第2話

特訓を始めて1時間程度経った

摩耶は倒れて居た

偽羅は、立って摩耶を見ている


「強すぎない」

「弱いよ。前の学園では最弱と言われていた」

「どこの学園なの。君が最弱なんて言われているのは」

「No.3戦領学園」


偽羅は淡々と答えた

摩耶は驚き固まっている

そこまで驚く事か?俺がNo.3の学園に居た事が


「どうした?そんなに驚くか?」

「No.3ってそこまで強いの!私じゃあ勝てないよね」

「勝てる。1回目は参加しないで見るだけにする。2回目は参加するが勝てるか分からない」

「そうだよね」


摩耶は落ち込んでいる

摩耶は自分のせいで負けると思っているようだけども違うのだがまぁ、良い。強くなる意思があるか聞いてみないとな


「あぁ、これを聞いてお前はどうする。選択しろ、戦うか戦わないか」

「戦う。私は戦って勝つ」

「良い返事だ。俺が戦い方を教えてやる。続けるもやめるもお前が決めろ。少し経ったら特訓を再開するぞ」

「はい!お願いします」


その後2時間くらい戦闘をして戦い今日は解散した

翌日の朝から晩まで特訓を行った


摩耶の特訓


まずは魔法の使い方や戦いでどのように使うかを考える事に2時間程度使い


肉弾戦は偽羅自身が相手になり実戦で武術を叩き込む事に2時間


休憩を1時間挟んでから特訓を再開する


未来視の使い方を習慣にするために肉弾戦中に発動して慣らした。慣らすためなので戦闘30分休憩20分を2セット行った


その後魔法と能力を使い完全に実戦と同じ状態で2時間戦い残りの4時間を自主練で時間が経ったら解散になっている


「ねぇー、偽羅」

「どうした?やめたくなったのか」

「違うよー君の元相棒が気になってね」

「元相棒?あぁ、あいつかそれがどうした」

「どんな人なの?」

「実力主義者だ。俺の事嫌いだったよあいつは実力が無いのになんでこの学園にいるって言われてた」


元相棒は偽羅を完全に嫌って居た為相棒は名ばかりで別の奴と組んでいた

俺としてはあいつも叩き潰したい


「じゃあ、勝たないとね」

「そうだな。多分あいつはあの学園の生徒会長と組むだろうから丁度良い」

「名前は?相棒の敵だから知りたいんだよね」

「どっちのだ」

「両方」

「生徒会長の方が長門聖奈で元相棒が佐久間椎奈だ」

「長門聖奈と佐久間椎奈ね。覚えた」


その後雑談をして解散した

摩耶とあいつらは出来る限り合わせたくないな。大会で会うならともかく学園に来るなんてことは無いよな?無い、よな

翌朝

学園長室にて


「すいません。朝に呼び出してしまって」

「いえ、何があったんですか?」

「この学園に昨日テロリストと名乗る集団が入ったんですよ」

「学園に!なんでテロリストが?」

「それは、学園を壊されたくなければ東堂偽羅を今後一度も大会に参加させるなと」

「俺を?ちっ、あいつらの仕業か?まぁ、良いや、摩耶生徒を学園長室に集めといてくれ」

「分かった。無茶はしないでよ」

「分かってる、心配するな。すぐに終わらせる」


偽羅はテロリストがいる体育館に向かった

摩耶は生徒を集めて学園長室にいる


「テロリストども、お前らは誰に雇われた?」

「教えるとでも、まぁ、少しは教えてやるよ。お前の事が嫌いな連中さでどうする答えろ参加するか参加しないかを」

「大体何処の誰かは分かった。答えは参加だがな」


偽羅はテロリストに突っ込んでいく

今まで見てきた格闘技や武術を織り交ぜながら戦い何とかテロリストを倒したがひとりのテロリストが笑いながら喋った


「馬鹿が学園を壊さなくとも生徒達を皆殺しに出来る」

「はぁ?くっそ、しまった」

「今更遅いぞ。相棒を失えばどちらにせよ参加できない」


偽羅は急いで学園長室に向かう

テロリストが3人ぐらい武装をして囲んでいる。今のところ怪我は無さそうだが摩耶が捕まっている


「摩耶を離せ」

「ぐっ、はやいな。まあ、こいつが相棒か。殺さずに遊ぶのも良いな。取り敢えず腕でも切るかな」

「いや、助けて」

「ふざけんな」

「お前らそいつを殺せ」

「了解」


テロリストのうち2人が銃を構えた

偽羅は、抵抗したが撃たれてしまった


「がはっ」

「偽羅、嘘、偽羅」

「偽羅さん」

「終わったか。まあ、こいつらはほっとくか。この摩耶とやらは連れて行くけど」

「痛いなぁ、貴様ら俺を撃ったならまだしも摩耶を連れてこうとした。その罪は重いぞ」


偽羅は立ち上がりテロリストを見た


「殺せ」

「了か…」

「どうした?何!」

「雑魚が意気がりすぎなんだよ」

「がはっ、貴様何をした」

「暗殺拳、真似は出来るが危険だから使うのを避けてたんだよ」


偽羅は2人の心臓を止めリーダー格の男の内臓を破壊した。3人は倒れてすぐに死んだ

摩耶がすぐに近寄って来る


「元最弱舐めんなよ」

「偽羅、撃たれてたけど大丈夫?」

「心配ない外れたし貫通しているから、摩耶こそ怪我はないのか」

「大丈夫、病院行かないと、ねえ、今回の件って戦領学園だよね」

「多分な。ここまで俺を嫌っているのは戦領学園ぐらいだろうしな」

「明日、少し話をしに行こうよ」

「摩耶どうした?」

「少し怒ってるだけだから心配ないよ」


怖がっててもいいと思うのだが現に後ろの連中は怯えてるしさ

中々肝が据わってるなこいつ

俺の相棒としては文句無いというより勿体ないくらいしっかりとしているからあいつらには合わせたく無いな


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