僕がすべきこと

目が覚めた


そこには信じられない光景が広がっていた


この前見た夢と同じ滝


何故か骸骨の模型が13個‍?人‍?

そう、よく学校の理科室に佇んでるやつだ

棒のようなものに吊らされている物もあれば

横たわっている物もある



あ、......


この前見た夢が正夢になったのかと、



この前叫んでた人達だ

滝前で並んでいる

数を数えてみる

僕はそういう事をしないと気に食わないタイプだった

えーーー......っと......‍?


25人だった



え‍?25人‍?


この前26人だった様な......


何回数えても25人だ

1人少なくなってる




今、えっ‍?って思ったでしょ






うん......

ん‍?、うわぁああ!



そこには制服姿の姉がいた

さっきまでは居なかったのに




な、な、何で姉ちゃん

どこから出てきたの......‍?



出てきたっていうか、入ったんだよ


いつもの笑顔で姉はそう答える

最近僕はその笑顔が怖くなっていた


知ってた‍?

あの禁断の部屋の床についてた扉

日記で果たさなければいけない環境に

繋がってるって



果たさなければいけない......‍?



ほら、骸骨も絶望の淵に立った人もいるし、あるでしょそこに



確かにそうだ

だがこれをどうしたらいいのか分からない



姉ちゃんも同じ経験したんだよね‍?

これ、どうしたの......‍?



ん‍?あんなの簡単だよ‍?

その時思ってた辛い事を滝の前で叫んだ

あの時はいじめられてたから

「自由になりたい」って


それで......‍?


他にいた沢山の人達に連れられて

滝の中に飛び込んだ


え‍?


その後意識が無くなって

少し時間が戻ってたよ‍?


まぁ、その後ちょっと苦労したけどね



もしかして、あの夢の叫んでた人って

姉だったのだろうか

あれは、姉の日記上の過去の夢......って事‍?



姉と同じことをすれば良いのだろうか

だが僕はいじめられてもないし

絶望もない

だからこの事を叫んでみる


「あんな部屋、入らなければよかった!」


死ぬかもしれない、だが、

あの人達に引きずられる前に自ら飛び込む









僕は目が覚めたベッドの上だ


枕元には日記が置いてあった


時計に目をやる



7時半、やばい

学校間に合わない

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