2回目の大会で捕まえるつもりらしい。やめてくれよ。せっかく楽しみにしてる勝負が出来なくなったらどうするんだよ。
遠くから2人が見ている
「次の刺客はいつ来るんだ?」
「明日の筈」
「そう、なら遠くから見よう」
「うん、彼はどう思うかな。今までの経緯を説明されて捕まえようと思うかな」
「大事な所を何かしらって隠す必要あったか?」
「聞かれたら答える」
「わかった。明日楽しみだね」
2人は笑いながら偽羅を見る
偽羅は2人がいる方向を向いて睨んだ
2人は、すぐに立ち上がり消えた
偽羅は、何事も無かったかのように帰って行った。
聞こえてるんだよなー謎の2人組よぉ
まぁ明日の事だし早く帰って風呂入って飯食って寝ようかな。さぁて明日は色々とありそうだな。面白そうだがつまらなければ潰そう
翌朝
「行こうか。魔女に始めて会うだろ」
「うん、その魔女って何者なの?」
「最初の魔女、まぁ、簡単に言うと最初に魔法を作った人物って事、昔は、人間は魔法を恐れ魔女を嫌い魔女を追い払い殺した」
「今は、魔法を使ってるのに?」
「そうだ。まぁ、人が使ってる魔法って魔女が作った魔法の劣化版を使ってるだけだ」
「魔女に勝てないの?」
「勝てない。魔女は抵抗をしなかっただけで抵抗をすれば人は何億と死んだだろう」
「人間じゃないの魔女って」
「人間だよ。ただ俺はわかるために使っているだけで魔女を嫌ってはいない。むしろ魔女側の人間だしな」
「そうなの。私は魔女側?人間側?どっちだろう」
「それは、後で自分で決めろ。着いたぞ」
洞窟に着いたので偽羅が止まり摩耶に言った。摩耶は止まって前を見て驚いていた
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